2016

『お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか』レビュー

『お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか』が発表されたときから、妙に見覚えがあるなと思ってた。まずタイトル。もう『お兄ちゃん、右手の使用を禁止します』と構文がまるっきり同じ。調べてみたら企画は同一人物、絵師も同じ人が混ざってるし、声優もかなり被ってる。違うのはブランドだけ。確かGaletteの妹シリーズ……おっと、家族シリーズの次回作は『お兄ちゃんティーチャー』だったはずなのに、こっちの『お兄ちゃん、キッスの準備はまだですか』のブランドはTinkle Position。そう、このブランド名、カタカナで読むとチンボとそう変わらない。実際ブランドのシンボルは黄色い笑顔のチンポだ。このゲームの宣伝と設定には既視感しかなかったし、例の欧尼酱ティーチャーの頭なでなで設定と同じノリでキス設定をぶち込んできてる。だから興味本位で遊んだんだ。設定や内容に惹かれたわけじゃない。信じてくれ。 で、このゲームはどうだったか。正直に言うと、遊んでるうちに自分の人生について考え始めた。

『ISLAND』レビュー

ISLANDを俺が注目したのは、同時期に発売された他のゲームが分かりやすすぎたからだ。 本当は他のゲームを「つまらない」と書きたかったが、ワガママのほうはそんなにつまらなくもない。ただ大半の作品は、紹介を見た段階で展開が予想の範囲内に収まって見えるだけだ。 だからISLANDは「全年齢」「ストーリー重視」「高度な伏笔回収」というタグを掲げて登場し、発表から間もなくアニメ化まで決まった。 展開重視の俺にとって見逃せない作品に思えた。だが長く苦しいプレイを経て、これは俺が想像していたようなゲームではないと分かった。 もちろん不出来だと言いたいわけじゃない。むしろストーリーの厳密さはある種の極致に達している。ただ俺には合わなかっただけだ。EVER17やSteins;Gateのような時空リープ系が好きな連中なら、この手のゲームに熱中するかもしれない。 つまり俺が嫌いなゲームの種類は多くないが、嫌いリストの中にISLANDのこの展開を正面からぶつけてくるタイプがある。仕方ない、このゲームは俺に少しの愉悦も与えてくれず、苦痛だけをもたらした。

GH60:買ってよかった点と微妙な点

GH60計画とは、ユーザーが自分でカスタム組み立てできるメカニカルキーボードのチュートリアルとその過程のこと。公式の紹介はこちらにいろいろあるので、詳しくは海外のサイトで調べてほしい。 まあユーザーにとっては、GH60とは自分でメカニカルキーボードを組む過程のことだとだけ知っておけばいい。 GH60自体はキーボードの基板で、基板さえあればあとは軸をハンダ付けして、ケースを付けて、LEDを載せるかどうかを考えるだけ。最初は「やるなら最高のものを作る」という原則でパーツを選んでいたのだが、最終的に純正Cherry軸+アルミケース+スチールプレート+カスタムの紫・黒・橙の3色キーキャップを組み合わせると、価格は900元を超えてしまった。 そんな金あるならfilco買うわ。
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オーディオテクニカ IM03 リケーブル AT-HDC5/1.2:ファーストインプレッション

オーディオテクニカの IM03 が手元に来てもうすぐ二年か……正直このイヤホンはかなり気に入っている。最初はこもってるなあと思ったけど、エージングが進んだのか何なのか、今では手持ちの中で一番「三周波数がフラット」なイヤホンになった。 高域は抜けがよく、中域は密度があって、低域はやや少なめ。でも自分はもともと淡白な音が好みだし、低音が欲しくなったら IE80 がある。だから気分が落ちているときのファーストチョイスはこいつだ。 買った IM03 は日本国内向けの並行輸入品で保証はない。いつかあの世の TF10 みたいに突然壊れるんじゃないかと心配していたけど、その日はやっぱり来た。しかも保証期間の外で。

『Purely x Cation』レビュー

まず最初に言っておくと、職場の同僚も友人もクラスメイトも、俺がこんな廃人みたいに日本のエロゲーにハマってることを基本的に知らない。無理に理解しようとする連中でも、せいぜい俺がアニメを見て日本製 RPG をやってる程度にしか思ってない。というか連中は日本の成人向けゲームについてほとんど知識がなくて、感覚としては『尾行』とか『人工少女』くらいのレベルだ。 もちろん、つい最近になって連中全員が知ってる成人向けゲームの名前が一つある……Purely x Cation だ。 游侠网に感謝、处男 Beta などのサイトの勤勉な転載に感謝。おかげで「日本の成人向けゲームメーカーが業界最先端の Denuvo 暗号化技術を使って海賊版対策する」というニュースが誰でも知るところになった。AKBsoft 社長の三舛啓氏が海賊版を痛烈に恨んでいるのは知ってるが、こんな本末転倒な行為には正直理解が追いつかない。Purely x Cation は宣伝初期に YouTube の紹介を見て俺もなかなかいいと思ったし、特に Emote の効果は本当に的確で、まいてつとかよりよっぽどレベルが高い。でも社長はいつもこんなに慌てて出てきてイキって顔を叩かれるのが好きなようだ。前回の『サラリーマンのヤリ〇〇……おっと違う、恋愛事情』のゲームが発売半日でクラックされて顔を叩かれたのも可哀想だと思ったけど、今回もまた出てきて挑発するとは、もう何と言っていいか分からない。声を潜めて大儲けするのが一番いいってことを知らないのか。 それに俺もこのゲームの正版を買おうかと思ったことはある。Denuvo 暗号化技術はそう簡単にクラックできるものじゃないし、もし本当に出ても遊べなかったら惜しいと思うからだ。でもゲーム公式サイトの特典を見て、俺も酔った。一枚の絵以外ほとんど何もない。社長が金を全部暗号化に使ったんじゃないかと思う。「ゲームを買う=特典を買う」という誰でも知ってる事実の前で、社長がこんなにケチるとは。これで売れるわけがない。遊びたくて仕方ない俺ですら買う気が失せた……クラックが出なければまあいいか、後で考えよう、と。 しかし現実はドラマチックだ。ゲームは発売二日後に流出クラックされ、クラックした奴も得意げに、このゲームはそもそも Denuvo 暗号化なんか使ってない、クラック方法もいわゆるネット認証を迂回するだけだと語った。何しろこれはエロゲーで、誰もが見飽きたあのエンジンを使っているのだから……要するに、社長の顔はまた叩かれた。 社長が今何を考えているかは知らないが、今後のゲーム制作に影響しないことを願うだけだ。特典を増やすのが王道だ。 さて、話を Purely x Cation というゲームに戻そう。実際どうなのか? 言えるのは、確かにゲームの宣伝通りの出来で、初恋の素晴らしさを体験させる恋愛育成ゲームだということだ。

Chord Mojo をしばらく使った感想

Chord Mojoは最近ちょっと話題のデコード内蔵ヘッドホンアンプ一体型。主な理由は本体が小さく、それでいてパワーがあるからだ。 デジモノ系の評判によれば、Chord Mojoの核心は技術力と製造プロセスの先進性にあり、だからこそあんなに小さく作れるのだそうだ。まあ科学技術が第一の生産力というし、俺も誘惑に負けて一台買ってみた。少なくともリュックの中で場所を取らないのは助かる。 実際に手にしてみると、かなりお得な感じ。音はそこそこだし、そして何より遊び甲斐が半端ない!

FiiO AM5 ヘッドホンアンプモジュール:ファーストインプレッション

これを買ったのは、前回AM2を買ったあとに自分が損をしたと気づいたからだ。 なぜなら買ったあとに飛傲がこう言ったから。「X7ユーザーは誰でも一度だけモジュールを半額で買えるチャンスがあります」と。 そこで俺は言った。「もう金払って買っちゃったんだけど、どうなるの?」 飛傲も丁寧にこう返してきた。「大丈夫です、今後も別のモジュールが出ますので、次回に使っておいてください」 ……………… というわけで、ようやくこのチャンスを使い切った。

『春季限定ポコ・ア・ポコ!』レビュー

ちょっと前、気分が落ち込んでたから、気分が上がるゲームでもやろうと思って、YouTubeで「春季限定ポコ・ア・ポコ!」のOPを見たんだよ。正確に言うと、このOPにはめちゃくちゃ聞き覚えがあって、買ったAngle Noteの音楽集CDにこの曲が入ってたから何度も聞いてたんだけど、まさかこのゲームのOPだとは知らなかった。 ゲームのOPはめっちゃ切ない。主人公の大事な人が死んで、立ち直れないってのが見て取れる。でも評価を調べたら、みんな揃って「これは楽しい作品だ」って大盛り上がりしてる。 まあいいや、ちょうど笑いが欲しかったところだし、妹のCVの名前を見てやることにした。 で、どうだったかっていうと…… このゲームはOPみたいに切ないのか、それともネットの評価通り楽しいのか。 どっちも間違いじゃないんだよな。

Lamy Safari をしばらく使った感想

これを買ったのは完全に衝動買い。人に頼まれて買うついでに、この色が本当に良くて、自分の好きな紫だったから、一緒に自分用にも買ってしまった。 公式サイトで注文したあと、メルカリに旗艦店があることに気づいた。公式サイトで注文しても、いつ届くのかすら全く分からないんだよな…… あとでX(旧Twitter)で公式の人に聞いたら、公式サイトもメルカリも同じだから心配いらないとのこと。 万年筆は刻印に対応しているけど英語のみ。俺は plumlis と刻んでもらった……他に何を刻めばいいか本当に分からなかったから。kiritanihaha は長すぎるし、hentai は短すぎる。 届いて、さすがは国内正規品だと思った。パッケージはメルカリで買った青い Alstar よりずっと良い。
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『あけいろ怪奇譚』レビュー

俺はホラー・サスペンス系の作品がかなり好きだ。むしろそういう作品があったからこそ読書にハマったと言ってもいい。なぜかというと、ホラー・サスペンス系は謎が常に引っ張ってくれて、先を読みたいという好奇心と興味を掻き立ててくれるからだ。展開もストーリーの行方も分からない他の作品と比べればはるかにマシで、中学生の頃、近代小説をいくつか読んだだけで、その幻想的で本筋の分からない代物に頭をぶん殴られて呆然としていた俺を完全に救ってくれた。