Sony RX100 M3:ファーストインプレッション
ネット通販時代
いつの頃からか、物を買うときはネット通販を選ぶようになっていた。
母は最初、特に食べ物を買うときなんかに、その行動を理解しかねている様子だった。
「家の下のスーパーにあるのに、なんでわざわざネットで買うの?おかしいんじゃない?」
「ネットのほうが安いんだよ!」
だいたいいつもこう返していたし、自分なりに十分な理論的根拠があるとも思っていた。ほら、メルカリで店を開くのは全国に店を構えるのと同じで、全国の競合と向き合うことになる。安く売らなければ、もっと安く売る店が自然と現れる。これだけ競争が激しければ利幅は薄くなるはずだし、実際ほとんどのデジタル製品はネットの価格のほうが公式より安い。
だから、仕入れルートが公式や深圳華強北より劣る地元の実店舗は、きっと高いに違いないと勝手に決めつけていた。
ところが、現実はいつも私の頬を張る。

先日、前から目をつけていた Sony RX100 M3 を買いに行った。理由は他でもない、S1stage のある相談スレの書き込みだった。ミラーレスを何にしたらいいか、慣れたらもっと良いミラーレスに投資したい、という質問に対して。
「初心者はまず RX100 を買って基本的な撮影を練習してから、そのままミラーレスに移ればいい。RX100 はサブ機として残せる。」
そういえばと思い出し、ある日通りかかった鄭州百脳匯の中に入ってソニーの専門店を見つけたので、ついでに値段を聞いてみた。結果は意外なもので、京東の最安値やメルカリよりも安い。しかも領収書も発行するという。
店員はとても丁寧に RX100 M3 のサンプル機をそのまま出して、触らせてくれた。その間、操作の指導や説明もしてくれて、少なくとも自分でオートモードを使うよりはるかにマシだ。RX100 M3 は確かに良いカメラで、適当に撮っても Nexus 6 のあの酷い画質を余裕で凌駕する。ましてや強力なマクロフォーカスもある。スマホではあそこまでできないのは分かっているはずだ。隣には RX100 M4 もあったが、店主は笑いながら「こっちの売りは4K動画だが、実際価格が高すぎるからおすすめしない」と言った。
値段は最初から受け入れられるものだったが、その間も「もう少し考えます」と言いたかった。実はスマホで価格を検索しようとしていたのだが、店員はむしろ率直にこう言った。「ネットでいくらでも調べていいですよ。値段はどれもうちのほうが安いですから。」
見てみると、メモリーカードもカメラも確かにその通りで、しかもカメラは購入後にソニーの公式サイトで登録しても問題ない。
「今は多くの人がネットのほうが安いと思い込んでいますが、実は実店舗でももっと安い値段を出せますよ。」と店長は意味深に言った。「多くの人は面倒くさがって、『什麼値得買』みたいなサイトを見て、ちょっとした特価を狙って、得した気になってる。でも実際その値段はうちが普段売ってるよりずっと高いんです。うちもメルカリ店をやってますが、なかなか売上が伸びなくて、やっぱり地元での販売が中心ですね。」
「実はネットショップも大変なんですよ。毎日ずっと見てなきゃいけない。うちは定時で帰りますからね。それぞれ一長一短です。送料無料と言っても、実は送料は値段に含まれてるんです。」そう言い終えると、店主は隣のおじいさんの対応に向かった。そのおじいさんは一眼レフを持っていて、年齢は高めだが、どう見てもプロの写真愛好家のようで、店主とも顔なじみの様子だった。
その後、このソニー専門店をよく見てみると、オーディオ機器もなかなか揃っていた。残念ながらヘッドホンの 1A とインイヤーの XBA H3 以外は試聴できず、プレーヤーも A15 と F880 しか試聴できない。ZX1 と PHA-2、PHA-3 は未開封で、購入しない限り聴けないのだ。
それでも、実店舗が今のような形でやっていくのは、確かにネットショップにない強みがある。少なくとも送料はかからないし、満足のいく一台を選んで帰れる。そういえば A15 を買ったとき、最初の一台は画面に傷があった。もしネット通販で買っていたら、もっと面倒なことになっていただろう。
つまり、今後は製品を買うとき、地元の電気街を覗いてみることが増えそうだ。ネット通販時代、もしかしたら今こそ実店舗で安く買うチャンスなのかもしれない。
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