『Liber_7』レビュー

Liber_7 永劫の輪廻の終わりを待つ君へ

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Lassには思い入れがある。たぶん、俺が散々ディスってるのを見ればわかるだろう。

11eyes は多分、俺が早い時期に初めてガチでぶっ通しでやったゲームだ。正直、体験は最高だった。最後に劫の眼の音楽が流れるあの場面はやっぱり熱いし、主人公のチートもかなりイカしてて、それまでの暗さを一掃して「うおお」ってなる。ついでに草比……じゃなくて草壁先輩と草壁操の1V1もよく書けてて、少なくとも俺が遊んだ中では戦闘描写の上位に入る。

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で、その後はご存じの通り、Lassは11eyes以降まっすぐ谷底へ落ちていった。少女神域というイキりすぎの一本を出し、次に迷途的二人というイマイチな一本を出し、今年は小品の抜きゲーばかり作ってる。結婚ものもあれば忍者調教もある……この会社もう終わりだろ、と思ってたら突然liber_7を発表した。

Liber_7は本来11eyesシリーズの続編として出すはずだった。でも少女神域が大爆死してLassは金がなくなり、延ばしに延ばして今ようやくこれをひねり出したわけだ。

Lassの社長(だと思う):結婚したばかりのデブ剣技マナは言った。「Liber_7は11eyesと3daysと同じ世界観を持ち、それらを超える」と。

もちろんこんな大ボラ誰も信じないよな?今のLassの実力なら、まともな話を一つ書ければ十分だ……

そうしてLiber_7は延期に延期を重ね、それは予想通りで、2016年最後のゲーム発売日にようやく出た。

正直、プレイした時点で「これが11eyesを超える」なんて期待はもうしていなかった。体験版でやったし、いくつか恥ずかしい内容もあったからな。

で、製品版をやってみたら……もっと恥ずかしくなった。

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ゲームは最初に説明する。主人公の石動直斗は品行方正な優等生で、幼馴染の「天塚未來」が毎日世話をしに来て、隣に住む仙台のオバサン……じゃなくて「楠瀬沙綾」がそばにいて、ヤンキーな親友「藤見颯太」も朝から来て、登校はいつも大所帯だ。ただ、そこからの展開は3daysとほぼ同じ。物語は7月4日から始まり、登校中に街で殺人事件が起きたことを知る。広原家の広原萌生が殺された。翌日7月5日、隣の沙綾も失踪。三日目の7月6日、駅で巨大な爆破が起こりテロと疑われる。三日目の夜、7月7日が近づく頃、主人公は川辺でエレキギターを持ったヤンキー少女が自分を殺すと言うのを目撃する……

そして主人公が殺された瞬間、空に魔法陣が現れ、街ごと吸い込まれ……じゃなくて魔法陣に吸い込まれ、世界は終わる。

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その後、主人公は突然目覚め、三日前の7月4日に戻っていた。面白いのは、前の周回の記憶を保持していることだ……

この周回の二日目、主人公は一通のメールを受け取る。メールはかなり中二で、この世界には7人の能力者(反抗者だったかな、仮名で読むと)がいて、この7人で戦い殺し合い、7月7日までに最終的な勝者を決めろ、勝者は「神人」となり全ての願いを叶えられる、もし7月7日までに勝者が決まらなければこの世界は終わりだ、と。

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めっちゃ聖杯戦争+fortissimoじゃん。

その後、主人公はこの問題の調査を始め、調査の中で次々と問題を解決・発見していく:

1、この世界は7月7日の0時になると魔法陣に吸い込まれて終わる。すると主人公は三日前に戻る。 2、主人公は他の能力者を数人見つける。沙綾、広原萌生、あのギターを持ったヤンキー娘の一条紅愛、そして自分自身。そしてループと攻略を繰り返して彼女たちを戦友に引き入れる。 3、主人公の能力は他人の記憶を読むことと記憶の転送。だから毎周回で戦友たちの記憶を読み、次の周回で書き戻す。これで一行全員が記憶を継承できる。 4、ループを重ねる中で、主人公は次々と出来事を修正していく。最初は広原萌生がヤンキー娘の一条紅愛とのPKで死ぬのだが、主人公は己の偉大な聖母心でこれを止める。三日目の駅爆破テロは別の能力者の仕業で、主人公はそいつと直接戦ってテロを阻止する。要するに主人公の言い分は「能力者同士で殺し合うべきじゃない、手を組んで、裏でメールを送って殺し合わせてる黒幕を見つけるべきだ」と。 5、ある周回で主人公は刺されて死ぬ。そして次の周回、主人公は記憶を失う。どうやら自分が死ぬと記憶も失われるらしい。幸い仲間のおかげで後から思い出す。

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そして十数回のループを経て、主人公はついに完璧な立ち上がりを実現する。初日にヤンキー娘の一条紅愛が広原萌生を殺さず、二日目に楠瀬沙綾が失踪せず、三日目に駅のテロ爆破が起きない。このままなら四日目に黒幕を探せる。

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ところが巫女が現れ、自分も能力者だと言って主人公と命を懸けて戦おうとする。巫女は序盤に出てきたモブキャラで、主人公も神社に参拝したことがあるが、まさか彼女も能力者とは。

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巫女の登場は予想外で、勝てない。そこへ幼馴染が飛び出してくる。毎日何事もなかったように飯を作ってくれる天塚未來だ。天塚未來は巫女の能力を直接無効化し(11eyesのゆうかと同じ)、主人公を救った後、こう告白する。自分は毎周回記憶を持っていた、主人公も気づいていたかもしれないが、自分は知らないふりをしていただけだと。

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主人公が「記憶があるのか?」と問うと、天塚未來は語る。記憶どころか、ループの記憶は主人公より多い。この世界はもう一万回以上ループしていて、その中には真実を知った主人公もいたが、次の周回で殺されて記憶を継承する能力を失い、また忘れてしまった……

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天塚未來もこの終わらない三日間から逃れようとしたが、最終的に諦めた。このままでいい、三日間を繰り返して主人公と過ごすのも悪くない、と……

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天塚未來はさらに、自分もあのメールを受け取ったことがあると言う。「能力者」同士を殺し合わせるためのものだが、最初は27人の能力者と書いてあり、後に7人になった。

ここで主人公は受け入れがたくなる。この世界が一万回以上もループしているなら、それって終わりがないんじゃ?

さらに悪いことに、ボーッとしている間に幼馴染の天塚未來が攫われてしまう……

主人公は追う。一行はある研究所の前まで追い詰め、主人公のクラスの委員長「神崎真」が現れる。なんと彼が黒幕だった。

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一通り口論した後、神崎真は主人公に告げる。この世界は、日本の秘密組織が開発した「量子コンピュータ」に制御された偽りの世界だと。

神崎真自身も量子コンピュータLiber第六代Liber_6の開発に参加していた。量子コンピュータは脳波によって「区域合意輻射」(名前忘れたからこんな感じで書く)を実現し、近隣の一定範囲の人々を強制的に洗脳・干渉して、量子コンピュータが改変した世界法則を受け入れさせ、さらに一般人に特殊能力を与えて遊ぶこともできる。Liber_6は今も稼働しており、この世界は干渉を受けた主人公たちの夢の中。ただし現実の時間と夢の時間は違い、夢の中の時間の方がずっと速い。夢の中では一万回以上ループしていても、現実ではたった二時間だ。

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「俺はずっと天塚未來を探していた。彼女はこの量子コンピュータの核心のはずだ。彼女を探すために、能力者同士を殺し合わせるゲームまで作ったんだ、彼女を出現させるために」

そして神崎真は指摘する。天塚未來は現実ではすでに死んでいる……今の天塚未來は、この量子コンピュータの創設者、つまり天塚未來の養父が、娘を復活させるために娘の記憶と断片をAIに書き込み、量子コンピュータの仮想世界で生まれ変わらせたものだと。

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「天塚未來はGM権限を持っている。この世界を終わらせたければ、自分で壊せばいい」

真実を知った天塚未來は制御を失って発狂する。彼女は数人のデータを強制的に消去し、何人かをログアウトさせ、最後に主人公だけが残る。この仮想世界が壊れる前に、二人は告白し、キスし、セックスする。天塚未來はこの世界は終わりだと言う。主人公は現実に送り返され、現実の自分はすでに死んでいて、サーバーも二度と起動しない。二人は永遠の別れで、主人公も量子コンピュータサーバー内の記憶を忘れるだろう、と。

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主人公は「そんなことはない」と言い、能力で強引に天塚未來の記憶を読み、「現実で必ず君を思い出す」とか何とか言う。そして大魔法陣が再び現れ、7月7日がやってきて、世界はまた終わる。

再び目覚めた主人公は天塚未來のことを全く覚えていない。起きてから夢の中の友人たちに次々と出会い、みんな「どこかで会った気がする」と言うが、とりあえずまた友達になる。七夕で願い事を書く時、主人公はカップルの言葉を見て突然天塚未來を思い出す。そして試しに能力を使ってみると、現実で能力が使えるじゃないか?

記憶を取り戻した主人公は急いで能力者たちに会いに行き、記憶を返す。すると彼らも現実で能力が使えることに気づく。広原萌生が言う。「まずい、つまりあのLiber_6という量子コンピュータは停止していない、また動いている」

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そこへテロ警告のニュースが入る。主人公が街の中心へ行くと、天塚未來の姿が狂ったように殺戮を繰り広げている。しかもこの天塚未來には能力があり、かなり強い。主人公はこの「天塚未來」というボスと対抗し、この「天塚未來」が実は神崎真に操られた合体傀儡だと知る。神崎真は再びNoah IIを……じゃなくてLiber_6を起動し、街全体の脳波に干渉し、周囲の人々に量子コンピュータが物理法則を変えた設定を受け入れさせ、自分も天塚未來を利用してGMになり、世界を支配しようとしている。

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最後の展開は当然、主人公が能力者たちを率いて口論とPKを繰り広げ、最終ボスを倒す。同時に広原萌生が後方からLiber_6コンピュータにサイバー攻撃を仕掛けたのも助けになる。

そして神崎真は倒れ、天塚未來の姿は消える(本人はすでに死んでいて、現れたのは干渉された幻影にすぎないからだ)

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主人公は最後に天塚未來と一緒になることを選ぶ……天塚未來自身はすでに死んでいて、量子コンピュータの仮想世界にしか存在できない。広原萌生の助けで量子コンピュータは改良され、新しいLiber_7が作られる。そして主人公はこの新しい仮想世界で天塚未來と結婚し、幸せに暮らす……

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めでたしめでたしか? 主人公がパソコンの中の嫁と結婚したんだぞ、俺でもできるわ、何がめでたいんだ!(机バン


もし5Pb.の某科学妄想シリーズをやったことがあるなら気づくだろう。このゲームのシナリオはあるゲームに本当に似ている……

そう、あのChaos;Headだ。スーパーコンピュータで周囲の人間の精神に干渉して超能力を使うのも同じ、序盤の殺人事件も同じ、わけのわからない設定とネタとおまけの辞書があるのも同じ……一部のCGがグロいのも同じ。あ、違うのは主人公がそこまで無能じゃないことだな。

つまりこのゲームは序盤は3Daysの展開を流用し、後半はChaos;Headの展開を流用している。11eyesの要素に至っては、大量の音楽と背景画像を借りているだけだ。

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このゲームが「3Daysと11eyesを超える」だって?

まあ3Daysはぎりぎり超えられるかもしれないが、11eyesを超えるのはやめとけ。

まずゲームの欠点を挙げる。

1、演出が悪い。

ゲームの演出には絶え間ない輪廻と戦闘が含まれるが、正直どちらも酷い。輪廻の時はカレンダーがめくれるだけ。3Daysの時計の音の方がまだマシだ。もちろんこの輪廻は3Daysとは性質が違い、この輪廻は主人公自身が輪廻できると設定されているだけで、3Daysの主人公のような不思議な懐中時計があるわけじゃないから理解はできる。ただ戦闘演出が爆発的に酷い。全員がスキルを放つたびに恥ずかしい掛け声を叫ぶのは何なんだ? 11eyesは先輩が剣を抜く以外、他の奴らがスキルを放つのにそんなに長々と喋ったか? 百野栞が虹光砲を撃つのもこんなに長かったか! 同じ脚本家が書いてるのに、この数年で何があったんだ? それに戦闘CG、もっとバカっぽく描けるだろ? お前らみんな何のポーズだよ。ギターで攻撃できるって、それやめられないのか? 西遊記で琵琶で攻撃する奴だってこんなにバカじゃなかったぞ。戦闘は演出が悪い上に短くて、見ててすごく恥ずかしい。ツッコみたいけど、今のヤンキー少年たちはこういうスタイルが好きなのかもしれない、老人の俺はもう時代遅れなんだろう。

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2、音楽が……独特すぎる

音楽は相変わらず坂本昌一郎が担当しているが、何年も経って、坂本昌一郎氏は同人FTGやRPGの作曲をしすぎたせいか、久々にLassのシリーズ作を担当して少し浮かれている。ついでに言うとLiber_7の50%は11eyesからの継承だ。設定が同じ街だからって、そのまま持ってくるのはやめろよ? 背景画像もかなり11eyesから直接持ってきていて、Lassがwaifu2Xの便利さに気づいて新しい絵を描きたくなくなったんじゃないかと疑う。新規追加曲の50%にボーカルが入っている……そう、ギャルゲーのBGMにボーカルが入っている。挿入歌でもないのに。魔法科高校の劣等生じゃないんだから、坂本昌一郎は岩崎琢でもないのに、なんでこんなことばかりするんだ……何回も繰り返すWhat do we girls made of, sugar and spiceで洗脳されそうになった……要するにかなり恥ずかしい。まあ新機軸の試みとでも言っておくが……それでも恥ずかしさは隠せない。

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3、テンポがやや悪い

Lassは本当にもう終わりで金がなく、脚本も11eyesほどの長さは書けないのかもしれない。序盤のテンポはまだいいが、三回目のループあたりで飽きてきたのか、很多地方は適当に話して終わっている。ループものは要点だけ見て不要な部分を省く必要があるのはわかるが、画面を勝手に切り替えるのはやめろよ?

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真実を知る段階になると、ゲームのテンポはジェットコースターになる。設定を一気に顔に投げつけてきて、ボスも全く抵抗せず、そこに立って主人公に暴かれるのを待っている。暴かれた後もこれといった転換もなく、思いつくのはボスがまた出てくることだけ。出てきた後の対戦もこれといったサスペンスもなく、口論と愛と友情の力が全てを打ち負かす。ただあの恥ずかしい戦闘演出と合わさって、何と言っていいかわからない。共通ルートの時は、このゲームはこの先長いんだろうな、11eyesみたいにみんなボロボロになって最後に主人公が世界を救うんだろうなと思っていた。なのにこんな突然終わるなんて……ハッピーエンド(?)ではあるが、これが本当に「11eyesを超える」って言ったことに値するのか?

4、画風が奇特

Lassは少女神域以降、塗りが誰か別の人に変わったのか、迷途二人から塗りが妙に……言葉にできない、明るい? 写実的? とにかく個人的にはすごく違和感がある。「萌え系」からどんどん遠ざかっている気がする。Lassの社名はまだ「少女」なんだぞ、毎日こんな塗りの画風で見ててすごく恥ずかしい。しかもLassは少女神域以降、男性キャラの絵がどんどんワイルドになっていて、どこからかBL絵師を連れてきて主人公を描かせているんじゃないかと疑う。俺は受け入れられない。元のショタ受けに戻してほしい。しかも主人公の親友はもうワイルドとかいうレベルじゃなくて、ほとんどゲイだ。中二戦闘画風ならLight社の方がよっぽどうまいぞ? この萌え系でも写実でもないヤンキー画風は一体誰に売りたいんだ? 乳がデカい以外に何の長所がある? エロゲーの売上はまず顔だってみんな知ってるだろ! この顔はベテラン向けにしか売れないだろ? 純粋な初心者の俺がどうやって受け入れられるんだ!

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実はLiber_7のシナリオについて言いたいことはあまりない……言うことがないからだ。話自体は筋は通っているが、安っぽすぎる。多くのゲームで使われているし、後半の戦闘は完全にChaos;Headの劣化版だ。ゲーム内でたくさんの用語を引っ張り出して、この話が3daysや11eyesと関係あると感じさせようとするが、それだけだ。前作のキャラは一人も出てこない。

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ゲームにはたくさんのネタが出てくる。Claris、文革、足舐め男、パーキンソン前脳炎、その他いろいろな設定。だがほとんどはメインシナリオと大した関係がない。過去の3Daysの関連人物の……親戚もいる。例えば親友は3Daysのヒロインの従弟か何かで、どちらも藤見姓だ。11eyesのあの喫茶店の店長もまだいて、ただ彼も雪子のことを覚えていない……

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唯一救いなのは、11eyes虚空境界編の「現代魔術」の起源と、天見修の祖父・天見完爾の裏工作を説明したことだ。

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だがそれが何の役に立つ? 虚空境界編自体Lassに捨てられたし、現代魔術という広く期待されていた設定も二度と使われていない。実はすごくおしゃれだぞ、携帯を取り出して携帯でサーバーに接続して魔法を詠唱するとか、イカしてるだろ? なんで使わないんだ?

全体から見ると、Liber_7はまあまあの作品で、大きな見どころはない。シナリオの説明はやや不足しているが、いくら説明してもあまり意味がない気もする。もともと科学妄想寄りの中二作品で、11eyesの魔幻的な背景とは全く違う。しかも画風は11eyesほど良くないし、百野栞のような無差別に刺さる可愛いキャラもいなくて、仙台のオバサンの黒ストレートだけが見どころだ。

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とはいえ、Lassは物語を語る路線に戻ってきたし、話は前作の迷途二人よりはマシだ。ある程度3daysを補完しているとも言えるが、それでも11eyesには遠く及ばない。時々思うんだ、Lassが11eyesを書けたのはまぐれ当たりだったんじゃないかと。だがLassにとってまず取り組むべき問題は、萌え系を描ける絵師を何人か探すことだ。今の塗りはさておき、Liber_7のシナリオを適当な萌え絵師に描かせた方が今よりずっとよく見えると思う。少なくともあのヤンキーみたいなスタイルに恥ずかしさを感じずに済む……

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