HP N40LへのHBAカード搭載とFreeNASインストール総まとめ

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最近HDDを何個か引っ張り出してきた。Seagateの1Tが4台。せっかくなので、HP N40Lに載せていた320Gだの250Gだの80Gだのが混ざったガタガタの寄せ集めをWindowsの拡張ボリュームで組んだニセNASを廃棄することにした。どうせ同じ容量のHDDが4台揃ったんだから、Raidを組まないのはもったいない。

というわけで万能の「買うしかない!」精神に従い、LSI 9211 8iをポチった。金がないのでバッテリー付きのRaid 5対応の上位カードは買えなかった。平均基準を下げてすみません。ネット上でHP N40Lに明確に対応していると確認できる一番安いHBAカードがこれだったので、とりあえずRaid 1を組んで2Tの領域をFlac音楽ライブラリの保存に使う算段だ。

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昔はBDripとかも結構落としてたんだけど、結局HDDに落として埃をかぶらせるだけで、最後は阿呆みたいにタブレットでニコニコ動画を見てた。もう落とすのはやめて、音楽専門でコレクションすることにした。2Tあれば足りるだろう。

既製のNASシステムにはBSDベースのFreeNASとDebianベースのOpenMediaVaultがある。Ubuntuを使っていることもあり、最初はOpenMediaVaultを使うつもりだった。

こうして計画は固まった。HBAカードを挿してRaid 1を組んで、OpenMediaVaultをインストール。すべては完璧……

…………のはずだった。

実際の導入では大量の問題にぶつかり、Wikiを調べたり海外のフォーラムを検索したりでかなり時間を食った。

HBAカードとHP N40Lの互換性

まずHP N40LはBIOSをアップデートしないとLSI 9211 8iを完璧にはサポートできず、起動時に高確率でディスクを認識しない。この問題は海外のフォーラムで指摘されていた。幸いBIOSのアップデートはそれほど面倒ではない。HPの公式サイトからBIOSアップデートパッケージをダウンロードし、アップデート用USBメモリを作って起動すればいい。

HBAカードのRaidモードとITモード

最初はRaid 1を使うつもりだったと書いたが、このLSIのカードは届いた時点でデフォルトがITモード、つまりRaidが組めず、単なるパススルー拡張としてしか使えない状態だった(性能はなかなか良かったけど)。そこでLSIの公式サイトでファームウェアを探すと最新は2014年のもの。ダウンロードしてRaidモードに書き換える。ここでかなり時間を食った。ファームウェアを書き換えるのにWindows上でしか実行できないクソみたいな手順が本当に嫌いだ。これが非Windowsデバイスのストレージに使うものだったら、ファームウェアのアップデートすらできないってこと? Windows 8がVHDのLive CDみたいな起動をサポートしているのは知っているけど、試したことはないし、とにかく面倒くさい。

こうして苦労してファームウェアをアップデートし、Raid 1を有効にしたが、性能はそれなりだった。いよいよOpenMediaVaultを入れる。

OpenMediaVault死ね

今は2014年。2014年にリリースされたOpenMediaVaultの最新版0.5をダウンロードしたのだが、まさかこいつがまだLinux 2.6カーネルを使っているとは思わなかった。しかもLSIのRaidカードをサポートしていない。まあ公式サイトにドライバはあるから、先に外付けHDDにインストールして最後にドライバを読み込めばいい。ところがインストール後にさらにクソみたいな問題がいくつも出てきた。

まずインストール過程はDebianと同じウィザードだが、パーティションをカスタマイズできず、向こうの決めた通りにしか切れない。それでもいい。問題はインストール時にネットワークインターフェースとIPv4アドレスを設定できるのに、インストール完了後……起動してもeth0が自動で上がらない! 手!動!で!UPしなきゃいけない! しかもUP!し!た!後!で!も!平気でdownする! 予兆も何もない。WebUIを操作している最中に突然接続が切れたりする……

とにかくOpenMediaVaultの安定性はめちゃくちゃで、零点だ。多くの人が絶賛しているのを見て詳しく調べてみたら、大半は家の古いPCを引っ張り出してNASにしている人たちで、アレイやネットワークドライバの問題は起きていないのかもしれない…… とはいえ、スマホだって3.0カーネルなんだから、2.6を使うのはやめてほしい。独自にパッチを当てまくっているのかも知らないけど。

後から知ったのだが、HBAのパススルーモードとFreeNASのZFSを組み合わせてRaidZを組むのが最適解らしい。それならということで試すことにした。慣れた手つきでITモードに戻し、FreeNASに挑む。

FreeNAS大法が良い

やはりFreeNASのほうが成熟している。起動ディスクをDDで作ると直接起動できず、WindowsのImageWriteで作らないといけない点を除けば、インストールはすべてお任せで、UIも至れり尽くせり、共有も簡単だ。ただ、それでも問題にはぶつかった。

FreeNASでTransmissionなどのプラグインを追加するときは、仮想マシンの方式を使う。彼らはこれをJailと呼ぶ。各Jailのアクセス権は自分のディレクトリ以下にしかなく、これはiOSに似ている。ダウンロード先の設定のために、手動でmountしたりln -sしたりして目的のディレクトリをJail以下に追加する必要がある。

FreeNASのRaidZ設定はなかなかよくできている。ZFSはスナップショットやデータ拡張など多くの機能を実現できるので、将来HDDを追加するのもそれほど面倒ではないだろう。最終的にHBAに1TのHDDを4台パススルーで繋いでRaid 5を組んだ。性能は当初の計画と比べてもそれほど損はしていない。

もう一点、FreeNAS公式はシステムをUSBメモリにインストールすることを推奨している。ちょうどN40Lの筐体内部にもUSBポートが1つあるので、USBメモリを内蔵するのは全く問題ない。それに比べてあのボケのOpenMediaVaultはHDDにインストールしろと言ってくる。さらにふざけているのは、インストールしても自分でマウントの権限を割り当てさせてくれない。笑わせる。500GのHDDに100MBのNASを入れるのか?

結局なんとか片付いたが、無駄に時間を食った。現状NASにはまだハードウェアの問題があり、起動してHDDの画面になると高確率でフリーズする。Debug情報を有効にすると右下に英数字4文字の表示が出る。調べたところAMDマザーボードでメモリがちゃんと挿さっていないときの問題らしい。後で挿し直してみようと思う。

最近は画像なしで記事を書くと怒られるらしい。上が耐震HDDマウントの500Gで、FreeNASのJailアプリ用、あとソフトやISOを置くパーティションを切ってある。下が1TのHDDベイ4つ。

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以上

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