2022

『ジュエリー・ハーツ・アカデミア』レビュー

『ジュエリー・ハーツ・アカデミア』は実はかなり前にクリアしていたのだが、ずっと書くのが面倒で放置していた。理由は主に、先に商業記事を書いてしまったからだ。このクソゲーの前後半のストーリーから細部の分析まで、あらゆるレイヤーで深く評価しまくったせいで、すっかり疲れ果ててしまった。ブログでもう一度第二版を書くと思うと吐き気がするので、そのまま塩漬けにしていた。 とはいえ年末のゲーム総括と評価のためには、このゲームもやっぱり書かないといけないよな。逃げられない。 ストーリーについては正直、展開するのが面倒すぎる。長すぎるし、複雑すぎる。手短にネタ概だけ話そう。細部は触れない。

Pixel Buds Pro を使ってみた

Pixel Buds Proを買うことは最初から決まっていたし、Pixel Buds Proの発売も完全に想定内だった。 なぜならPixel Buds初代と二代にはノイキャンがなく、電池持ちも普通で、どう見ても半製品だったから。だからPixel Buds Proは発売されてすぐ買った。ちなみにWellbot経由で買ったら、初回でいきなり50ドル引きだった。値引き幅がなかなか大きい。 Pixel Buds Proへの期待はシンプルで、ノイキャンが使えればそれでいい、前世代のPixel Budsみたいに突然片耳の電池がダメになったりしなければいい、それだけ。届いてみると箱も小さくなっていて、いわゆる「エコ」に合わせたのかなと思ったり。

『Japanese school life!』レビュー

海外のオタク層が持つ巨大な潜在力と財布の中身に気づく日系メーカーが増えたおかげで、Steamで配信されるギャルゲーはどんどん増えている。さらには「Steam専用」とでも言うべき作品まで登場していて、企画の段階から海外市場だけを狙い、国内は完全に切り捨てて売り上げを伸ばそうとしている。 ただ、そういうゲームの大半は全然売れない。日本人の「人に迷惑をかけない」というメンタリティのせいなのか、彼らはいつも自分たちの考えだけで海外ユーザーの心理を推し量る。『日本的すぎる』『硬核すぎる』内容は海外ユーザーには理解されないと決めつけ、海外のオタクが日本に求めるものは「忍者」「桜」「JK」「学園祭」あたりだと一方的に思い込んでいる。こうした思い上がった迎合はだいたい「気まずすぎる」結果しか生まない。ピンとこないなら、日本が海外市場でやらかしてきた「ローカライズ」を思い出せばいい。中国語ユーザーは日本の二次元キャラが中国語を話すのを見たいはずだと信じ込み、専用の中国語テーマソングまで用意し、中には海外ユーザーのためにシナリオを書き直したゲームまであった。結局どれも誰にも買われなかった。当時の日本人には、なぜあれほど多くの中華圏ユーザーが日本語をまったく理解できないのに日本語ボイスにこだわるのか、理解できなかったのだろう。聞いてわからないのにいいのか、と。
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『終のステラ』レビュー

年初に Key の親会社 Visual Arts の事業計画 を読んだ。社長の「馬場隆博」が、業界について意外なほどしっかり把握していたのが印象的だった。海外、とくに中国語圏市場の巨大なポテンシャルを理解していて、中国語圏で自ら商標を登録し、現地の代理店やパートナーを探している。同時に、従来の「ギャルゲー」の時代はほぼ終わっていて、お色気だけで市場を広げるのは難しく、全年齢路線に進むしかないとも考えている。ゲーム自体の質を上げ、「アニメ」「漫画」「小説」「音楽」とマルチプラットフォームで IP を構築する。ゲームを作るというより「IP」を作る、そうすれば二次元キャラでうまく金を稼げる。最後には「メタバース」への強い関心も語っていて、可能なら会社として早めにメタバースに布石を打てないか模索したいとも言っていた。 この計画を読んで、正直かなり驚いた。日本の会社、とくにギャルゲー出身の会社というと、頑固で人の話を聞かず、万年同じエンジンを死ぬまで使い続け、せいぜいぼったくりグッズを売って、立ち行かなくなったら倒産、みたいなイメージだったからだ。 でも Visual Arts は「二次元キャラ」市場の核が「IP」と「キャラ」にあるとちゃんと分かっている。シナリオでも音楽でもゲームでも小説でも、各種メディアは IP を形作るためのもので、その IP を世界に売る。確かにクリエイティブ企業が持つべきマーケティング戦略だ。 もちろん、この計画が単なるハッタリかどうかは分からない。ただ、僕は確かにこういうものに気づいた: 『終のステラ』。『planetarian』『Harmonia』に続くロボット三部作の完結編で、田中ロミオがメイン脚本、2022 年春発売予定、目標は劇場版映画化…… そして皆さんもご存知の通り、もう秋なのにゲームはようやく出てきた。で、「映像化」については……もうその話は出ていないようだ。 話を戻して、ゲームそのものについて書こう。

『放課後シンデレラ 2』レビュー

Hooksoftが以前に出した『放課後シンデレラ』はかなりの好評を得たらしい。自分としてはまあまあ良いゲームだとは思ったけど、ここまで人気が出るとは思わなかった。まさか公式が続編を出すところまでくるとは……それが『放課後シンデレラ2』だ。 原作の設定はいたって純粋な学園恋愛もの。主人公が放課後のルートを選んで、違うヒロインと偶然出会い、それぞれの恋愛ストーリーが展開していく。ゲーム性として唯一あるのが「占い」で、放課後になるたびに男友達二人のところへ行って占ってもらうと、どのヒロインがどこに出そうかヒントをくれる。そのヒントを頼りに進路を選んで、各ヒロインを攻略していくわけだ。

『キスからはじめるエゴイズム』レビュー

ギャルゲー界には奇妙な現象がある。多くの「物語重視」を謳う作品が、どんどん「エロく」て「実用的」になっていく一方で、最初から「重口味」を堂々と掲げていた作品が、なぜか物語を語り始めるのだ。 もちろんこれはギャルゲーに限った話じゃない。日本のアダルト映像業界も同じで、だからこそ俺は「前田文豪」監督の作品が好きなんだ。肉体的な映像的衝撃だけでなく、考えさせられる内容も持ち込んでくれる。 人を評価するときも同じだ。俺たちはよく「ギャップ」みたいな特性で、その人を善人か悪人かのレッテル貼りをする。一万の善行を積んだ善人が一度悪事を働けば悪人になり、悪事の限りを尽くした悪党が一度善行を働けば良心の代表になる。だから一部のゲーム制作者も、わざとこの路線を狙う。実用性を追求する抜きゲーに、より人文的なものを詰め込もうとする。これが「神ゲー」が最も生まれやすい方法の一つでもある。 もちろん、この方法が毎回うまくいくわけじゃない。

『Study Steady 2』レビュー

何年も前、『Study Steady』(別名「スタディ§ステディ」)というゲームがあった。会社は「橘子酱」(marmalade)。実はこの会社のゲームにはかなり好感を持っていて、初期の「Primal」シリーズや後の「マシュマロ」なんかを見ても、この会社の印象は「堅実」だ。話に奇をてらうことはせず、ごく普通の学園恋愛を書いて、ちょっとした感動を添える。いわゆる「王道」な作品群だ。 ところが前作『Study Steady』で何を血迷ったのか、制作スタイルをガラッと変えて、ゲームエンジンの開発に力を入れ始めた。俺から見ればかなりの労力を費やして、別に目新しくもない Emotion 技術なんてものに取り組み、そのせいでゲーム内容の大半を捨ててしまった。 だから『Study Steady』は妙な感触のゲームになった。シナリオは極めてシンプル、進行もとにかく退屈。唯一の見どころは風船みたいにゆらゆら揺れる「動くヒロイン立ち絵」なのに、技術が未熟なせいでその立ち絵はぎこちなく見えるうえ、プレイヤーの物語への没入を妨げる。おまけに動作環境が妙に高くて、ハイスペックPCじゃないと30fpsすら安定しない。ヒロインの黒タイツCGを絶賛する声は多く、HCGも大量に収録されたが、そのHCGに「動き」がないせいで拍子抜けだった…… 俺の目には、『Study Steady』は完全な失敗作に映った。だが不思議なことに、この作品はFDまで出し続けられるし、もっと理解できないのは続編まで出たことだ……『Study Steady 2』が!

HARDWOOD 木製スマホケース:買ってよかった点と微妙な点

夏のこと、暇を持て余してネットをうろついていたら、EtsyでPixel 6 Proのスマホケースが買えるのを見つけて、すぐにHARDWOODというブランドの木製ケースに惹かれた。 メルカリにも似たようなものはたくさんあるけど、この模様がとにかく独特で、値段もそんなに高くなかったから、届くかどうか試しに買ってみることにした。 で、相手はすぐに発送したんだけど、まさかウクライナ🇺🇦から送られてくるとは思わなかった。それから1ヶ月近く音沙汰なし。 ウクライナはまだロシアと戦争中だろ?もう輸送機が撃ち落とされたんだろうなと思ってたら、1ヶ月ちょっとで突然中国に届いて、無事に受け取った。

FiiO Q3S を使ってみた

先日、なぜか頭がおかしくなって、またオーディオ沼の散財道を歩き始めた。ただ今回はいかにも貧乏で、桁が四桁になるような新製品も買ってないし、199ドルのAKG n5005も買ってない。淡々と新しいDACを買っただけだ。 理由も簡単で、ちょっと特殊な需要があったから: DACは4.4のバランス出力に対応していること DACは3.5のヘッドホンジャックにも対応していること DACは持ち運びできて、ノートPCで使いやすいこと DACは自分で給電できて、バッテリーがあり、しかも「バッテリー駆動かUSB給電か」を切り替える機能のオプションがあること 安いこと。Mojo 2のことは知ってるが、買えない デコード仕様が低すぎないこと 最終的に見つけたのが、この不思議な「FiiO Q3S」。不思議と言うのは、これがいつ発売されたのか俺も知らないし、FiiO公式でももう売ってないのに、メルカリやメルカリでは確かにこの製品の痕跡が見つかるからだ。この製品は俺のDACへの需要に完璧に合致していて、必要なものは全部あるし、値段もそんなに高くなくて850元、しかも分割払いまで対応している。それで頭に血が上って、買ってしまった。
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Black Shark 冷却ケース をしばらく使った感想

先日、Pixel 6 Pro を使い始めたばかりの頃、このポンコツで原神をやって風魔龍相手にすらカクつくのを見て、それでいて多くの人が「Tensor Core」の GPU 性能は爆裂だと持ち上げているのを思い出した…… そこで思ったんだ。このポンコツ SoC が熱で全力を出せないなら…… 俺も冷却ファンをつければいいんじゃないか? スマホの冷却ケースといえば、まず思い浮かぶのは「Black Shark 冷却ケース」。やっぱり俺が恋しいのは童貞シャークだな!