『現実が見えてきたので少女を愛するのを辞めました。』レビュー

もしかしたら俺はロリコンじゃないのかもしれない

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何年も前、ネットを徘徊していた頃に、いわゆる「大牛(すごい人)」と知り合った。その人は俺の世界観を色々とぶち壊してくれた。ネット上でこんなにヤバい人に出会ったのは初めてだった。まあ「大牛」本人が自分でヤバいと言っていただけの話だが。

「大牛」はカナダに住んでいて、若くして成功していて、普段は授業を受けたり、たまにMicrosoftでバイトしたりしていて、最新のWindows Vistaのベータ版が使えて、さらに新型の「UMPC」を弄る金もあると自慢していた。当時は「この人マジですごい、同じグループに入れて光栄だ」と本気で思っていた。

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でも後から少し変だなと思うようになった。そんな「大物」なのに、なぜDiscordの名前には「火星文字」や「非主流」な言葉がたくさん入っているのか?そんなにすごい大物なのに、なぜほぼ24時間365日ネットに張り付いているのか?

そしてある日の夜、「大物」が個別チャットで「いいものを見せてやる」と言ってきた。送られてきた動画を開くと、巨大な白人が二人のとても痩せた人を侵犯していた。よく見ると、その「痩せた人」はどうやら子供だった。小さな女の子と、もう一人は小さな男の子。

その動画は俺に耐え難い不快感を与えた。なのに「大物」はまだ「Want Some More」と聞いてきた。

それから俺はその「大物」とほとんど話さなくなった。その後Discordを使わなくなって、その「大物」に会うこともなくなった。先日Discordにログインしたら、どうやら帰国して服を売っているらしい。なんだか「やっぱりな」という気持ちになった。

後になってようやく分かった。あれこそが本当の意味での「児童ポルノ」だったのだと。

それから俺は「二次元デブオタク」を始め、たくさんのアニメやゲーム作品を見てきた。幼くて可愛いヒロインを見ると萌える。多くの若者が萌えキャラの女の子に向かって「自分はロリコンだ」と言っているのも見た。最初は「ロリコン」が何なのかよく分かっていなかった。ただ「ロリ」とは「体が小さくて可愛い女の子」のことだと思っていた。しかし、深く知るにつれて分かってきた。本当の「ロリコン」とは、最初のあの「大物」のような人のことなのだと。

欧米はずっと「児童ポルノ」を規制していて、一部の議員は日本のアニメやゲーム作品に矛頭を向け、より深刻な児童ポルノ犯罪を引き起こす可能性があるとさえ言う。しかし俺は一つ分かった。「ロリコン」と「ロリコン」は違うのだと。

ACG文化に触れ始めたばかりの子供たちは、誇らしげに「自分はロリコンだ」と自称することがよくある。しかし彼らの目に映る「ロリコン」は、せいぜい「体が小さく見える可愛い女の子」が好きな程度で、もし本物の「幼女」に遭遇したら、性的興奮なんてとても感じないだろう。

そして本当の「ロリコン」は、もっと危険な存在なのだ。

だからこんな分裂した状況が生まれる。ネットで「ロリコン」が「白タイツ大好き、ロリ大好き、幼女大好き」と言っているのを見る一方で、本物の「ロリコン犯罪」のニュースの下では彼らが怒りまくっているのも見る。

なんだか「葉公好龍」みたいな感じだが、理解はできる。誰でも本物の「ロリコン行為」を耐えられるわけではないからな。

例えば俺も、以前は自分を少なくとも「二次元ロリコン」だと思っていた。でも最近、本物の「ロリコン抜きゲー」をプレイして、言葉にできない嫌悪感を覚えた。それが今日紹介する『現実が見えてきたので少女を愛するのを辞めました。』だ。

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タイトルには『現実が見えてきたので少女を愛するのを辞めました』とあるが、実際にはゲーム内に別のタイトル「現実が見えてきたのでロリコンを辞めました」もある。英語のサブタイトルがすべてを物語っている。

How I Learned to Cure Paraphilia and Love my Family.

ゲームのストーリーは極めてシンプル。主人公は筋金入りのロリコンで、ネット名は「飯大人」。ロリコンの同人誌を作っていたが、年を取ったことや、いつも小女孩に唾棄されることから、その特殊な趣味を隠し、お見合いを始める。そして順調にバツイチの巨乳美女「愛宮麻衣」を見つけ、結婚まで至る。

結婚後、妻には二人の小さな娘がいることが分かる。二人の女の子の義父となった主人公(義妹も含む)は、内心の「ロリコン」欲求を抑えきれず、犯罪と良心の境界をさまよい、最終的に歯止めが利かなくなる物語。

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このゲーム自体は、隠れロリコンの主人公が一般人と結婚し、娘に発情し始める話。そして一週目は必ずBad Endになる。小女孩を攻略できるのは二周目からで、攻略内容も二方向に分かれる。一つは「正常人」として最終的に妻を真愛として回帰するルート、もう一つは抑えきれないロリコンルートだ。

このゲームは日本のオタクの間で評価が高い。「物語が読みやすい」「主人公がリアル」という声が多い。だが俺にはむしろ不快感しかなかった。

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なぜならこのゲームの主人公が想像を超えて「キモい」からだ。この「キモさ」はどう言えばいいか、娘が留守の間にこっそり娘の部屋に潜り込み、顔でパンツの匂いを嗅ぎ、最終的にパンツに向かってオナニーするような感じだ。そんな行為が他にもたくさんある。普段からエロい目で娘の絶対領域を眺め、頭の中で娘とのあれこれを妄想する。確かにこれはエロゲーだと分かっている……

でもエロゲーの主人公なら、自分が変態だと堂々と認めるべきじゃないのか?こんなにキモくある必要はないだろ?

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俺は最初、このゲームは主人公が内心のロリコン性癖を抑えきれず、罪の境界で葛藤し、最終的に精神的な昇華を経て娘と結ばれるような「背徳感」を描いていると思っていた。しかしこのゲームはただのキモい男がパンツを盗むレベルの話だ。気まずいし、むしろ反感を覚えた。

女とのHルートにも愕然とした。主人公は娘を妄想し続け、それが娘にバレる。偶然にも娘はロリコン本を読むのが好きな変態で、しかも主人公の前の名義「飯大人」の熱烈なファンだった。二人はすぐに「娼婦と犬は永遠に」状態になる。継父と娘が関係を持ったら、母親は崩壊するはずだろ?ところがこのゲーム、母親も「飯大人」のファンだったのだ……

俺は都合主義は見たことあるが、こんな都合主義は見たことがない。

最後には母親が、主人公のロリコン趣味を尊重し、自分との夫婦関係は表面的に維持してもいい、主人公と娘がどうしようが構わない、むしろ楽しんで見ているとまで言う……

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ゲームはそんな奇妙な雰囲気の中でエンディングを迎える。

このゲーム、最後まで何が意味あるのか分からなかった……もしかしたら最初から何か勘違いしていたのかもしれない。「隠れロリコン」の内面や社会への反省のようなものが描かれていると思っていたが、実際には何もない。あるのはキモい男の頭の中の下劣な妄想と、全く共感できないバカげたストーリーだけだ。

とにかくこのゲームの良さが分からなかった。やっぱり俺はロリコンじゃないのかもしれない。

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