2016

『竜翼のメロディア』レビュー

『竜翼のメロディア』は漩涡社の古いゲームで、テーマは「歌唱」と「竜族」。とにかくいつも通りの半魔幻的なノリだ。 このゲームはどう言えばいいのか……かなり……冗長?

『うたてめぐり』レビュー

東洋系の文化にはちょっと独特な現象がある。それは「転世」という設定を持つことだ。もちろんこれを決めているのは文化ではなく宗教で、「転世」は仏教でよく説かれていて、東洋には仏教を重んじる国も多い。だから自然とこの設定は多くの人に受け入れられるようになった。 「転世」とは何か。言葉の通り、人が死んだ後、その魂が別の人間の体で生まれ変わることだ。前世の記憶がある場合もあれば、ない場合もある。どことなく「魂の保存則」みたいな響きがある。 「転世」は多くの文学作品で恋愛と結びつけられがちだ。前世の恋人が次の輪廻でもまた恋に落ち、数千年を巡り、二人は数百回出会い、あるいは成就し、あるいは一度も本当に寄り添うことなく、無限の輪廻の中で右往左往する。聞き手である我々はただただため息をつくしかない。 なぜため息が出るのか。ひとえに造化の皮肉さを噛みしめるからで、ついでに「これが運命なんだな」とも思ってしまう。

Google Pixel C をしばらく使った感想

Google Pixel C をそれなりに長く使っているけど、いくつか言っておきたいことがある…… 1、タッチパネルの反応がかなり悪い。海外の反応も深刻で、これが理由で交換した人も多いけど、焼け石に水だった模様。 2、キーボードが勝手にダブルクリックしたり多重クリックしたりする。海外では一部報告があるけど、自分は遭遇していない。 3、Wi-Fi の電波が弱い。これも自分は遭遇していない。 とはいえ、タッチパネルの反応が悪いこと自体がかなり致命的。操作に影響するだけでなく、せっかく買った Jot Dash のタッチペンすら使えない。。
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『はにかみ Clover』レビュー

最近プレイしたゲームがちょっと変わっていて、散財系だったり、大肉蛆系だったり、ヤリサー系だったりと、非伝統系ばかりを渡り歩いていたら、だんだん元の廃萌えが懐かしくなってきた。1月にゲームを落とすとき、無性に軽くて楽しいゲームがやりたくなった。 そんなわけで1月の新作の中から、凍京 NECRO をダウンロードしているときに、はにかみ Clover というゲームを見つけた。 あの凍京 NECRO と比べると、はにかみ Clover は明らかに可愛い美少女ゲームの王道ルートだ。興奮した私は、開発が緑茶社(ゆずソフト系ではなく、ここでは便宜上の呼称)だと知って、緑茶社なら大きな問題は起きないだろう、南十字星恋歌も評価は悪くなかったし、これもまあまあだろうと踏んだ。さらに公式サイトでCVを確認すると、最初のヒロインは後藤麻衣そのもの、後の秋野花や仙台エリもいい声だ。何よりぶっ飛んだのは、後でゲームのOPを見たことだった。 デレデレ自治会長、甘い上手な先輩、エッチな彼女さん、ダメ兄貴製造機の妹、それに誘惑とリズム感満載の映像が加わる。 ゲームは「ちょっとHな彼女との恋物語」というキャッチコピーも掲げている。正直に言えば、このOPは萌え抜きっぽく見えるが、それでも切手の大肉蛆やヤリサーよりはマシだと、そうだろう?長年の経験から言って、これはきっと笑いに満ちた萌えゲーだ。たとえ抜きゲーだとしても笑えるやつで、特殊効果なしの娯楽的な軽い抜きゲーなら、きっと楽しくプレイできるはずだ。 当時の私の感想はこうだった。

『働くオトナの恋愛事情』レビュー

ずいぶん前のことだ。今から見ればそうでもないけど、友人と飯を食ってた時にこう聞かれた。「なんで彼女を作らないんだ。お前はもうダイエットに成功してるのに。それともあの俺を振った腐女子が忘れられないのか、それとも性癖がおかしいのか」と。 こういう質問には最初は答えを拒否してた。でも答えないと事態は悪くなる。片思いしてるダサい男と勘違いされるのも、振られてホモになった変態と勘違いされるのも、どっちもマズい。 さんざん考えた末、慎重に答えた。 「だって、女との付き合い方がよく分かんねえんだよ。掴みどころがなくて、プレッシャーがすごいし、正直めんどくさい」 友人は一瞬キョトンとした後、ぶっと吹き出した。

『LOVEREC.-ミニシアターズ』レビュー

LOVEREC.-ミニシアターズはLoverecのファンディスクだ。 正直、LoveRec本体はなかなかの出来なのに、このファンディスクはもう……あまりにも寂しすぎる。 ゲーム容量はたったの1.95G。内容は原作のエンディング直後から始まり、卒業を控えた主人公と、白髪の妹が新しいC90で自分たちが撮った映画を売ろうと、みんなで奮闘するという話。 うん……でもこれって序章だけで、映画撮影の話は全然出てこないんだけど。

『Maggot baits』レビュー

Maggot baitsの制作会社はClockup。知ってる人なら、あるいはうっかり手を出した人なら分かるだろうけど、この会社はいくつか重口ゲーを出してる…… だからMaggot baitsというタイトルからして、名前の通り、ある程度は察しがつくはずだ。 Maggot:蛆虫 baits:餌 組み合わせれば蛆虫への誘餌。 ゲームの筋書きと照らし合わせると、まさにその通り。触手がいて、巨大な虫がいて、そして虫に喰われ、貪られる……魔女と呼ばれる者、狩人と呼ばれる人間たち。

Xiaomi 99元ハイブリッドイヤホン:ファーストインプレッション

このイヤホンを買ったのはまったくの衝動買いだ。母にXiaomiのMi Band(光学式心拍センサー版)を買ってあげるついでに、Xiaomiの電池も買おうと思ったら、手が滑って単4電池のセットを買ってしまった。その手滑りに気づいたのは、荷物が届いたときだった。 別に単4電池が自分にとって無用だと言いたいわけじゃない。むしろ、この買い間違えた単4電池のおかげで、部屋にあるあのボロテレビのリモコンの電池がとっくに切れていて、本体のボタンをいちいち手で探さなきゃいけなかったのが、ようやく解決した。電池は単4だったからな。 それで、今度はXiaomiのレインボー電池を単3で買い直そうと考えた。ただ、電池なんて安いもんだから送料無料にはならず、送料だけで電池一本より高くつく。これは割に合わない。ならついでに何か買って送料をまとめよう、と思って目に入ったのがXiaomiの99元ハイブリッドイヤホンだった。 Xiaomiの99元ハイブリッドイヤホンについての市場評価は、詳しくは知らない。少し耳にした程度だ。当然、いい話じゃない。 「その金でうまいもんでも食えよ」 「ただのクソだろ」 「30秒聴いて外したわ」 「音質のかけらもない」 「ドンシャリで人声なんて聞こえやしない」 イヤホンについて少しでも知識がある人なら、みんなこう評するだろう。俺も最初はこのイヤホンがゴミだと信じたかった。この価格帯のイヤホンは、専門メーカーのものでない限りどれも同じで、低音を盛って、それ以外は何もない。 だが、これは一応ハイブリッド型だ。俺はまだハイブリッド型を聴いたことがなかった。それに……送料合わせの一品が必要だったんだ。モバイルバッテリーは在庫切れだったしな! わけもわからぬまま、俺はXiaomiの99元ハイブリッドイヤホンを買った。もちろん、電池を買って、ついでに99元のハイブリッドイヤホンを送料合わせで買った、と解釈してもらっても構わない。 で、問題はその実力だ。焦らすのは嫌いだ。タイトルにも書いた通り、「想像していたほど酷くはない」。

『蜥蜴の尻尾切り』レビュー

俺は許容範囲が広い方で、面白い話だと聞けば萌え系でも乙女向けでもBL向けでもミステリーでも、果ては猟奇向けでも手を出す。 『蜥蜴の尻尾切り』は猟奇向けのゲームだ。というかこの会社のゲームは全部猟奇向けだ。しかも面白いことに、猟奇やグロ系のゲームって評価が意外なほど高いことが多い。不快感を与えるはずなのに、多くの人が手放しで褒めていて、しかもかなりの人が「猟奇的なゲームだけど、話はすごく癒し系」なんて言う。 この手の言い分が俺にはよく分からない。猟奇はあくまで手段で、本質は物語の方だろ。小学生の小明がおばあさんを道路の向こうへ連れて行ってあげて、それから交通事故に遭った小明が松葉杖をつきながらでもおばあさんを連れて行ってあげるのと、ケツの穴にバイブを突っ込んだ小明がおばあさんに会っても連れて行ってあげるのは、実はどれも同じことを言っている。細部にこだわるのは時として無意味だ。所詮は薬味で、メインディッシュは同じなんだから。 で、『蜥蜴の尻尾切り』の話はどうなのか。薬味はどうか。メインディッシュはどうなのか。 端的に言う。クソだ。
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『蒼の彼方のフォーリズム』レビュー

このゲーム、正直に言うと一年近く積んでいた。 というのもオレには悪いクセがあって、みんなが遊んでるのを見たり、感想やスクショを眺めたりするだけで、だいたい話の流れが脳内補完できてしまう。で、なんとなく分かった気になってしまうもんだから、よっぽど他にやることがないとか、特別な理由がない限りは優先して手を出さない。たいていは未開拓の荒地を耕すほうに時間を回してしまう。まあそんな感じだ。 そんなわけで、最近になってアニメがもうすぐ始まるってなってようやく「あ、これ積んでたわ」と思い出してプレイ開始。ところがゲーム自体が面白すぎて進みが遅く、アニメが二話まで放送されたあたりでやっとクリアした。 ん? 今なんつった? ゲーム自体が面白すぎる? そう、これは正のエネルギーと明るい人生観、そして心の傷を癒やす力に満ちあふれた良ゲーなのだ(眼鏡クイッ)。