2018

『お兄ちゃん、朝までずっとギュッてして!』レビュー

ずいぶん前になるが、タイトルがツッコミどころ満載で話題になったゲームがある。 『お兄ちゃん 右手の使用を禁止します』 純粋な妹萌えゲーで、主人公には名前があるのに存在感が異常に薄い。妹たちが何人も主人公の周りを囲んで回る、OPがやたらと耳に残る作品だ。 要はキャッチーなネタがあったから成功したわけだ。

『見上げてごらん、夜空の星を Interstellar Focus』レビュー

『見上げてごらん、夜空の星を』というゲームが最初に発売されたのが何年だったか、もう忘れてしまった。それでもこのゲームが俺に与えた印象はかなり強い。 確か冬、それも真冬の12月頃だった。布団にくるまって、序章からOPまで一気にプレイした。主人公が望遠鏡を作り上げ、みんなで初めての星空観測に臨む。あの胸が高鳴るOPを見て、内心かなりグッときたのを覚えている。 一番印象的だったのはゲームの音楽演出だ。大半が夜のシーンで、静かなBGMが多く、さまざまなカット割りが映画のようだった。メインストーリーも非常に優れていて、「天文観測」がテーマでありながら、実態は三角関係。本当のヒロインは異色瞳を持つ天ノ川沙夜だろう。物語の進行には回想と現実が織り交ぜられ、詳細なタイムラインまで用意されていて、本当に丁寧に作られている。 だが……『見上げてごらん、夜空の星を』は、本編がそこそこ売れたところでファンディスクが出た途端、なんだか物足りない感じになった。 まずタイムラインが消え、次に映画的なBGMと演出も消え……最後には天文観測すらほぼ消えた。 FDとは言うものの、本編にあった長所を一つも引き継いでおらず、ただのHシーン目当ての内容で、がっかりだ。 がっかりはしたが、FDだしあまり多くは求めまい。しかし、まさか……『見上げてごらん、夜空の星を』が、こんなに時間が経ってからまたFDを出すとは思わなかった。 正式名称は『見上げてごらん、夜空の星を Interstellar Focus』。後ろのInterstellar Focusは「星空フォーカス」の意味だが、Bobの指摘で気づいた。このInterstellar Focusという単語は、ただ「IF」を作るためだけに並べられたものだと。 IFとはつまり、このゲームが「もう一つのifの物語」を描いているということだ。 そのifとは何か…… 主人公はひかりと沙夜の三角関係に直面し、こう言い放つ……
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小小魚雷 XZP 全面接着フィルム をしばらく使った感想

最近 XZP の修理がちょっと多くて、修理から戻ってくると貼ってあったフィルムがなくなってる…… だから貼り直さないといけないんだけど、今は XZP 用のフィルムの選択肢が急に増えてて、例の「光学接着フィルム」ってやつ。 以前も紹介したけど、今回は中国製の「小小魚雷」。フィルム本体も光学接着剤も、前に使ったシンガポール製より質がいい。 ただ、貼るときにはいくつか押さえておきたいポイントがあって、成功率を上げるコツになる:

『Making*Lovers 激イチャアフターストーリー Volume.01 亜子、可憐、咲』レビュー

知っての通り、今のゲーム会社ってのは基本的に節操がない…… その節操のなさが一番露骨に出るのが、ゲームを作るときに「完成するまで待つ」なんてことをせず、それなりの内容ができた時点でさっさと売り始めるという点だ。残りの内容はというと、まず本体を売って、あとは後から作る。できあがったら追加する。しかもそれを「Downloadable Content」、つまり DLC と美しい名前で呼ぶ。DLC の中には別途金を払わないといけないものもある。つまりこういうことだ。半製品のゲームをまず金を出して買わされ、さらにその後追加された内容を買うために金を出し、何度も金を払ってようやく内容が完全になり、ゲームが円満になる…… よく考えたらクソみたいな話じゃないか。幸いなことに、このバカげた悪癖は主に欧米メーカーに見られるもので、日本メーカーはまだ少しは節操がある……たぶん。 「たぶん」と言ったのには理由がある。今や日本のメーカーも悪くなっちまったからだ。ゲームを半分作ってから拡張パックを出す、ってのが日本のメーカーの新常態になってしまった。エンジンとフレームさえできてれば、マップエディタを開いてステージをいくつか追加するだけの話だろ…… ましてやマップエディタすら不要な、ゲームの最底辺に位置する「ギャルゲー」においてはなおさらだ! 不動産会社 HOOKSOFT のサブブランドである SMEE は、まさにそんな節操のない存在だ。Minifandisk と称して、やたら短いファンディスクを出したがる。内容の長さは DLC といっていいレベルだ。ああ、無恥なのは SMEE だけじゃない。実は HOOKSOFT にも節操がない。HOOKSOFT のゲームにも Minifandisk がある。HOOKSOFT のもう一つのサブブランド Asa Project は比較的節操があって Minifandisk を出さない、なんて言ったら大間違いだ。あっちは新キャラを追加して PSV 版を売る。より高く売って、より多く稼ぐ……節操なんてどこかに吹き飛んでる。 日本の不動産業って儲からないのか? だから HOOKSOFT はこんな無恥な手口で金を巻き上げるのか? さて、今回 SMEE は昨年大好評だったゲーム「Making*Lovers」の DLC、いわゆる Mini Fandisk Volume 1 を出した。 ゲームの正式名称はこうだ: 「Making*Lovers 激イチャアフターストーリー Volume.01 亜子、可憐、咲」 うわ、この名前マジでバカすぎる。あとは VOL が全部出揃ったら Deluxe Package Complete Edition とかいうサフィックスを付けるだけじゃないか。

『かりぐらし恋愛』レビュー

Asa Project。かつて俺が一番愛していたブランドだ。 初めてその会社の作品に触れたとき、俺はASa Projectこそギャルゲー界の王晶と周星馳だと思っていた。 その後のAsa Projectも、どうやら自分の進むべき方向を見つけたようで、それが顔芸+ギャグだった。しばらくは良い作品も出て、『ひとつ飛ばし恋愛』の頃にはパロディと悪ノリが絶頂に達していた。最初に遊んだときは正直「ビビった」し、力みすぎだとも思った。ところが数年後にあのゲームを再び触ってみて、あれこそがAsa Projectの頂点だったと気づいた。 頂点と言えば、つまりその後の作品はどれも前作以下ということで……。 『プラマイウォーズ』はかろうじてスタイルとテンポを保っていた。だが、あの意味不明な『スキとスキとでサンカク恋愛』を経て、俺は痛感した。Asa Projectは迷走している、と。 どうやら元の悪ノリ路線を捨てて、純愛路線に走り始めたらしい。同時に女の子の恥じらいや可愛さを前面に出そうとする。でも、あの「悪ノリネタ」を完全に捨てる気もない。 その結果が妙なことになっていて、純愛をやるなら徹底的に純にして、ヒロインに下ネタを吐かせるのはやめるべきだ。悪ノリをやるなら、ボケとツッコミの設定を用意して、キャラ同士に化学反応を起こさせるべきだ。 だが残念ながら、Asa Projectはゲーム内の「劇のエンジン」を一人、いや半分にまで削ってしまった。しかもだんだん端に追いやって、プレイヤーに「これはAsa Projectのゲームだぞ」と思い出させるマスコットに成り下がらせている。それ以外は何の役にも立たない……。 ゲームにはツンデレで恥ずかしがる萌えキャラがどんどん増えていく。しかも分かるだろ、Asa Projectの絵師の実力はあんなものだ。一目見て勃起するレベルには全然届かない。だからゲームはどんどんおかしくなり、どんどんつまらなくなる。ギャグもなければ恋愛の感じもない。皮肉なことに、同じHOOKSOFT傘下のブランドなのに、Asa Projectの出来はsmeeにも劣る。向こうはネタがどんどん良くなり、雰囲気もどんどん軽くなり、恋愛パートもちゃんとある。なのにAsa Projectは四不像、居心地の悪さが半端ない……。 そんな気まずい気持ちのまま、俺たちはAsa Projectの新作『かりぐらし恋愛』を目にした。

Pebble Watch 2 Heart Rate Edition レビュー

いろいろあって、俺の Android Wear 時計が死んだ。死んだならもういいか、と思った。そもそも前は時計なんてしてなかったし。でも、いざ着けなくなると妙に落ち着かなくて、無意識に左手首に時間を見に行ってしまう……どうやら時計を着けるのに慣れてしまっていたらしい。 で、とりあえずの代わりを探すことにした。予算はもちろん低め。俺は貧乏だからな。最終的に Amazon で特価 25 ドルの Pebble Watch 2 心率版を見つけた。 直送で送ってもらって、関税も取られなかった。ラッキーすぎる。

Nvidia Shield K1 の正直な感想

これを買ったきっかけは、やはりPixel Cが壊れた…からだ… Lenovo P8の画面があまりにもアレすぎて売っぱらったので、ゲーム専用のタブレットを探すことにした。あれこれ見た結果、Nvidia Shield K1を選んだ。 まず、とにかく安い。メルカリなら900元で99新・箱付きが手に入る。ただ俺が買ったのはゲームパッド付きの99新だ。

『約束の夏、まほろばの夢』レビュー

もう2年近く前になるかな、『初恋サンカイメ』っていうゲームがあってさ。あのゲームには嫌な仙台のオバサンが出てくるんだけど、シナリオはなかなか面白かったんだよな。当時は販促も地味だった気がするけど、2018年のギャルゲー水準で見れば十分優秀だった。業界はもう終わりだなんて言われるのも仕方ないよ、今年出たゲームはどれもこれもアホすぎるからな。 だから『初恋サンカイメ』を出した会社は、Windmill、通称「風車社」と呼ぶべきだろう。この会社が今年また派手に新作を発表した。名前からして金を惜しみなく突っ込んでいそうな、『約束の夏、まほろばの夢』である。 このタイトルを直訳すると『約束の夏、まほろばの夢』になる。もちろんまほろばは単に幻境という意味ではなく、「桃源仙境」のような意味合いのほうが濃い。 ゲームがまだ発売していないのに、風車社はもう宣伝を始めた。しかも半年以上前から予熱を始めていて、その宣伝方法を見て、俺は盛大に吹き出した。 このゲームは先に本作の脚本内容を公開して宣伝するという手法を選んだ! 黄色ゲームのメーカーって言ったら、普通は宣伝で売上をできるだけ伸ばそうとするよな? エロゲーを一番買うのは誰かっていうと、ネットで何を見ても「俺の嫁」と叫び、エロ画像を見ればすぐ「Retweet」、暇さえあれば「美少女を描きたい」と連呼する“硬核で金持ちのオタク”なんじゃないか? 皮肉なことに、毎日のようにシナリオにあれこれ文句をつけてる連中(俺みたいな)の多くは、特典のために金を払おうとしないどころか、割り厨になったりもする。 要するに、エロゲーをバカスカ買うような連中はシナリオなんてこれっぽっちも気にしてない。ヒロインが可愛ければそれでいいし、シナリオでヒロインが輪姦されて肉便器にでもされてなければ、売上は落ちない。シナリオが良かろうがクソほども意味ねえよ、売上に繋がらねえんだから。昔のさくらのうたを見ろよ、持ち上げられまくってたのに、結局その年の売上トップなんて影も形もなかったじゃねえか…… 売上一位は誰だと思います?柚子ですよ(笑) だからさ、もし俺が Windmill だったら、この新作の宣伝ではゲーム CG をひたすら流すね。しかも大半はエロ CG で、エロければエロいほどいい。そうすりゃ注目度も売上も上がるってのにな、まったく。 もちろん今の主流のギャルゲーの宣伝方法ってこういう感じなんだろうけど、やっぱり業界は一銭も変わってねえなあ。
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『神待ちサナちゃん』レビュー

神待ち 読み方:かみまち 「救いの手を差し伸べてくれる人を待つ」といった意味だが、特に、家出した女性が自分を泊めてくれる男性を電子掲示板などで探すことを意味する表現。