HP Elite X3 Lapdock をしばらく使った感想
HP Elite X3 Lapdock クイックレビュー
このところメルカリに69元送料込みのHP製拡張ドックが大量に出回っている。正式名はElite X3 Lapdock。もともとはHP自身のWindows Phone端末と組み合わせて使うものだったが、ご存知の通りWindows Phone市場は完全に終焉し、こういう代物は立ち位置が微妙で誰も欲しがらない存在になってしまった。
もちろん多くの人と同じように、私もこれに妄想を抱いた。安価なTNT Goになり得るのではないか? というわけで一つ入手してみた。

届いてみると、作りはなかなか良い。状態はかなり普通で、本体はずっしり重い。状態面ではゴムがすでに酸化して剥がれ落ちている。ただ画面とキーボード、それにタッチパッドは新品同様で、甚至バッテリーまで内蔵していて充電や残量確認にも対応している。




だが大半の人が最も気にするのはデバイス互換性、結局何が使えるのか。手元にあるものを引っ張り出して片っ端から挿してみた。
まずSteamDeckと一連のLinux携帯機。結論はディスプレイを認識するが画面は点かない。次にAndroid携帯機を試した。Pixel 7 Proは無反応、Pixel 8 Proはデスクトップモードまで認識したが画面はやはり点かない。ただキーボードとマウスでスマホ画面は操作できた。

それからLinuxノートPCのThinkPadを試した。これもキーボード、タッチパッド、画面は認識するが画面は点かない。他のノートPCも同様。その他のオープンソース携帯機やSwitchなどは言うまでもなく、使える理由が全く見当たらない。
本当にWindows Phoneを買うしかないのか? では一体、これを完璧にサポートするデバイスは存在するのか?
あるにはある、兄弟、あるのだ。
Surface Pro 11のSnapdragon版を取り出して挿してみると、完璧に動作した。画面、キーボード、タッチパッドのいずれも正確に認識され、正常に使える。この時、SnapdragonのSurfaceタブレットもまた別の意味でのWindows Phoneではないかと感慨にふけった。

結局これは返品した。理由は簡単で、買ったのがUS版で、出品者の写真もUS版だったのに、向こうは日本版ラベルがあるとしか言わず、届いたのは日本語キーボードだったからだ。日本語キーボードのような反人類的なものは一度使ったら二度と使いたくない(日本人も好んで使っていないのではないかと疑っている。少なくとも多くの日本人がUS版キーボードを使っているのを見かける)。
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