KOSS Spark Plug を使ってみた
KOSS Spark Plug
職場でサボる派としては音楽なしではやっていけない。ずっとJVCのSR500で聴いていたんだけど、席が入口に近すぎて上司がしょっちゅう通りかかる。「勤務中にイヤホンは印象が悪い」と毎回言われる。じゃあ目立たないイヤホンにしよう、と思って、最近fripsideばかり聴いていてドンドコ系が大好きなので、低音が強い小さいやつを探した。格上げ感のあるBeatsは捨てて、最終的に手に入れたのがKOSSのSpark Plug、通称・点火プラグだ。

もちろん上の文章は全部くだらない前置きで、私はただ単に買い物がしたいだけだ。 人生そのものに意味はない。爆買いだけが人生の真実を教えてくれる。
点火プラグはJD.comで買った。正規品で保証も付く。検索したらメルカリの価格もJDと同じだったので、保証のあるところで買うに越したことはない。パッケージは質素。安物だからね。見た目は独特で、ちょっと点火プラグっぽい。

重低音推しのイヤホンということで、届いてすぐfripsideを聴いた。うわ、清淡な女性ボーカルばかり聴いてきたせいで、こんなに濃厚でリズミカルなドンドコをいきなり浴びると一瞬適応できない。重低音が波のように耳道へ押し寄せ、繰り返す音波のピストン運動が毎回耳の奥まで届いて、気分はもう絶頂の連続だ。しかも同僚が買ったBeatsと違って、点火プラグの低音は質がある。Beatsの低音は頭に響く感じで、はっきり言えばブーンという唸りが耳につく。
もちろん重低音が売りなので、点火プラグの高域はたいしたことない。解析力もBA型には及ばない。ボーカルが低音に埋もれるのは必然で、そこは南條愛乃の細い声がうまく救ってくれて、低音の中でもそれほど埋もれずに済む。それ以外にもMC HotdogやEminemのラップ、ヒップホップ曲の表現は点火プラグでも余裕があって、聴いていてかなりノれる。
点火プラグはかつて生産終了していて、今回は再版の新モデル。旧モデルと比べて内部の導管が柔らかく処理されていて、簡単には折れない。イヤーピースには大きめの記憶ウレタンを使っていて、箱に予備が1個付属。メルカリなら8元で代替品も買える。装着感はそこまで良くないが許容範囲。主にウレタンを細く揉んで耳道に入れる際の加減が大事で、最初は深く入れすぎた。ER4Pみたいなものだと思っていたら、外側の輪郭が耳道に食い込んで痛い。半分まで入れればちょうどいいと分かってからは快適だ。特筆すべきはケーブルが細く、タッチノイズも目立たないこと。走ってみても問題なかった。ケーブルには小さな音量調節も付いていて、周囲の人の話を聞き取るときに切り替えられそうで実用的だ。
200元以内の重低音特化イヤホンとして、点火プラグは低音を極めている。だからイヤホンを買うときに「何でもそこそこ」「三周波数フラット」みたいなクソみたいなことを重視しなくてもいい。特色のあるものを選んで、専門的な問題は専門的に解決したほうがいい。
実は個人的に今までで一番好きな音はオーディオテクニカのCKM55で、低音を確保しつつ女性ボーカルも際立つ、まさにACGの模範。残念ながらそのCKM55はもう壊れた。そういえばあれは今ならCKM500が後継だろうか。機会があればまた買って懐かしんでみたい。
最後に、爆買いは本当に気分が落ち込んだ問題を解決してくれる。これを買ったのはかなり衝動買いだった。先週、無理やりお見合いに連れて行かれた。個人的には興味なかったんだけど、雑談で「あまり外出は好きじゃない」と言った途端、向こうのバカ女に軽蔑されて、やっぱり気分が悪い。もうこんなバカなことに付き合うのはやめよう。
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