『FLIP*FLOP 〜INNOCENCE OVERCLOCK〜』レビュー
実を言うと、俺のX(旧Twitter)アカウントは「茉宮祈芹」と相互フォロー状態にある。
たぶんまだそんなに有名じゃなかった頃にフォローして、挨拶のDMを送って返事をもらったりもした。たまに俺がRTしたエロ画像にいいねしてくれたりして、俺も彼女を褒める商業記事をわざわざ書いたりした。
以前は彼女の絵が露骨すぎると思っていたけど、今思えばフリーランスの絵師として売上のためにH寄りに描くのは理解できる話だ。
『Ninja Girl and the Mysterious Army of Urban Legend Monsters! Hunt of the Headless Horseman』をレビューした時にも言ったけど、「茉宮祈芹」は一人でGalgame全体の質を押し上げられる絵師だ。理由の一つは、彼女の描画と彩色が平面的な電子ゲーム寄りで、それが彼女が関わったGalgameの原画作品のキャラを非常に安定させる。彩色担当が変わって画風が急変するような気まずい事態にならないし、どの絵師と組んでも彼女のキャラはいつも際立っている。しかも露出度の高いキャラを描かなくても、ヒロインの可愛さをちゃんと出せる。
で、また新しいゲームが出た。DMM Gameの別ブランドが出した『FLIP*FLOP 〜INNOCENCE OVERCLOCK〜』で、茉宮祈芹が原画、保住圭が企画とシナリオ、北大路ゆきがヒロインのCV。この布陣で試さない理由がない。

主人公は「仮想現実」に満ちた未来都市にやってくる。街では自分で役に立つ「仮想現実アシスタント」を召喚する必要があって、他の人は小動物みたいなのを召喚するのに、俺らの主人公が召喚したのは巨乳の姉ちゃんで、名前はイオ、しかもQueenと自称する。
で、主人公はこの仮想の巨乳の姉ちゃんとえっちな日々を送るわけだが、つい抑えきれずに二人はヤっちゃう。現実の人間と仮想現実のキャラがセックスするのはまあ奇妙だけど、主人公が自分の「仮想アシスタント」と性的関係を持ったせいでイオのQueenとしての地位が危うくなり、都市のシステムが混乱に陥る。

最後はもちろん皆で力を合わせて救済を成し遂げる。イオも災い転じて福となすで現実の身体を手に入れ、主人公とさらに楽しく一緒に暮らすのだった。
正直、ゲームのシナリオに大した意味はない。俺が言いたいのはこのゲームの実用性が本当に高いってこと。Emotionはないけど、保住圭のHプレイ描写に北大路ゆきの独特な声質、そして最強の殺傷力を持つ茉宮祈芹のCGがあれば、もう元は取れている。

普段ゲームをやる時はHCGをスキップしてシナリオだけ読む俺だが、このゲームは逆で、普通の会話を全部スキップしてHCGだけ見た。しかもそれだけで十分楽しめた。

明らかにこのゲームは分巻販売で、後から攻略待ちのキャラが何人か出る。ただ童貞サメ以外は、「小波すず」と「石原舞」が北大路ゆきほどの殺傷力を持つとは思えない。

そうそう、このゲームはNvidiaグラフィックボードの超サンプリング技術に対応していて表示効果を上げられる。それにキャラが変身する時には大量のアニメーションエフェクトがあって、制作面でもそれなりに気を使っている。ただEmotionがないのは残念。
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