大怪獣ブロック Bluetooth イヤホン D36 の正直な感想

成功する商品の作り方:大怪獣ブロック Bluetooth イヤホン D36 を使ってみて

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先日、愛否のPodcastを聴いていて印象に残った一文がある。

「雷軍の一番すごいところは、製品価格をとことん下げられるところだ。誰も彼には敵わない」

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この文脈に沿って「価格を下げる」ことを基準にすれば、確かに雷軍はすごい。小米にせよ紅米にせよ、多くの価格を確かに叩き落としてきた。

でも本当の「すごい」って、高いものを安く売ることなのだろうか?むしろ逆ではないのか?

値打ちのないものを、とんでもなく高い値段で売りつける。そっちのほうがよっぽど「すごい」のではないだろうか。

後者の基準で言えば、「大怪獣ブロック Bluetooth イヤホン」はかなり「すごい」製品である。

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これを買った理由は単純で、職場で音楽やPodcastを聴くためのBluetoothイヤホンが欲しかったからだ。PCに接続して使うつもりだった。そんなときメルカリとPinduoduoを見ていてこの「大怪獣ブロック Bluetooth イヤホン」を見つけ、一目で惹かれてしまった。

理由は写真を見れば分かる通り、このイヤホンのデザインと外観はあまりにも巧みだ。赤と青の配色はSwitchを連想させるし、実際にSwitchと合わせるために買う人も多い。収納の仕方もとても美しく、少なくとも外観に関しては文句のつけようがない。

ただ、メルカリでの售价は数十元程度。偽物なのではないかと疑ってしまう。とはいえ安すぎる。送料込みでも50元未満だったので、運試しに一つ買ってみた。

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届いてみて、これはほぼ間違いなく正規品だと確信した。パッケージがとても精美でデザイン性も高く、イヤホン本体も写真の通りの見た目で、かなり格好いい。イヤホン自体はAirPodsのような半入耳型で、赤と青の配色もとても映える。おまけに精美なハンドストラップまで付属していて、イヤホンのケースに巻きつけて落下を防げるという心配りだ。

第一印象はとても良かった。その好印象は、イヤホンを装着して最初の一曲を再生した瞬間に消え去った。

かつてBeatsのイヤホンが濃厚な重低音のせいで「高価格で音が悪い」知恵遅れ税と嘲笑されたものだが、このイヤホンの音質の前ではBeatsだってHiFiだと言わざるを得ない。音があまりにも濁っていて、混ざり合って団子状態。『解像度』など語る余地もない。Podcastを聴くのすら耐えがたく、わずか2分で外して二度と装着したくなくなった。

そうそう、このイヤホンにはペアリング用のアプリがある。どのストアにも出ていないので、出所不明のAPKを自分でダウンロードしてインストールする必要がある。UIは極めて簡素で、デフォルトで同社のいくつかのイヤホン製品に対応している。他の製品なら機能が多く見えるかもしれないが、手元のD36ブロックイヤホンに関しては機能はごく基本的なものだ。EQは調整できるが保存できず、しかもEQを調整してもこのクソ音質は救えない。この APP は完全に使用価値ゼロと言っていい。ちょっと見てすぐアンインストールした。

これが「大怪獣ブロック Bluetooth イヤホン」の使用感だ。30分も使わずに使いたくなくなった。外観がどれだけ良くても音質がひどすぎて、ほぼ使用不可のレベル。なのでこいつはデスクの上に置いてフィギュア代わりにしている。少なくとも見た目は良いから。

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そう考えると、售价50元前後というのも納得がいく。この製品は最初からイヤホンとして設計されたのではなく、「外観が良い」トレンド玩具として見られているのだろう。イヤホン機能はおまけで、音が出ればそれでいい。品質は問わないし、予算も限られているから音質を上げる必要もない。外観さえ良ければ自然に買う人が出る。

イヤホンの音質だけで言えば、「大怪獣ブロック Bluetooth イヤホン」は9.9元のものにも劣る。しかも明確な差がある。それでもなお、なかなかの外観で製品を売り切り、一時は高値で取引されることまであった。デザイナーの市場把握の正確さには感服するしかない。

イヤホンとしては不合格。だが製品としては、このイヤホンは十分に成功事例と呼べるだろう。

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