Ubuntu 20.04 のタッチパッド体験を改善する

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Macbook のタッチパッドが一番体験がいいのは周知の事実で、多くのアップル信者が「一度使ったらマウスには戻れない」と自慢する。

俺も Macbook のタッチパッドは使ったことがある。ただ使った時期がかなり早くて、正直に言うと大学生の頃、Windows のゲーミングノートのほかにメインで作業していたのは Apple iBook G4 だった。当時は筋金入りのアップル信者で、このまま iPhone や iPad、Macbook を買い続けるんだろうなと自分でも思っていた。まあ、世の中うまくいかないもので、そんな奴にはならなかったけどな。

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もちろん今日は昔話をする場じゃない。本題に入ろう。

アップルのタッチパッドがそこまでいいなら、と Microsoft も対抗して「Precision TouchPad」、別名「高精度タッチパッド」を出して、Windows でのタッチパッド体験を大幅に改善した(まだ伸びしろはあるけど)。じゃあ Linux を使っている俺は、改善しようがないのか?

答えはノーだ。暇を持て余した連中が「Linux Touchpad like Macbook Update」というプロジェクトを立ち上げている。名前の通り、「Linux のタッチパッドを Macbook みたいにする」というもの。

このプロジェクトの主な目的は、現在の Linux におけるタッチパッド管理関連のドライバーに修正と最適化を加えて、タッチ体験を向上させること。特に「マルチタッチ」なんかを含む。

このプロジェクトは1年ちょっと前に大々的に宣伝されて、寄付やクラウドファンディングもやっていたのに、その後は音沙汰なし。俺は一時期これは金を騙し取るクソプロジェクトなんじゃないかと思っていたら、先日突然アップデートを公開して、自分たちがコミットした commits と、ビルド済みのコンポーネント PPA を公開した。Ubuntu 20.04 でインストールしてアップグレードできる。

アップグレード後はタッチパッドの応答性などがかなり改善される。

sudo add-apt-repository ppa:p12/xorg-gestures
sudo apt-get update

とはいえ、これで改善したのはあくまでドライバーレベル。アプリケーションレベルでは別のツールの助けが要る:touchegg

こいつのインストール方法は、自分で release ページに行って deb/rpm パッケージをダウンロードしてインストールする形だ。

https://github.com/JoseExposito/touchegg/releases

インストールが終われば、三本指の上スワイプと下スワイプが普通に使えるようになる。例えば三本指の上スワイプでウィンドウ最大化、下スワイプで最小化。

MINIMIZE_WINDOW.gif

具体的な設定はプロジェクトのトップページを見てくれ。

ちなみに touchegg はかなり便利だが、X11 しか対応していなくて Wayland は非対応。まあ Wayland 自体がマルチタッチ対応はかなり強力だから、これも要らないだろうけどな。

touchegg の開発者は elementary OS の開発者たちと関係が深く、まもなくリリースされる elementary OS 6.0 では touchegg の恩恵で 99% Macbook に近いタッチ操作が実現できるようになっている。

「Linux Touchpad like Macbook Update」は PPA を出したきりこれといった動きがないが、ずっと資金を集めているし、責任者もネット上で活動し続けているから、詐欺の可能性は低い。今後も注目してみるといい。もしかしたら将来 Linux のタッチパッドをもっとよくしてくれるかもしれない。

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