『若葉色のカルテット』レビュー
青緑色のカルテット a.k.a. 若葉攻略
一、
私の名前はソフィア、フルネームはソフィア・クーゲル・ウェストリン。名前がクソ長すぎて自分でも覚えられないから、みんなソフィアと呼ぶ。エリデュローネという国の王女として、日本に留学に来ている。
もちろん、我が国の地位がクソしょぼいせいで、堂堂たる一国の王女なのに「転校生」として日本の普通の学校に来る羽目になった。さらに悲惨なのは、自分で家を借りてアパートに住まなきゃいけないことだ。
王女にあるまじき待遇じゃん!

もちろん理由は分かっている。
我が国エリデュローネでは、誰もが二つの形態を持っている。動物形態と人間形態だ。もちろん我が国はセナリオ遠征隊のスポンサーじゃないし、私もドルイドじゃない。ただ、国の誰もが「変身」できる血統を持っていて、動物と人間の形態を自由に切り替えられるだけだ。
しかし、その能力を私は持っていない。
堂堂たる一国の王女が、この国の種族の才能すら持っていないなんて、体たらくもいいところだ。外に漏れたら、血統が純粋じゃないと思われるに決まっている。下手したら父に私生児だと疑われるかもしれない。結局父は私を守るため(少なくとも本人はそう言っている)と言って、国外に出して日本に留学させた……
しかも父はいつ帰っていいとも言わない。今の状況を見る限り、私はどうやら……帰れそうにない。

自分も「変身」できると証明するまでは。しかしその変身が簡単なわけがない。洗濯も料理もできない私に、変身なんて覚えられるはずがない。
子供の頃から父は私を「厄介者」と思っていて、働きもせず、食いしん坊で、早く嫁に出したがっていた……

そういえば、父が私を国外に出した時、涙一つ流さなかったな。
何か手を考えないと、国に帰らないと。
二、
帰国する一番簡単な方法は二つのタスクをクリアすること。一つは変身を覚えること、もう一つはここで名を上げることだ。
しかしどちらも簡単じゃない。そんな時、私はクラスの中のある人物に気づいた。
そいつは夕斗といって、一見目立たないが、直感が言う。彼はきっと「主人公オーラ」を持つ選ばれし者だと。
しかもその夕斗は「若葉荘」という寮に住んでいて、空き部屋もたくさんある。彼と関係を築ければこれ以上ない。

一国の王女として、どんな修羅場も見てきた私。簡単に操作して、あの貧乏小僧と知り合い、楽々「若葉荘」に住み込んだ。
入ってみて分かったが、この「若葉荘」には奥がある。ライバルもなかなか多い。どこから来たか分からないメイド、夕斗と幼い頃から知り合いの巨乳の女、それに猫が一匹……
もちろんあの猫は偽装で、実は彼女も我が国の人間で、変身できる。ただ一時的に猫に化けているだけだ。私が彼女を見て、彼女も私を見て、なんと私に軽蔑の眼差しを向けてきた。だから私は彼女の正体を暴くことにした。

私は夕斗に、あの猫は実は我が国の人間で、本来は人間だが猫に変身できるだけだと告げた。
どうしようもなく、正体を暴かれた猫は人間に戻らざるを得なかった。これには夕斗たちも仰天。何年も飼っていたペットが実は人間だなんて、誰だって驚く。
こうした一連の行動のおかげで、「若葉荘」の人々は私を少し見直してくれた。
そして私は目標の「夕斗」に少しずつ近づいていった。
このクソガキは実に落としやすかった。ある夜、彼がトイレに行くのを見計らって庭に現れ、偶然を装い、愁いを帯びた表情を見せた。
私は夕斗に悩みを打ち明けた。エリデュローネという国から来たのに変身できない。あんな種族なのに種族の才能がないから追い出されたのだと。
夕斗は思惑通りに引っかかり、私の悩みを積極的に解消し始め、変身の方法を一緒に探してくれた。

実は変身なんて、ちょっと頑張ればすぐできた。手間も時間もほとんどかかっていない。

そして変身の練習の過程で、私と夕斗はどんどん近づいていった。彼が少し私を好きになっているのを感じたし、私も彼と付き合うことにした。ここで足場を固めるには、地元の人間が必要だ。日本は先進国だし、結婚でここに残れるなら、故郷の封建的な帝王国家よりずっとマシだ。
私は積極的に攻めることにした。まず告白だ。
しかし告白の前に、片付けなきゃいけない問題があった。
「若葉荘」にメイドがいて、そのメイドは夕斗が大好きだ。聞くところによると、夕斗に告白したくて言い出せなかったから、メイドになったらしい。だから私が軽率に告白したら、メイドは私を恨むに決まっている。私は料理もできないし、毎日寮に帰って出来合いのご飯を食べられなくなったら、どれだけ辛いか!

そこで告白の前に、私はメイドに会い、告白することを伝えた。
メイドは驚いたが、私もメイドを尊重する意思を示した。何しろ彼女が先に夕斗を好きになったのだから。
「30分後に夕斗に告白しに行く。もしあなたが同意しないなら……先に告白するチャンスをあげる。」
30分しかあげない。小さなメイドに反応する時間なんてあるわけない。結局メイドは諦めるしかなく、私を祝福した。
そして私の告白も流れに乗って成功し、「若葉荘」で最初のリア充になった。

めでたしめでたし。
三、
リア充になり、変身も覚えた。そろそろ帰国のことを考えるべきだ。だから父に手紙を書いて、こちらの状況を伝えた。
父は返事をくれなかった。なんと使者を派遣して、私の言っていることが本当かどうか見に来ると言う。
このクソジジイ、どんだけ私を信用していないんだ。
使者が来て私の現状を見て、最後にこう言い残した:

「ここに来て……もうしばらくだと思うが、帰国するのに十分な能力があるという証拠は何もないな。」
は?変身もできるようになったのに、まだ十分な能力じゃない?私はとっくに知っていた。国を追い出されたのは変身のせいじゃない。父が私を役立たずだと思ったからだ。
私は役立たずか?もちろん違う。ただ怠けているだけだ。この間抜けな使者を相手にするには、ちょっとした策を弄すればいい。
私は新しい彼氏を連れて、学校で小さな調査をやった。調査内容は「日本人が我が国をどう思っているか」だ。

ネット調査は使わず、対面調査にした。そうすれば好意的な評価を得やすいからだ。
最終的に集めた評価表を使者の顔に叩きつけて、これが今の私が簡単にできる社会調査だと伝えた。使者は持って帰って少し見て、こう言った……
こんな社会調査はなかなかすごいが、それでもすぐには帰れない。王は日本に外交事務所(大使館かどうかは知らない)を設立したいと考えていて、ここで来日する自国民の応対を私に任せたい。将来任務を果たせば帰っていいと。
そこで私は堪え忍び、ここでどれだけいたか分からないが、ついに帰国の資格を得た。

帰国の日、私はまさに錦を飾って故郷に帰った。王女の栄光だけでなく、父王の認めも携えて。あのクソジジイがついに公に私を認めてくれた。
そして隣の夫・夕斗の手を握り、高くそびえる王座を見つめながら、自分の戦いはまだ始まったばかりだと感じた。
四、
私の名前はひより、守谷ひより。ごく普通の家庭の一人娘だ。
この学校に来て間もなく、私は恋に落ちた。
相手は「若葉荘」に住む夕斗。初めて見た時から好きになった。
私は告白することにした。
そしてある午後、ついに夕斗を捕まえた。

「好きです!」
勇気を振り絞って告白した。
「何だって?」
どうやら聞こえなかったらしい。
でも二度目を言う勇気はもうなかった。どもった後、どうしようもなく、すごくバカな言い訳をした:
「つまり……あなたのメイドになれますか!?」
言い終わって自分でもバカだと思った。
「いいよ。」
こうして私はメイドとして「若葉荘」に入居し、夕斗との物語を始めた。メイドになったけど、悪くないと思う。少なくともずっと彼のそばにいられる。

「これで将来チャンスがあるかも。」と自分を慰めた。
五、
「若葉荘」でメイドをしばらく続けて、新しい趣味に目覚めたことに気づいた。
メイドが結構いいと思うようになった。恋愛よりいいかも。毎日買い物してご飯作って、掃除して、妙に楽しい。
なぜメイドになったのか、ちょっと忘れかけていた。
でもその時、夕斗が何かを思い出したように、いつも話しかけてきて、さりげなくこう示唆する:
「昔、俺に告白したことある?」
今さら認められるか。はぐらかすしかない。
すると夕斗の方から告白してきた……

こっちが混乱する。謙遜じゃなく、今はメイドがいいと思っている。夕斗のことも好きだけど、告白を受けたらメイドを続けられなくなるのでは?
最終的に夕斗は、付き合ってもメイドを続けていいと約束した。
それを聞いて、すぐに同意した。
こうして私は夕斗の彼女になった。
六、
夕斗の彼女になってからも、実はメイドと大して変わらない。昼間の仕事に加えて、夜は添い寝するだけだ。

メイドがどんどん楽しくなって、よくメイド服で夕斗と一緒に買い物に行った。その買い物が事件を起こす。
ある日、メイド服で夕斗と買い物していたら、実の父に遭遇した……
父は怒りで手が震えていた。説明しようとしたが、何も聞かずに背を向けて去った。

その後、父から様々な警告と制限が届いた:
- 「若葉荘」に住むのをやめること
- すぐに転校の準備をすること
- 夕斗と付き合い続けないこと
付き合い始めたことを父に報告していなかったけど、こんなに怒るとは意外だった。
結局、夕斗が一緒に父のところへ話をしに行こうと言い出した。
父に会って、なぜあんなに怒ったのか分かった。

「私の大事な娘を、お前たちがメイドに仕立てたのか?許せん!」
誤解はそこだった。私は父に、自分から望んでメイドになったと伝えた。メイドになって誇りに思う、国にゴムを節約していると。
夕斗も「そうそう、彼女が自分から望んだんです!」と加勢した。
結局、父は抵抗むなしく現状を受け入れるしかなかった。

そして私も夕斗と結婚した。妻であり、メイドでもあり、小さなメイドも生まれて、本当に幸せだ!

めでたしめでたし。
七、
私の名前はアイ。私は猫だ。正確には猫じゃない。あの金色の犬と同じく、エリデュローネという国から来た。
密入国した。実は元々その国のとある小貴族の王女だったが、その貴族の政治派閥争いが嫌で逃げ出した。
たまたま日本行きのタンカーを見つけて、猫に変身して船に隠れ、うまく密入国した。

見知らぬ国で、ずっと猫の形態を保ってきた。一つはビザの心配がないから、もう一つは安全のためだ。
そして夕斗という男に拾われ、ペットになって「若葉荘」に入った。
「若葉荘」の一番いいところはペットを飼えること。それも夕斗がここに住む理由だ。
夕斗について、私は特に何も感じない。この寮の唯一の男で、表向きは真面目ぶっているが、部屋に帰ればオナニーを始める。毎日オナニーし、尽きないオカズを持っている。
その幸せな日々も、ソフィアという金の犬が来たことで終わった。
その犬は私を見るなり、同じ種族だと言い、私が実は変身できるという事実を暴いた。
ムカつく。
変身して人間になった後も、猫の生活リズムを保っている。毎日飯を食って寝て散歩に出るだけ。年寄りみたいだ。

そう、年齢は確かにもう若くない。32歳だ。体は小さく見えても、猫の族群ではもう中年のおばはん猫だ。
それなのに、あの夕斗が私に発情した。なんと告白してきた……

でも彼の年齢も若いし、私は彼の部屋に住まわせてもらっている。居候の身だし、日本にずっといたいから、同意した。
その後は春爛漫な毎日だった。あの金の犬が手紙をくれるまでは。
その手紙は故郷からで、父からだった。父はずっと私が死んだと思っていたのに、私が生きていて日本にいることを知ったのだ。

100%あの金の犬が売ったんだろう。
金の犬がその手紙を持って夕斗に伝え、私はどうしようもなく、実は自分もエリデュローネから来た貴族で、政治闘争から逃れるために密入国したこと、実は32歳であること、故郷の人々は私が死んだと思っていることなどをBlah blah blah……と認めるしかなかった。

夕斗は驚いた。一番驚いたのは多分私の年齢だろう……
最終的に夕斗は私を支持し、父に手紙を書いて自分の気持ちを伝えろと言った。

私は書いた。日本でクソ楽しくやってて帰るつもりはない、家族の争いにも参加しない、父よ許してくれ、と。
最終的に父は理解してくれた。いつか時間を作って会いに帰り、父の唯一の要求を満たさなければならないかもしれない。

そして私はというと、日本にうまく潜伏して日本人になり、夕斗の妻にもなった。
小さな猫も生まれた。

めでたしめでたし。
八、
私の名前は都、峰岸都。夕斗と幼い頃から遊んでいる友達だ。日本人はこれを幼馴染と呼ぶ。中国にはこれを「青梅竹馬」と訳すのが好きなバカがいるが、私たちはせいぜい「竹馬」で、青梅なんてない。

ゲームが好きだ。ゲームが好きな理由は、夕斗が子供の頃にやっていたから私もやった。そのまま沼にハマっていき、夕斗は逆に抜けて、しかも腕はどんどん下手になっている。今ではバトロワで最後の決勝圏まで生き残ることすらできない。

ゲームは私の趣味で、何でもやる。徹夜でやるのも好きだし、人を沼に引き込むのも好きだ。
多くの人は私と夕斗が近いと思うが、実は特別な感情はない。ただよく知っていて、子供の頃一緒にゲームをしただけ。時々取っ組み合いもするし、体の接触も珍しくない。一緒にお風呂に入ることだってある。子供の頃からそうだったから、大げさに驚くことじゃない。

でもある時、夕斗が突然マッサージしてやると言って肩を揉み始め、そのまま胸を揉み始めた……
最初は別にいいと思った。胸のマッサージもOK。何しろ私の胸は大きいし、疲れるんだから……
でもずっと揉まれているうちに、妙な感覚が出てきた……つまり……下が濡れる……あの感覚。
それ以来、下を触るようになり、なぜか快感があることに気づき、純潔な私はいつの間にかオナニーを覚えた。

オナニーの快感を知ってからは止まらない。毎日やり、毎晩やり、時にはゲームもせず部屋にこもってオナニーする。
そのうち、これはよくないと思うようになった。でも自分を抑えられず、いつもやってしまい、夕斗にも恥ずかしさを感じる……自分は淫らな女だと思う。
最終的にこのことを「若葉荘」の他の女たちに話すことにした。彼女たちは聞いて最初は驚き、次に「何だそんなことか」という大げさな顔をした。私はただ夕斗が好きなだけだと言い、早く告白するように勧め、軍師を買って出てくれた。
そして彼女たちはそれぞれ案を出したが、どれもろくでもない。最大の問題は、私と夕斗が仲良すぎて、近すぎること。会話も自然で、告白を匂わせても本気にされない。

結局、バカみたいに正直に告白して、苦労した末にようやく夕斗を落とし、カップルになった。

カップルになって以前と一番違うのは、毎日オナニーしなくていいこと。エッチができる。
その後、夕斗に問題が起きた。進学するので「若葉荘」に住み続けられなくなり、ここは女子寮になるかもしれない。
最終的に一緒に学校に頼みに行き、あの金のソフィアに学校を脅させて、両国関係に影響すると言わせ、夕斗を留まらせた。私たちの素敵な生活は続く。

九、
私の名前は夕斗、有馬夕斗。
「若葉荘」の住人で、猫が好きだ。一匹飼っていて、あの猫と添い遂げるつもりだった。
しかし最近「若葉荘」が非常に慌ただしくなっている。まず金髪獣耳の計算高いビッチが来て、次に頭のイカれたストーカーが来て、さらに幼い頃から一緒に遊んでいた峰岸都までいて、大ピンチに陥っている。
三人の女がそれぞれ私に気があるが、私はただ猫と添い遂げたいだけだ。
なのに、あの憎い計算高いビッチが教えてくれた。私が飼っている猫も実は人間で、しかも32歳の高齢だと!
Oh God!世界は残酷だ。

最終的にどうしようもなく、峰岸都の告白を受け入れた。32歳のおばはんは選べないし、計算高いビッチも好きじゃないし、頭のイカれたストーカーなんて選べるわけがない。峰岸都はむっつりスケベな性依存症だが、少なくともよく知っているし、比較的信頼できる。
最終的に様々な努力の末、「若葉荘」に残って寮の管理人になることを選んだ。将来は女子寮の門番のおじさんになるかもしれない。

もしかしたら将来、私の人生はまだ始まったばかりなのかもしれない。
後記:
時々、日本の「18禁」エロゲーは一体誰に売っているのか分からなくなる。
ゲームが「18禁」なら、内容はエロ以外にも「成人向け」の設定があるべきだ。少なくとも物語の深さや会話のスタイルは「大人」のレベルであるべきだ。
しかし現状、小規模メーカーを除けば、ほとんどの「18禁エロゲー」は「青少年レベルの会話と内容」にエロCGを足しただけだ。
いや、むしろ多くのゲームの脚本は青少年レベルでも不合格だ。

この『若葉色のカルテット』について、私の感想はそんなところだ。
このゲームは完全に流水線作品で、物語にこれといった見どころもなく、展開はどこまでも穏やかで、しかも大量に非常にNaiveなところがある。一国の王女がなぜここで寮に住むのか?王女が適当な社会調査でごまかせるわけがない?やたら国と国の関係を持ち出すが、この話は本気なのか?しかもあの日本共通語、そしてぬるま湯のように何も感じない日常会話。糖块社は金がなくなって、この作品でお茶を濁しているとしか思えない。

糖块社の以前のゲームは結構良かったのに、なぜこんな退屈なものを作ったのか?
『彼女と彼女の母2』では獣耳にアニメーションまであったのに、ここでは何もない。EDもエンジンで実装していて、とにかく金を節約している。

もちろんこのゲームにも完全に欠点がないわけではない。山本希望はやっぱりHip-Hopを歌った方がいい。CV卯衣がまた少しヒロインの存在を救った以外では、画風が進歩したことだ。多くの細部とエロCGの描写は確かに一線級で、黒タイツ白タイツのCGは本当に上手いと思う。
でもこれはゲームであって、エロ本じゃない……
ああそうだ、このゲームにとっては、売りはエロ本なのかもしれない。
P.S. 私の新浪Xアカウントが復活しました https://weibo.com/sumomogal
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