Bose QC20 を使ってみた
ほんの少しの静けさのために
ノイズキャンセリングイヤホンってのはかなり前から聞いたことがあった……ソニーのWalkmanで……
昔のソニーのWalkmanはノイキャン標準搭載で、同級生の話によれば、マイクで周囲の音を拾って逆位相の音を出して打ち消す仕組みらしい。
まあ効果はそこそこ。ただ、そのノイキャンは実際そんなに優秀じゃなかったのをはっきり覚えてる。
それから何年も経って、またノイキャンイヤホンが欲しくなった。理由は単純、職場のエアコンがうるさい、家は道路沿いでこれまたうるさい、そしてどうやら自分はちょっと神経衰弱気味らしい。
ノイキャンイヤホンといえば、選択肢はもうBoseしかない。大型のヘッドホンはいらないので、QC20が唯一の選択肢だった。

ちなみにQC20には偽物がある。例えばこことか。卸してメルカリで1300円とかで売ってるやつがいるので、購入時は注意が必要だ。
このノイキャンについては正直語ることも少ない。装着感は快適、バッテリーは16時間、そしてノイキャンがとにかく凄まじい。一瞬で世界が静かになる……
それ以外で自分が気になるのは一つだけ。このノイキャンイヤホンQC20、肝心の音質はどうなのか?
これについては意見が分かれる。鳴ればいいだけと言う人もいれば、実は1000元クラスの実力はあると言う人もいる。
ならば曲を聴くしかない……

陶喆の讨厌红楼梦。典型的なR&Bで、イントロで早くも眉をひそめた……
こもってる、とにかくこもってる。でもよく聴くと低音がそんなに多いわけでもなく、ボーカルもそこまで酷くない……少し考えて原因がわかった:
このイヤホン、高音の存在感が低すぎる。まるで抹殺されている。
そこで次は、大抵のイヤホンでは高音が過剰に出る曲を。

君の待つ世界はまずまずの出来。リズム感は強めで、他のイヤホンで出がちな高域のきつさもない。とはいえ……QC20の高域はやはり欠けすぎている。ノイキャンそのものと関係あるのかはわからない。
ノイキャンを切って聴くことも試せるが、そうすると音質はラジオ以下になる。
じゃあQC20の音質は「鳴ればいい」レベルなのか? 自分はそうは思わない。高域はダメでも他の面は悪くない。ただ高域が欠けすぎていて、どうにも慣れない。音場が急に狭くなったみたいで、ユニットが片方壊れてるのかと思うくらいだ。ただ、これが「箱っぽさ」を出していて、Boseらしいチューニングだと擁護する人も多い。
自分はスピーカーをそれほど聴いてきたわけではないが、それでもスピーカーにもツイーターはあるはずだ……とはいえ中域と低域は悪くないので、この帯域に頼らない曲ならなかなか良い鳴り方をする……
何しろこれはただのノイキャンイヤホンだ。強烈なノイキャンがあって、おまけにそこそこの音質(聴き込めば脳内補正も効く)。ほんの少しの静けさのためなら、これ以上何を望むというのか……
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