Sony ウォークマン F806:買ってよかった点と微妙な点
Sony ウォークマン F806 個人レビュー
これを買ったと知った知人からは「金持ちだな」と言われたが、俺はクレジットカードのマイナス残高を眺めて笑うしかなかった。貧乏人が物を買うには必ず代償がいる。今の自分の腎臓を売るか、未来の腎臓を売るか、違いは前者は売ったら終わりで、後者はいつか買い戻せるかもしれないってだけだ。
腎臓と身体を売る境界線を歩きながら、俺は欲しいものを次々と買っていく。以前使っていたE505、S703、S754を見ると、自分がすっかりSonyに毒されているのが分かる。おかげで水果(Apple)のあの路線を聴かされても全然馴染めない。薄味すぎる。老子はもう濃い味に育てられてしまったのだ。
#なぜF806なのか
正直、最初F806には物足りなさを感じた。最初はXKを買うつもりだった。なにせ作りがすごい。花崗岩まで使っている。理由は不明だが凄そうに感じる。しかも記念版だという話で、それだけでも売り文句になる。持っていれば価値がある気がしないか? ところがその後、音楽を整理していて新しいニーズができた。
俺は音楽にちょっとした収集癖がある。半分は「木っ端耳」だが、音質にもできる限りこだわりたい。以前S754を使っていた時は、曲のAPEなどのロスレスを見つけて、Q1.0の品質でNeroAACを使ってAACに変換してから入れていた。ご想像の通り、しばらく前の俺は怠けていて、見つけた曲をざっと変換してMP3に入れていた。中には文字化けしたものもあり、ジャケットがあるものもないものもあり、アーティスト名が繁体字のものも簡体字のものもあり、検索がとても面倒だった……音楽ライブラリを作るなんてもってのほかだ。
その後、自分の音楽を一度整理しようと決めた。最初はAPEを整理しながら、ロスレスのものはAACに変換して保存しようと考えていた。ところが知人に一言で刺された。「二つも保存するなんて面倒くさい。全部flacに変換してtagとジャケットを補完すればいいじゃないか?」
確かに一理あると思った。だがそのためにはflac形式に対応したプレイヤーが必要になる。ちょうどF800シリーズの紹介を見て、初めてflac対応が追加されたのを知り、即決した。「お前だ」と。その後ZKも4.0にアップグレードしてflacに対応するという話が出たが、そんなの知るか。アップグレードを待っていたら猿年になってしまう。
#基本印象
F806の発売日は9月20日。俺はかなり早く予約していたが、売り手が正式に発送したのは9月23日だった。日貨ボイコットの呼びかけに応えるため、俺は国行(中国正規版)を買った。うん。
箱や外観についてはもう語らない。ネットで検索すればいくらでも出てくる。最初売り手は「Sony F806には最初からフィルムが貼ってあるから、自分で貼る必要はない」と言っていた。ところが届いた実機を見ると、どこにもフィルムなんてない。結局安全のため3元のフィルムを買って貼った。
さて基本印象なので、この機械のAndroidシステムについて話そう。システムはSonyが軽くカスタマイズしたAndroid 4.0.4、ICSであってJBではない。実はMP3プレイヤーにとってJBかどうかは全く問題ない。Flacに対応していればいい……。F800シリーズはflac形式に対応した最初のWalkmanだが、これもAndroid4.0のおかげだと思う……。なにせAndroid4.0がflacのネイティブ対応を発表していたからな。
「軽くカスタマイズ」と言ったのは、天朝(中国)市場に合わせるため、Googleのものがほぼ削られているからだ。Google playもなければGoogle入力メソッドもなく、Google入力メソッドになっている。さらには新浪XやDiscordなども内蔵されていて、削除できず、無効化するしかない。幸い俺はMP3再生アプリを動かすだけなので、他には全く興味がない。好きに統合していろ。
あと一つ聞きたい……この機械、欧版か米版のファームウェアを焼けるのか? あの内蔵の国産ソフトが本当にいらないんだ。
#ストレージと転送
以前のWalkmanは、曲の転送が一般的な国産MP3に比べてやや面倒で、MediaGoやSonicStageのような転送ソフトが必要だった。F800シリーズはかなり楽になったようだ。PCに挿すとU盤として認識され、曲をmusicフォルダに直接コピーし、接続を切るとメディアライブラリが自動でスキャンして曲を認識し、聴けるようになる。もちろんMediaGoで転送し続けることもできる。
特筆すべきは、俺が買ったのは32G版で、実際の空き容量は1G+26.74G。前の1Gはソフトのインストールに使え、後者は曲の保存に使う。
#音楽再生
Walkmanなのだから、曲を再生するにはSony独自のプレイヤーを使わないと力が発揮できない。ただ、このプレイヤーは以前使っていたS754などに比べてかなり弱くなった気がする……。ええ、検索能力のことだ。
以前のS754には少なくともアルファベット検索があった。F800シリーズでは、ジャケット、アーティスト、プレイリスト、フォルダからしか検索できず、しかもタッチパネルを使う必要がある。検索機能もないので、曲を探すのに非常に不便だ。
SensMe機能は相変わらずで、曲の分析が必要だ。詳細分析を実行したいなら、残り時間を見てよく考える必要がある。カバービューは見た目だけで使えない機能だ。3D効果で曲のアルバムジャケットを表示する……。ドラッグもできるし、クリックもできる……。これと前のアルバム順ソートに違いがあるのか?
またこの音楽プレイヤーの設定には、Sony独自の3つの機能、DSEE、高清晰立体声(クリアステレオ)、Xloudがある。DSEEはflacを聴く限り用途を感じない……。上にも書いてある通り、圧縮形式向けのものだろう。ロスレスには全く影響ないのか? 高清晰立体声はS754と同じで、少し違いはあるが大きくもない。Xloudは外放向けで、試したところ音質は少し改善した。ただ、この機械を外放で使う人がどれだけいるか……。
WalkmanがAndroidに走ってから最大の不満は、ハードウェアの曲送りがなくなったことだ。しかしSonyもそこは考えていた。まあ完璧ではないが。
どのような状況でも、ロック画面でも待機中でも、本体右側のWalkmanボタンを押すと曲送り界面が出る。この界面は拡張でき、俺は大きめに拡張することを勧める。そうすれば指で領域をなぞって、次の曲、前の曲を実現できる……。布ケース越しでも可能だし、Walkmanボタンを押すと通知音も鳴る。物理キーほど正確ではないが、方法としては成立している。
#再生効果
俺は半分「木っ端耳」なので、音質を詳しく語ることはできない。F806と一緒に買ったTF10、半年以上聴いているCKM55、そしてF806付属のイヤホンで少し比較してみた。再生した音楽はすべてflac形式だ。具体的なテストはしていないので、この一週間以上外で聴いた感想だけを言う。
以前Sony専門店でZKを聴いたことがあり、F806とZKの違いは大きくないと感じた。比較的はっきり分かるのは、音が少し空っぽく聴こえることくらいで、これが噂の広い音場だろう。ZKを聴いた時は解析を重視していなかった。なにせ専門店の曲もあんなもので、しかも慌ただしかった。F806は以前のS754より解析がかなり強くなっていて、CKM55だけでもかなりのディテールが聴こえる。TF10ならなおさらだ。四人合唱の曲では、TF10だと各人の位置まで鮮明に聴き取れることがある。他の低音や高音の表現については、以前聴いたWalkman製品と同じで馴染みがあるとしか言えない。細部で少し違うのかもしれないが、それを示すのは本当に難しい。
#電池持ち
以前Walkmanを買った理由の一つが電池持ちだ。今回のF800の電池持ちはまずまずで、機内モードをオンにすれば毎日3時間flacを聴いても基本5日は使える。15時間の電池持ちは公式の20時間と比べてもそこそこだ。なにせ公式の数値は128Kbpsの音質から来ているのだから。









コメントは中国語の本家サイトで受け付けています。このミラーは閲覧専用です。