ThinkPad X230 を使ってみた
ThinkPad X230 ハイスペックモデルを手に入れた感想
正直、ノートPCへの需要はそこまで強くなかった。大学の頃は大抵の学生と同じで、ノートPCに妙に憧れていた。とにかく持ち運べるし、流行ってるし、かっこいい。でもPCを深く使うようになるにつれて、ノートPCが嫌いになっていった。アップグレード性が悪すぎるからだ。GPUやメモリやCPUを載せ替えたいと思うのは当然で、ノートPCだとメモリを増やすのが精一杯。ところが今になって、またノートPCが少し欲しくなってきた。理由は我ながら笑える话で、静かな環境でPCを使いたいと思うことがよくあるからだ。安物のDellノートはすでに持っているが、目が潰れる画面、ゴミみたいなキーボードの打鍵感、i3 SNB世代のカスみたいな性能、9セルバッテリーを入れてもなお悲惨なバッテリー持ち。これでは要求を満たせない。特に画面。他はどうでもいいが、目が潰れるのは許せない。
そうしてノートPCへの要求はほぼ固まった。高性能+良い画面+長いバッテリー持ち+良いキーボード+携帯性。
なぜウルトラブックじゃないのか?
この条件はつまり、作りが良くて使用感を重視したノートPCが必要ということで、まず思いつくのはMacBookかウルトラブックだろう。正直、この二つは真剣に検討した。まずApple。あらゆる面でほぼ完璧。システムを除いては。いや、Mac OS Xが優れたOSで、MacBookとの組み合わせは完璧だと言いたいのは分かる。でも自分は使いやすいとは思わない。少なくともMac OS Xにはもう疲れて愛せない。それが良いかどうかをApple信者と議論する気もない。要は買いたくないだけだ。ウルトラブックについては悩ましい。ちょうどHaswellが出始めた時期で、第4世代ウルトラブックが続々登場している。Haswellの最大の利点は省電力とバッテリー持ちのはずなのに、第4世代ウルトラブックはその利点を活かして自滅しているとしか言えない。より省電力なCPUに対して、彼らはバッテリー容量を維持して駆動時間を伸ばすのではなく、駆動時間を維持してバッテリー容量を削り、しかも作りは良くなっていないように見える。最初にVaio Pro 13に惹かれて実店舗で2回触ったが、このカーボンファイバー素材がどうにも受け付けない。タイピングするとキーボードがたわむ。この柔軟さ、体験してみてほしい。カーボンファイバーとはいえ、中のマザーボードまでカーボンじゃないだろう? もう一点、現行ウルトラブックはみな新顔で、寿命がどれほどかは未知数だ。バッテリーは内蔵、筐体はほとんどプラスチック、Appleのような充実した保証やOSアップデートサービスもない。耐久性は怪しい。
なぜThinkPad X230なのか
以上の理由からウルトラブックを捨て、あれこれ考えて従来型ノートのほうがマシだという結論に至った。実際その通りで、偶然ThinkPad X230を見つけた。Haswell世代ではないが、標準電圧CPUなので性能は保証されている。低電圧版CPUは性能と引き換えに駆動時間を得ているだけだ。X230は標準的なノートで、部品は交換でき、mSATA SSDや3Gモジュールも自由に追加できる。唯一不満なのは画面解像度で、相変わらず忌々しい1366x768。IPS液晶を選べても解像度の弱点は補えない。ただ画面は12インチしかないので精細さは十分、最悪外付けモニターを使えばいい。当時漏れていた情報ではX240sも1366x768らしいということで、まあいいかと納得した。
もちろん後になってX240sに1080p液晶が選べると知って後悔した! でも後悔しても仕方ない。12インチで1080pは目が潰れると自分に言い聞かせるしかない…… 購入と簡単なレビュー
本体は香港版のi7最上位モデル、IPS液晶、キーボードバックライト付きで6000元。メモリを8GBに増設し、メルカリでmSATA SSDを入手した(最初は中古品が届き、店と交渉してようやく新品のPLEXTOR M5Mが送られてきた)。
外観は典型的なThinkPadスタイル。黒く角張って硬質な感じが好みだ。細部の作りには不足もあり、ヒンジの片側の隙間がやや大きい、バッテリーがしっかり嵌まらないなど。それでも同クラスのノートの中では優秀な部類だ。X230のキーボードは最も叩かれる部分で、アイソレーションキーボードは受け入れられないという声が多い。自分は許容範囲。以前もこの型に触れたことがあるが、アイソレーションでもそれほど悪くなく、むしろ従来型より快適に感じる。X230はThinkLightも残している(後のX240では廃止されたらしい)。トラックポイントの物理ボタンも健在で、これも後に廃止される。つまりX230は伝統的な要素をいくつか残しており、今後のThinkPadはウルトラブック方向へ全面移行してクラシック要素は減り、ThinkPadファンはますます罵るだろう。自分としては悪いこととは思わない。遅かれ早かれ改良は必要で、改良後が本当に使いやすいかは実際に触ってみないと分からない。最後に言いたいのは、トラックポイントが本当に良いということ。以前は使ったことがなかったが、使ったら好きになった。
最後に画面。解像度にはこだわるが、それでも言いたい。1366x768でも高品質なIPS液晶なら価値がある。本当に目が疲れず、とても快適だ。
届いてからの改造
ThinkPad X230は香港版を購入。IPS液晶を選んだが、SSDの取り付けは自分でやる必要がある。底面のキーボードマークのネジを外し、前面のキーボードをそっと押し上げ、Cカバーを開けてmSATAスロットを見つけ、SSDを挿すだけ。
もう一点、米国版以外のThinkPad X230はすべてRealtekの無線LANモジュールがデフォルトだ。このモジュールがどれほどゴミかは多くを語らない。APからわずか4メートルの距離でノートが絶えず切断される。解決は簡単で、メルカリで20元から120元ほどのPCI-ExpressのWi-Fiモジュールを買えばいい。RFUマークのあるThinkPad汎用のものを選ぶこと。交換方法はSSDとほぼ同じで、無線LANカードはSSDの隣に挿す。自分はIntel 6300を購入。アンテナ3本対応だが、X230内部のWi-Fiアンテナは2本しかない。その場合は内蔵の赤いアンテナを中央の端子に接続すればいいらしい。赤は3Gモジュール用の信号らしいが、少なくともこのノートに3Gモジュールを付けるつもりはない。交換後は無線性能が大幅に向上し、やる価値はあったと証明された。 システム関連
凝り性ではないので普段はUbuntuを使っている。慣れると悪くない。設定で問題はほぼ出ず、各種ドライバもほぼ完璧。13.04時点の話で、最新カーネルに上げている。あのゴミみたいなデフォルトカーネルだと、たまにフリーズするのは避けられない。もっとおすすめなのはKernel Mainline PPAの3.11 RC3を手動で入れること。省電力もハードウェアサポートも満足できる。
主にLinuxだがWindowsも入れる必要がある。Windows 8.1のLiveアカウント必須の仕様が嫌いなのでWindows 8を入れた。ドライバで問題は出ていない。ThinkPadの通知ツール一式は入れず、キー通知だけ入れた。あまり使わないのでどうでもいい。
ただWindows 8の1366x768での表示はかなり気になる。思い切ってタスクバーを左に移動した。Unityの真似だ。
内蔵HD4000で十分だと思う。ゲームもあまりやらないし。ただLinuxでSteamのDota2を動かすとキャラクターやタワーのモデルが見えない。解決法はMesaを最新版に手動更新すること。Xorg-edge/PPAはおすすめしない。入れるとシステムが非常に不安定になる……
Bluetoothマウス
ThinkPad X230はBluetooth内蔵なのでBluetoothマウスを用意し、このイカした奴ならアホな2.4Gワイヤレス製品を完封できると思った。しかし大間違いだった。2.4G製品に完封される側だった。Bluetoothは転送速度自体が高くなく、致命的なのはペアリングが必要で、そのペアリングが延々と続くこと。Ubuntuで自動ペアリング接続を設定するのに半日かかった。方法は馬鹿みたいで、ペアリング時に「自動」を選ばず、下の0000や1234などのペアリングコードを適当に選ぶ。するとUbuntuがBluetoothマウスを忘れなくなり、起動のたびにマウスを振り回して自動接続を祈れる。
もちろんWindowsではこの現象はないが、Ubuntuで自動ペアリングを完了すると、Windows 8では自動ペアリングが失われる。つまり両方のOSで得ることはできない。非常に不快だ。
もう一点、WindowsではBluetoothデバイスの「省電力のためにこのデバイスをオフにできる」のチェックを外すこと。でないとマウスがしょっちゅう見失われる。Linuxにはこの項目はないが、TLPやLaptop Mode Toolsなどを入れると同じ現象が起きる。休眠やサスペンド後はBluetoothが二度と使えなくなる。少なくともマウスはそうだ。
なので解決策としてLogitechのT400を買って代替した。
バッテリー持ち
バッテリー持ちは気にしている。長時間電源なしで使うからだ。Windows 8でPowersaveモードにすると残り6時間と表示される。実際どうかは不明で、Windowsでそんなに長く使ったことはない。UbuntuでTLPなどの省電力ツールを有効にしないと、バッテリーはせいぜい4時間弱。CPUがしょっちゅう28Wまで上がるからだ。有効にすると満足できる持ちになる。
バッテリーのメンテとか、そんなのどうでもいい……壊れたら9セルに交換すればいい。 まとめ
ともあれ、ThinkPad X230はなかなか良いと思う。解像度が1080pならほぼ完璧だった。もちろん完璧なものはない。次に完璧に見えるX240もX230だけの独特な設計を多く削っており、価格も安いとは言えず、少なくとも1万元を超える。
高い性能、良い使用感、十分な解像度、価格も良心的。もう悩まない。次の次の次の世代のノートが出るまでこのマシンで戦う。
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