2015

『できない私が、くり返す』レビュー

『できない私が、くり返す。』というゲームには少なからぬ印象を受けた。絵柄やその他の要素のせいではなく、主に「泣ける」「最高」と多くの人が言っているからだ。一般的に多くの人に認められているゲームなら、そう悪くはないはず。六月はゲームも少ないので、その空き時間に遊んでみた。 タイトルが妙だ。私の1歳児レベルの日本語力で判断すると、たとえ私が何度タイムリープしても、何も変えられないという意味だろう。ゲームが始まると、主人公は「漣」というお姉さんから懐中時計を渡される。これは時間を越えて過去に戻れる懐中時計だという。 「でも、タイムリープしても意味はないわ。未来は変えられないから」 未来を変えられないタイムリープなんて、ほとんど役に立たない。漣は懐中時計を渡すとき、繰り返し強調した。 未来は変えられない こうして物語は、お姉さんである漣が死んで5年後、懐中時計を持つ主人公が詩乃という少女に出会う瞬間から始まる。

『LoveRec.』レビュー

ALcotのゲームはあまりやっていないけど、大体の作風は同じ路線で、やや低次元(悪い意味ではなく)なツッコミと日常、可愛い萌えヒロイン、そしてそこそこの質の音楽って感じだ。『Clover Heart』の頃はまだそうじゃなかったと思うけど、『Clover Days』あたりでいつの間にかこうなっていて、Clover Daysに抱いた感想と同じで、どう見ても「大したことない」んだけど「悪くもない」。シナリオは少々陳腐だけど、クソ展開で殴ってくることもない。 LoveRec.の宣伝を見た時、キャラデザを眺めて…… 「うわ、これ杏鈴じゃん」 そう、ヒトミというヒロインはClover Daysの鷹倉杏鈴とほぼ瓜二つ、髪色と瞳の色を変えただけ。仁村有志先生の画風がそうなんだと言えばそうなんだが、「完全に過去キャラを流用して売ってるだけ」感が出るのはなかなか微妙。ちなみに他の二人のヒロインは仁村有志ではないけど、こちらもやや違和感があって、全体としてはClover Daysほど可愛くはない。 ALcotのこれまでの作風からして、ただの萌え売りゲーだろうと思っていた。実際キャラデザやあらすじを見る限りそうだ。でも、終わってみると本当に違う印象を受けた。

『Secret Game:Code Revise 2nd Stage Boosted Edition』レビュー

秘密游戏(Secret Game)シリーズは FLAT が出したバトルロワイアル風味のギャルゲーで、前作の強化版「キラークイーン」Killer Queen はかなり昔に遊んでいて、印象に残っている。 印象に残っていると言っても神ゲーだからじゃない。ただ……あまりにもモヤモヤしたからだ。 主人公がとにかく大聖母で、他人にどう弄られてもやり返さず、それどころか愛と平和を撒き散らすタイプ。現実にこんなお人好しがいたら真っ先にカモにされて身ぐるみ剥がされるだろう。だがそこはゲームの主人公、血を流すことなく生き延び、しかも女とヤってしまう。 このゲームのおかげで私は脚本家の名前を覚えたし、その名前を見ただけで作品のおおよその方向性が分かるようになった。 で、その秘密游戏には続編がある。続編の初代は「秘密游戏2」と呼ばれ、後に Secret Game:Code Revise と名付けられ、さらに PSP に移植される際にシナリオと画質が全面的に改良されて Secret Game:Code Revise 2nd Stage となった。その強化 PSP 版に 18X 要素を追加して PC に逆移植したのが Secret Game:Code Revise 2nd Stage Boosted Edition である。 まあ名前がどれだけ長かろうと、言いたいのは二代目になっても設定は初代と一貫しているということだ。
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『ピュア X コネクト』レビュー

初めて恋愛シミュレーションゲームを知ったのは小学生の頃で、D 版業者から『ときめきメモリアル』なるものを手に入れた。もちろん CD-ROM 版ではなく、「蔵経閣」のロゴが入った CD のフォルダの中にあったものだ。 インストールしてみると名前が「純愛手札」と書いてあって(俺はさらに「純愛手礼」と読んでしまった)、GameZ88 のインストールウィザードに導かれるまま、そのショートカットを Windows 98 のデスクトップに置いた。 しばらくやってみたが、正直よく分からなかった。何せ当時は小学生で、銃をぶっ放してモンスターをぶちのめすのに忙しくて、女の子と落ち着いてイチャイチャするなんて考えもしなかった。毎日わけもなく何人かの女と絡むだけの展開に、納得がいかなかった。 「なぜ戦わない?」「いつ戦う?」——これが頭の中の最大の疑問だった。

『すみれ』レビュー

ネットには「寝たふりをする人間は起こせない」ってことわざがある。 この言葉は俺の嫌いな連中によく引用されるけど、言葉自体に間違いはない。 睡眠はただの休息で、正確に言えば自分が何時何分何秒に寝たかなんて誰にも分からない。コントロールできないからだ。コントロールできない睡眠から呼び覚まされれば、自然と目を開ける。だが寝たふりをする人間は、本当に寝たいわけじゃなく、周りに自分が寝ていると思わせたいだけ。 起きているのに寝ていると思わせるのはなぜか。簡単だ。見て見ぬふりをしたいだけ。起きた後に向き合わなきゃいけないことから逃げたいだけ。 簡単な例を挙げれば、嫌いなやつが話しかけてきたとき、そいつと向き合いたくないし、どう向き合えばいいかも分からないし、断りたくもないし、話したくもない…… 机に突っ伏してぐーぐー寝たふりをする。友達が起こそうとするけど、元々起きているんだから、起きたフリをしないように自分をコントロールする。 「寝たふりをする人間は起こせない」の意味はここにある。寝たふりを選ぶ人間は、そもそも起きたくないから選んでいる。だから起こせないんだ。 ねこねこソフトの15周年記念作品『すみれ』(紫罗兰)は、まさにこの「装睡」をテーマに選んだ。ゲームのOP名がSleeping Pretendなのと同じく、これは3人の女の子がいろんなことに向き合うために寝たふりをする物語だ。

Nillkin ワイヤレス充電パッド をしばらく使った感想

前から悪いクセがあって、夜にものを充電して、次の日に持ち出して使い、また次の日の夜に帰ってきてから充電する、というのを繰り返していた。 来る日も来る日も、堂々巡り。 このクソめんどくさい癖のおかげで、製品を買うときのバッテリー持ちの条件は「一日使えること」になっている。 Nexus 6 はバッテリー容量はそれなりにあるけど、持ちはそんなに良くない。たぶんあの 2K 画面の代償だろう。 以前の Nexus 6 はちょうど一日分、夜に家に帰ってランニングする分まで含めて足りていた。でも最近、Moto 360 と Android Wear の一連のアップデートがじわじわとバッテリーを食い始めた。Batterystatus で Bluetooth による消費電力の大きさを見たとき、ちょっとどうしていいか分からなかった。こうなると、家に帰った時点で残り 20% しかなくて、その後のランニングすら危うい。つまり職場で何か充電する手段を探さないといけないわけで、「一日一回充電」の強迫症の自分としては引っかかるものがあった。 そこで、他の人は充電できるときに挿しっぱなしにしているのか?と思って G+ で聞いてみたら、大半がそうだと分かった。Nexus 6 は普段ずっとワイヤレス充電で、家には Lumia の QI 充電パッドを置いてある。それならもう一つワイヤレス充電パッドを買えばいい。

『アイドル魔法少女ちるちるみちる 前篇/后篇』レビュー

『アイドル魔法少女ちるちるみちる』はグリザイアの果実と迷宮・楽園のスピンオフ。名前を見れば分かる通り、同じ世界観と設定を使った魔法少女の萌えゲーにすぎない。 それでも分からんというなら、まあ『Fate』本編と『プリズマ☆イリヤ』の関係みたいなものだ。 ネットでの評価は高くない。ざっくり分けるとこんな声が多い。 1、シナリオが陳腐で既視感がひどい。しかも抜けない。 2、プレイ時間が短い上に上下巻に分かれてる。しかも抜けない。 3、OPとEDの使い回しが多くて明らかに手抜き。しかも抜けない。 4、二本分の値段で高すぎる。しかも抜けない。 5、抜けない なので一応弁明しておくと、このゲームはかなり良い。面白い。抜きたいならDave教授のオナニーチャンネルにでも行ってくれ。

『恋想リレーション』レビュー

恋想リレーションは方糖社……じゃなくて Lamp of sugar の最新作。実はこの制作会社の前作運命線上のφはすでに一度ディスった。理由はシナリオがアホすぎたからだ。 で、恋想リレーションはどうなのか。シナリオはマシになったのか? 答えはもちろんノー。相変わらずアホだ。ただ今回は、設定の力で「アホでいい理由」を用意してくれている。

『なついろレシピ』レビュー

実は今月、なついろレシピは僕が一番期待していたゲームではなかった。本当はPure X Connectとすみれをやる予定だったのに、あいにく先に流れたのがなついろレシピで、仕方なく先にやったら、これが驚きがデカすぎた……
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ASUS VS239HR モニター レビュー

会社ではノートPC+外付けモニターを使っているのだが、以前使っていたモニターは2台あって、1台はLenovoのLCD、22インチの真っ白TNパネルで、まったく耐えられなかった。その後、放射線科がCRTを1台処分したので、フィリップスのをもらって使ったら驚くほど調子が良かった。そして先日、そのフィリップスも逝った。 自腹で画面を買って会社で使うかどうかはかなり悩んだ。バカな主任が毎日のように書類を書かせるので、PCの前にいる時間が長い。せめて真っ白な画面で目を潰すのは避けたい。というわけで歯を食いしばってASUSのVS239HR、23インチIPS、VGA/HDMI/DVIを買った。 モニターはすぐ届いて、驚いたことにドット欠けゼロの完璧なパネルだった。ひどい漏れ光もなく、思っていたよりずっと良い。以下、簡単な感想。