『こころリスタ』レビュー

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なぜこのゲームをやるのか?

声豚だからだ。CVリストを見て反応しないわけがない。

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卯衣がいて、上原あおいがいて、小鳥居夕花がいて、遠野そよぎがいて、都代田衣那……いや、清水愛か。俺にとってこれ以上に豪華な布陣はない。桐谷華がいないのだけが心残りだ。

もちろんゲーム本体なんて誰が気にするかよ……と思ってたが、終わってみて驚いた。

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だってマジでクソつまらねえんだもん!

主人公はオタクを隠して生きるコミュ障男子。物語の舞台はネットが発達した未来。ある日、うっかりスマホに「こころリスタ」ってアプリを入れてしまった男主は、その中でアルファと名乗る謎の少女と出会う。アルファは自分がAIだと名乗り、現実世界までついてきて、恋愛とかを手伝ってやると言い出す。しかも恋愛しないと世界がヤバいとか脅してくる(うろ覚え)。

で、このアプリの中にはネット世界が広がっていて、そこに滞在するにはコインが必要。コインは現実での社交活動、つまり女を口説けば溜まるという寸法だ(そう、口説くのだ!)。

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そんなわけで物語は始まる。主人公は毎日いろんな女と絡んでコインを稼ぎ、稼いだコインでネット世界に潜る……

それをひたすら繰り返す……ひたすら。中二病全開の男が現実への不満を垂れ流しながら、ツンデレ面で女に言い寄られる様をただ眺めるのが毎日の光景だ。

残念ながらこの男、眼鏡をかけていても桂木桂馬じゃない。攻略理論もなければ名言もない。ただそこらをうろつき、象徴的な登校と、コインを入れてネットを徘徊するだけ。こんな日常パートは脊椎のない動物みたいで、泥の塊のように力がない。

そういえば、主人公が口説く女は確かに多い。アルファに加えて妹が二人、清水愛が演じる同級生、転校してきたスペイン産巨乳娘、さらには階下のスーパーのお姉さんと談笑したりもする。それなのに毎日、社交で稼いだコインをネットで無駄遣いするだけ。日常パートが終わると個別ルートに入り、誰と付き合うかを選ぶ。付き合い方はシンプル極まりなく、こんなに直接的な恋愛は見たことがない。だが攻略対象が多い中、正統派の結末はやはりアルファだ。真ヒロインだからな。主人公がアルファに告白すると拒否される。何せAIであって人間じゃないからだ。

女ロボット攻略なんて誰でも百戦錬磨で見慣れてるだろう。だから展開は予想通り、主人公はアルファを追い続け、ついにあのソーシャルネットワークの管理者に辿り着く。それは階下のスーパーのお姉さんの副業だった。

一通り口論した後、アルファを現実社会に連れ出す計画は失敗する。だが幸いなことに、アルファはネットの中に存在し続ける。そして数年後、主人公は再びやって来て、自分のことをほとんど覚えていないアルファと再会し、新たな恋を始める。

以上。

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このゲームのストーリーは一文に要約できる。主人公が、恋愛相手を探してくれるAIに恋をした。こう言って正しいかはわからんが。

音楽はなかなか面白い。大悲呪みたいな雰囲気で、ネット世界の虚无飘渺な意境に合っている。しかし絵柄は……独特だ。醜いとは言わない。醜くはない。ただ多くのキャラの目つきが恐ろしく、一部の立ち絵の表情が誇張されすぎて受け入れがたいだけだ。

最もクソなのは日常パートと基本設定だ。妹がずっとスマホで声を変えて話すとか、清水愛の登場がブラコンなのはまだしも、その兄がデブで毎日つきまとうとか、他のヒロインにも妙な設定がちらほら。脚本家が自嗨するのはいいが、ほどほどにしろよ。

俺はCV目当てで来たのに、ゲーム内で一番CVが多いのはヒロインたちじゃない。妹が多いかもしれないが、ほんの少しだけだ。主人公は常にネットで色んな奴とチャットしている。時々思うんだ、もしかしてこの攻略対象外のキャラたちこそが主役なんじゃないかと。 …………

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ゲーム内の会話は標準日本語から完全に逸脱していて、ネット用語や不真面目な言葉が大量に出てきて読むのが異常に頭痛い。よく耐えた、自分を褒めてやりたい。

初クリア時は無言で怒りが湧いた。絵柄に亮点はないし、ストーリーはつまらないし……

ただ、後になって気づいた。このゲーム、なんと続編だったのだ……

前作は2003年のこころナビで、こころリスタ内のネット世界の形成や管理、さらなるルールが描かれている。本作の世界管理者であるスーパーのお姉さんも、前作で重要な存在だった。

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そう考えると合点がいく。なんだ、このゲームはただの続編か。前作の設定を継承した非精神続編で、重要なことは前作で語られている。前作をやった人がこれをやれば、見慣れた世界観にきっと感動するだろう。そう考えると、このゲームも悪くない存在に見えてくる。

だが、ふと思い直す……

それが俺に何の関係があるんだ……

前作をやれば10年ぶりの続編のストーリー本質をより理解できるかもしれないが、残念ながら、その時間はもうないだろう。

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