『放課後シンデレラ 2』レビュー

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Hooksoftが以前に出した『放課後シンデレラ』はかなりの好評を得たらしい。自分としてはまあまあ良いゲームだとは思ったけど、ここまで人気が出るとは思わなかった。まさか公式が続編を出すところまでくるとは……それが『放課後シンデレラ2』だ。

原作の設定はいたって純粋な学園恋愛もの。主人公が放課後のルートを選んで、違うヒロインと偶然出会い、それぞれの恋愛ストーリーが展開していく。ゲーム性として唯一あるのが「占い」で、放課後になるたびに男友達二人のところへ行って占ってもらうと、どのヒロインがどこに出そうかヒントをくれる。そのヒントを頼りに進路を選んで、各ヒロインを攻略していくわけだ。

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もちろん、占いがさっぱり読めないなら攻略サイトを検索すればいい。

前作への唯一の不満は放課後ルートの構成で、選択画面がとにかくやる気なさすぎた。デカい「風景画像」の上で選ばされて、左側のリストに進行ルートが生成されるだけという、かなりショボい作りだった。

それが今作では放課後ルートが最適化された。根幹は変わらないけど、自分が引いたルートが直感的に見える。始点と終点もはっきり示されるし、「大地図を睨みながら采配を振る」感が増している。

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前作の「占い」パートも健在で、今度はより専門的な女子生徒の占い師が登場する。ヒロインの好感度が一定に達すると解放される1対1の会話パートも残っている。自分にはかなり嘘くさく感じるけど、それでもオタクたちに「女の子と親密に会話している」という仮想の錯覚を与えてくれる。

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恋愛パートは相変わらずのHook味。出会いから恋に落ち、ヒロインの私生活の障害が見つかり、それを乗り越えてENDへ、という流れ。ただ細部は前作に劣ると思う。前作の女の子のほうがよほどリアルで、そこそこ独立した性格を持っていて、主人公と関係を確定するまでは距離を保っていた。今作のヒロインはその「距離感」を捨てて、最初から主人公への好感度がカンストしている伝統的なパターンだ。童貞の肥満オタクどもはこういうベタ惚れ展開のほうが好きなのかもしれないが、自分は女の子が無関心から徐々に惹かれていく変化を見たいんだよな。

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『放課後シンデレラ2』は手堅い続編と言える。原作の枠組みとシステム、設定を受け継ぎ、新しい攻略ヒロインを連れてきて、原作の短所もいくつか改善している。物語の方向性も調整されて「入門オタク」の好みに寄せてきた。その意味では成功した作品だろう。ただ永遠に変わらないのは、あのクソみたいな720P解像度だ。

一方で、ふと考えてしまう。ギャルゲーの続編が前作の中身を着せ替えて焼き直すだけだとしたら、そんな続編に誠意はあるのか? ギャルゲーの続編はどう作れば合格なのか?

せめて解像度を1080Pに上げろよ、とは思う。


ここ数年、HookとSMEEには文句を言いたくなる。この二社はあらゆる意味で「リニューアル」と「焼き直し」を続けている。まあ近年の業界の常態でもある。はっきり言えば、ここ2年ほどのギャルゲーはほぼ全部シナリオが同じテンプレだ。この記事を書いている最中に、ちょうど囧脸が俺のエロゲーレビューはどれも同じだとツッコんでいるのを見た。

考えてみれば、確かにそうだ。

昔はエロゲー記事を書くときも多少ネタを振れた。でも近頃は、自分が電子EDになったのか、エロゲーのシナリオがパターン化しすぎたのか、多くのゲームに何年も前の同じ会社の作品の影を見る。古臭いものを裏返したり表返したりして語るしかない。ここ2年はHOOKやSMEE関連の商業記事もかなり書いたから、なおさらそれを感じる。

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どのゲームもシンプルで直球な恋愛模様で、シナリオに特別なものはない。変わらない720Pのクソ解像度、変わらないクソエンジン、変わらないクソ宣伝……テンプレ化した小ネタ、テンプレ化したBGM、テンプレ化したヒロイン設定。違うのはヒロインの名前と髪色と服装とCVくらいで、見ているうちにひどく飽きてくる。それでもつい覗いてしまい、何か特別なものを見つけたいと期待する。でも毎回失望する。

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不思議なのは、こういう「着せ替えエロゲー」に対して他のオタクがものすごい熱意を見せることだ。自分には退屈に見える、中身は同じで容器だけ変えた飼料みたいな産物なのに、黒いサメを抱いた肥満オタクがいつまでも興奮し続けている。

なぜだ? 俺がEDになったからか?

それとも、俺の記憶力が良すぎるだけか?

着せ替え量産型の二次元ソシャゲがどれも儲かっているのを見ると、なんとなく分かる気もする。

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