ODROID-GO Advance の正直な感想
ODROID-GO Advance 入手・組み立て・塗装
ODROID-GO Advance はあの ODROID-GO 携帯ゲーム機の後継版で、性能が上がり、スティックとショルダーボタンも付いた。海外のレビューを見る限り、性能はかなり強く、将来性も大きいらしい……。
というわけで買ってみた。実はかなり前に届いていたのだが、組み立てる時間がなくて、最近になってようやく引っ張り出してきた。ここに記録しておく。

海外サイトで Paypal 決済、国際便で中国まで発送。届いたのは相変わらず箱が2つで、開けると中身は全部パーツだった。


組み立て自体はそこまで複雑ではない。マニュアルは同梱されていないが、QRコードが1つ入っていて、読み取ると組み立て動画が見られる。ただ、組み立てる前にまず塗装をすることにした。透明なケースがあまり好きじゃないからだ。
今回使った塗料はタミヤの「マットガンメタルブラック」、あとはボタン用にイエローとレッドも試してみる。

初めての塗装だったが、YouTube の動画を参考にして、屋外に紙を敷いて横に吹き付ければいいだけだった。

乾かせば終わり。この手のプラスチック用塗料は半日で乾くらしい。
次は組み立て。ここで1つ難所がある。画面の取り付けだ。画面は周囲のツメで嵌め込む構造で、多くの人が力任せに押し込んで画面を割ってしまう……。
何しろプラスチックの外殻なので、コツを使って嵌めればいい。

画面を嵌めてしまえばあとは楽で、手順どおりに組めば終わる。組み終わったらRG350と並べて比較してみた。

デフォルトでは公式サイトからシステムイメージをダウンロードしてTFカードに書き込まないと起動しない。書き込まないとカードがないと警告される。

しかもこのイメージがUbuntu 19.10だなんて……。
そしてゲームを遊ぶには、TFカードのRomsディレクトリに対応するエミュレータのROMを置けば、システムが対応するエミュレータのアイコンを有効化してくれるので、それを実行するだけだ。

ここからは感想をまとめる:
- 性能は確かに大きく飛躍していて、画面解像度も上がっていて、全体的な見た目はかなり良い
- パーツの作りは悪くなった。ネジを締めていたらネジが折れてしまい、最終的には無理やり留めてネジは諦めた。まあメルカリ(タオバオ)にケースが売っているので、買って付け替えればいい
- 塗装はケースなら問題ないが、ボタンは塗装で色を付けるのはやめたほうがいい。おそらく浸け染めが必要だ。塗装だと僕みたいに……ムラになって見苦しい。溶剤系の塗料で色を落とすことを考えている
- システム自体はすごい。Ubuntuコアに専用カスタムシェルだが、まだ未完成で、「ゲーム中のクイックセーブや音量調整」にすら対応していない。改善の余地はある
- 手感は個人的にRG350より良い。それにRG350の右側のスティックはどうも使えない気がする
- ODROID-GO Advance のシステムの可能性ははるかに高い。何しろUbuntuの後ろ盾があり、各種エミュレータのラッパーは問題にならない。現在ファームウェア開発も活発で、公式以外にもすごいサードパーティ製がいろいろある
- 公式ファームのエミュレータは前世代のように多くのゲームが動かないとか画面が崩れるということがなくなった
- バッテリー持ちは個人的にRG350より優れていると思う
- 音はやはりRG350が最高
全体的に、この携帯ゲーム機をいじるのはなかなか楽しいし、この機械自体の楽しさは「いじること」にあると思う。システムをいじり、組み立てをいじり、ハッキングの余地が大きい。ただ買ってゲームをしたいだけなら、安いPSPやPSV、あるいはRG350のほうが良い選択だ。もちろんいじるのが好きなら、ODROID-GO Advance のほうが向いているかもしれない。
あ、そうだ。これを書いている時点で ODROID-GO Advance の1.1バージョンも発表されていて、ブラックカラーが追加され、Wi-Fiが内蔵され、USB-C充電にも対応し、価格は数ドル上がった。実に良心的だ。買うなら新型のほうが良い選択だ。海外の人がWi-FiでQuake 2のオンライン対戦まで実現しているのを見たが、本当にすごい。
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