2015

Sony PHA-2 を使ってみた

もともとSony PHA-1の耳放ユーザーで、長いことこいつをノートPCにつないで外付けサウンドカードとして使っていた。ノートPC内蔵のサウンドカードのノイズに悩まされずに済むので、使い勝手そのものに不満はなかった。 ところが先日、PHA-1が当時World of Warcraftで同じサーバーの敵陣営にいて、何度も殺してきたあるネコっぽいゲイの男に強引に買い取られてしまった。仕方なく新しく買うしかない。最初はCreative E5を考えたが、あれはダメだという話を聞いた。PHA-3も検討したが、別途電源供給が必要で、自分のノートPCにはUSBポートがそんなにない。結局PHA-2を代替として買うことになった。 届いてみて、やはりソニー様は神と叫ぶしかない。

Chromecast:買ってよかった点と微妙な点

ChromeCastはブラックフライデーに購入した。目的はEMS公式海淘転送のテストだった。実際のところこの転送サービスはかなりいい加減で、米アマゾンで19ドルで買ったこの代物が手元に届くまで1か月かかった。途中で何度も行方不明になったりもした。 とにかく品物は届いた。多くの人が気にしているのはこれで何ができるのか、そして2015年の中国でこれがどう使えるのか、だろう。簡単に書いておく。

『はるかかなた』レビュー

地雷作とは何か? 表面的には良さそうに見えて、いざ手を出したら想像していたものとまるで違う代物で、しかもひどい目に遭わせられて最後に慰めてもくれない、あの坑爹な作品のことだ。 たとえるなら、苦労して女神を落として、さあ事に及ぼうとしたら女神は実は男で、しかも強引に受けにさせられてケツが血まみれになるまで掘られ、最後には捨てられて肉便器としてゲイバーに売られる、あの感覚。 地雷作が与えるものは「騙し」とは違う。騙しはただ弄ばれただけだが、地雷作は弄ばれたうえに縛り上げられて口にクソを突っ込まれるのだ。 『はるかかなた』(遥か彼方)の評価は低いと最初に聞いた。地雷だと。だが私は思った、いくら地雷でもどれほど地雷なんだと? シナリオが息切れ? 展開の説明なし? 絵がクソ? 人がバタバタ死ぬ? それ以上何がある? どんなクソシナリオでも見てきた、そうクソじゃないはずだと。好奇心が湧いて、この地雷がどれほどのものか見てやろうと思った…… だが間違っていた。はるかかなたは確かに合格点の地雷で、地雷を再定義し、私に地雷を再認識させた。 この作品は私を深く掘り、そして笑って去っていった。
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『星織ユメミライ』レビュー

世界は暗い。だが、それだけで光の存在を否定する理由にはならない。 そんな奴を知っている。知り合ったきっかけはやはりネットで、会った当初からこいつは凡庸だと思っていた。どう言えばいいか、その凡庸さは、話はできるけど飛び抜けたところが感じられない、反抗的な個性もなければ人と争うこともなく、いつもニコニコしているように見えて、これといった主張もない。かといって無知なわけでもなく、いろんなことを知ってはいるが、これといって精通しているものもない。 こいつは人生に情熱のかけらもないんじゃないかと思うことがある。でも、ずっと楽しそうなのだ。 将来何がしたいのか聞いたことがある。プログラマーになりたいと彼は言った。「すごいソフトを書くってこと?」と聞くと、彼は否定した。「それができれば一番いいけど、まあ何かを作って誰かの問題を解決できればそれでもいい」と少し間を置いて、「コードを書くのが好きなんだよ。子どもの頃にほとんどの奴がブロック遊びが好きだったのと同じ感じで」と続けた。 それから彼とは連絡を取らなくなった。話していても退屈すぎたからだ。何を言っても受け止めるだけで、自分は平凡な人生を淡々と送り、何かを企てようともしない。大物や凄腕というのは偏執的で狂熱的で、頭が一本気なものだと思っていた。そんな奴は、人混みに放り込んだら見つからなくなる類の人間だ。 だが年月が流れ、ネット越しに無数の大物が立ち回るのを見、何人もの凄腕の曲折した人生の曲線を見てきた。彼らはいろんなことのために奔走し、何かを得ては何かを失った。そこでようやく気づいた。情熱のかけらもないあの男のほうが、かえって一番幸せな人間になっていた。

『SINCLIENT』レビュー

SINCLIENTはBOOST5開発のギャルゲー……ああ、正確に言えばギャルゲーじゃないな。18禁内容のあるビジュアルノベルだ。選択肢も分岐も一切なく、最初から最後まで一直線に進む。 ボリュームは長くはないが、決して短くもない。二章構成で、序章とbabylonという本編に分かれている。クリアして思ったことが一つある…… それは、このゲームの序章と本編Babylonがまったく噛み合ってないってことだ。別ゲー……別シナリオ……厳密さで言えば別の水準だ。

UE900 の正直な感想

初めて1000円以上のイヤホンを買おうと決心したとき、買ったのがUE TF10だった。F807も買ったし、これからはFlacで聴くんだと決めたから、それなりにいいイヤホンを合わせるべきだと思ったのだ。 そうしてこのTF10は長いこと俺に付き合ってくれた。その音の特徴はもうこれ以上ないくらい熟知している。強力な楽器表現、強力な解析、リズムのある低音、そして……低音と楽器に埋もれるボーカル、それからどうやってもなかなか入らない装着感…… 2年後、TF10の片側ユニットがついに壊れていることに気づき、泣く泣く手放すことになった。US仕様だったし、市場にも新品のTF10はもう売っていない……仕方なくER4Pを聴くことにしたが、それでもあの攻撃的なTF10の音が恋しくなることは避けられない。ER4Pと比べれば全然抜けが良くないが、ロックを聴くのは本当に良かった。その後、メルカリで安くTF10のユニットを落札して付けてみたが、首を振るしかなかった。あんなに安いのはたぶんジャンク品で、解析はあるものの、音がかなり篭もっていた…… ではTF10の後継者、UE900の出来はどうなのか。

『翠の海』レビュー

『翠の海』を知ったのは2年前。ゲームCGの1枚を見かけて、月明かりの下のヒロインがあまりに綺麗だったから、もっと何枚か探そうと思って検索してたら、CGがおかしなことになってるのに気づいた。同じポーズでヒロインが血の付いた包丁を握ってるCGがある。ああ、はいはい、分かった、闇落ちヒロインの設定なんてそこら中にあるし。調べるとどうやら漢化組が翻訳中らしい。じゃあ中国語版を待とう、と待って待って、待ちに待って、俺みたいな雑魚が生肉に手を出し始める頃になっても漢化の報せは来ない。仕方ないから本体に手を出した。 このゲームについてはあまり知らなかった。プレイ前にざっと見た感じ、評価はおおむね好評。ただ誰もシナリオには触れてなくて、選択肢を間違えると死ぬ、とだけ書いてあった。 「男主が死ぬくらい大したことじゃねえだろ。」 というわけでゲーム開始。

『紙の上の魔法使い』レビュー

この世界には魔法が存在するし、魔法の本だってある。魔法の本っていうのは魔力を帯びた存在で、書かれた物語は悲しかったり嬉しかったり、宙ぶらりんだったり呆気なかったり……別に珍しいことじゃないかもしれないけど、魔法の本と呼ばれてる以上は「魔法」な部分があるわけで。 「魔法の本を開けば、書かれた物語があなたのそばで実際に繰り広げられる。物語が本の結末まで進むと、魔法の力は消える」 すごい話だけど、魔法の本がもたらすのは幸せばかりじゃない。むしろ現実に迷惑をかけることのほうが多い。だから游行寺闇子は使命として、本を集めて魔法図書館で保管している。 闇子は游行寺家に嫁いだ女性で、とある事情から一族に疎まれていた。游行寺家は魔法の本と関わりがあるけど、彼らには恐れているものがある。紙上の魔法使いと呼ばれる魔女で、白髪赤眼が特徴だ。疎まれていた日々の中、游行寺闇子と夫は娘を授かった。でもその瞬間、すべてが変わった。