Intel Arc B580:ファーストインプレッション

Intel Arc B580をLinuxで使ってみた(ゲーム編)

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以前使っていたデスクトップの構成はE3 1230V2 + 16G DDR3 + GTX 1070。いつ組んだかも忘れたけど、ノートPCをメインにしてからはほとんどアップグレードしていなかった。それでも性能は十分だと思っていて、少なくともOri 2、Doom Eternal、さらには原神まで快適に遊べていた。特に原神は2.0でも4Kで高設定にできたので、アップグレードする気も起きなかった。

去年の上半期、知人から不要になったパーツをいくつかもらって、寄せ集めでi7 12700 + 16G DDR5 + 512G Nvmeの構成を組んだ。そして京东で安いマザーボードを買って、本体の中身をそのまま入れ替え、Fedora 43をメインシステムとしてインストールした。

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そこで問題に気づいた。問題はあのNVIDIAのGTX 1070にある。まずNVIDIAのドライバはクローズドソースを使うしかなく、そのakmodがアップデートのたびにしょっちゅう壊れる。それからSteamは32bitと64bitの面倒な問題を避けるためにflatpak版を使っているんだけど、flatpak + Steam + NVIDIAはもう地獄。3Dアクセラレーションをちゃんと有効にしたければ、ホスト側にakmodドライバとMesaを入れて、flatpak側にも別にNVドライバとMesaを入れて、しかもその2つのバージョンをきっちり合わせないといけない。少しでもずれると3Dアクセラレーションが有効にならない。つまりrpmfusion、flathub、Steamの3者の各種ドライバとパッケージのバージョンを全部一致させないといけないわけで、そうしないと問題が出る。ともかく半年ほど格闘して本当に嫌になったので、根本から解決しようと、ドライバで毎日悩まなくて済むグラフィックボードに替えることにした。

ここでの最適解は当然AMDのグラフィックボードだ。AMDはカーネルが直接ドライバを提供してくれるし、性能も悪くない。ただ問題は、AMDの9070も9060も高すぎるし、安いやつは8G VRAMしか積んでいない。こちとら中古のマイニングカードでも8G積んでるのに、お前がまだ8Gで来るのかよ。そこで目をつけたのがIntelのグラフィックボードだった。みんなIntelの単体GPUはかなり独特だと言うけれど、自分はLinux使いだし、IntelのGPUはLinuxでは一級市民で問題なんて起きたことがない。あのLinus大先生ですら自作機にIntelのGPUを使っている。

結局1ヶ月ほど待って、1500元の分割金利無料で藍戟のB580を手に入れた。もちろんついでにMSIのリファレンス1070も売り払い、晴れてIntel CPU + Intel GPUユーザーになった。

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グラフィックボードを替えたあと、B580はLinuxで完璧にドライバが動いた。最初はGTK4のVulkanレンダリングで画面が乱れる問題があって、手動でnglバックエンドに切り替える必要があったけど、その後のMesaのバージョンアップで修正された。これで完全に完璧で、flatpakのSteamでもゲームが快適に遊べる。

手に入れてから手持ちのゲームを大体テストしてみたところ、1080Pで45〜60fpsという自分の要求はほぼ満たせている。ええ、要求はそれだけ低いんです。この画質レベルなら自分は許容できる。

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**黒神話:悟空:**1080pの中設定で一部高設定にして快適に遊べる。最低45fps、高ければ60fpsまで出る。不思議なのはXeSS2が有効にできないこと。Mesaが対応していないのかも。

**合金天使坠入伊甸:**Doom 2016ライクなゲーム。1080pの中画質で50fps前後で安定。

**忍者龍剣伝4:**中画質、一部高設定で60fps安定。ただ一度フリーズが起きた。その後は出ていない。

**餓狼伝説 City of the Wolves:**1080pのultraで60fps安定。格闘ゲームなら完全に余裕。4Kでも実は60fps出るけど、明らかにFSRが効いていて画質が大幅に落ちる。

**ストリートファイター6:**1080pの中設定で、自分のArc 140T内蔵GPUで出た黒画面テクスチャのバグも出ない。60fps安定。旧バージョンはオンライン対戦時に画面が固まったけど、新バージョンでは消えたらしい。ただ最新アップデートでまた固まるという報告もあり、protondbの情報を追うしかない。

**ToHeartリメイク版:**1080pでグラボモードにしても60fpsが安定しない。たいしたものだ。ギャルゲー界のベンチマークと言っていい。

**Doom Dark Ages:**どう設定しても、1080pでも720pでもそれ以下でも、フレームレートは永遠に20fps。後で調べたらこのゲームは強制的にレイトレーシングをオンにしているせいだった。ネットでは最新版のproton-GEを入れて、あるパラメータでDX12のレイトレーシング効果をVulkanに変換すればレイトレの性能問題を解決できるという話もあったけど、自分は試していない。なにせSteamdeckでも30〜45fpsで遊べるんだし、B580が正常に動いてXeSSを併用すれば全く問題ないはず。

テストしたのはだいたいこれくらい。強制レイトレーシングでないゲームなら、Linuxで1080P 45〜60fpsの快適プレイはほぼ達成できる。2Kも狙えるかもしれないけど、4Kは考えるだけ無駄。全体的にLinuxでのB580は安定動作に関しては問題ないけれど、性能最適化の面ではやはりWindowsには敵わない。

このデスクトップも当分は使えそうだ。一番後悔しているのは、去年アップグレードしたときに一緒にメモリを最大まで積んで、ストレージも新しくしなかったこと。当時は高すぎて割に合わないと思ったんだよ。まさか今こんな異常な価格になるとは誰が予想しただろうか。

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