Tempotec Sonata IDSD をしばらく使った感想
Tempotec Sonata IDSD
昨年、つい出来心で参加したクラウドファンディング製品。JDクラウドファンディングのページにかなり詳しい紹介があったはず。
それに少し前に書いたとおり、この製品のメーカーは全然クラウドファンディングをやりたかったわけじゃなくて、ただの予約販売として出してきただけ。実際、クラウドファンディングが完了する前に何人ものKOLがこの製品をレビューしていた。
届いたときの箱はなかなか立派だった。

開けてみると中身はとてもシンプル。ケースがひとつ、ケーブルが数本、機械がひとつ。
それでこのポータブルDAC内蔵アンプなんだけど……1ヶ月ちょっと使ったし、簡単に語ることはできると思う。

まず筐体の作りは悪くないと思う。ただあまりにも軽すぎる。手に持つとふわふわしていて、ずっしり感がまったくない。以前のSony PHA-1やPHA-2の手触りとは全然違う。はっきり言えば、安っぽすぎる。ここが一番みんなに突っ込まれているところだ。個人的には、中に鉄でも詰めて重さを出してくれれば、これよりずっとマシだったんじゃないかと思う。そうだよね?
スイッチの感触はまあまあ。電源スイッチがすごく固い。大した問題ではないのかもしれないけど、小さい問題ではある。意図的なのか作りが悪いのかはわからないけど、こんなに固いと1回引っかけるのも大変だし、節度感も弱くてすごく力がいる。
Linuxに接続するときはドライバ不要で、そのまま認識する。これは今どきAndroid対応のポータブルアンプなら当たり前の装備だろう。

この機械の最大のツッコミどころは充電。まず「USBポートで使いながら充電」には対応していない。つまり内蔵バッテリーだけを使うしかない。ただ面白いことにバッテリー持ちはかなり良くて、公称10時間だけど試したら本当にほぼ10時間だった。Mojoみたいにちょっと盛ってる感じよりずっとマシ。でも充電はMicro USBではなくMini USB端子。
そう、Mini USB端子。この端子を最後に見たのは車のドライブレコーダー、それも2年前に買ったやつだ。今この機械を充電するためだけに、わざわざこの端子のケーブルを用意しないといけない。まったくもって面倒くさい。まあバッテリー持ちが長いから……職場にもケーブルが1本あるし、影響は小さいけど、頻繁に使うなら異常に辛いだろうな。
最後に音。正直、音については語ることもない。まずひどいノイズはない。少なくとも自分には聞こえなかった。ノートPCなんかの音質を外付けで上げたいなら悪くない。音はいたって標準的で……色付けのない音。高音も中音も低音もフラット。最近Sony大法の「味付けされた音」を聞いていないせいかもしれないけど、Mojoは少し中域が前に出るから特徴を感じるくらいで、あとはどれも同じに聞こえる。そろそろ本当にオーディオから引退すべきなのかもしれない。今は何を聞いても特に感じない。ただ音はまあまあだと言いたいだけ。しかも出力が2つあるからABで聴き比べもできる。でも他の機能は特にない。LOもないし、光入力もない。
最後にこの製品について。自分としてはまあまあだと思う。少なくともクラウドファンディングの価格には見合っている。この値段は支援者向けの安値で、将来は高くなるという話だったけど、高い方の価格は見ていない。たぶん1000元以内だろう。それならコスパは高い。ただ重さと充電が面倒すぎる。
安いノートPC用の外付けアンプが欲しくて、しかも主にLinuxで使うなら、これは合っているかもしれない。充電が面倒なのは確かだけど。Windowsなら公式サイトをよくチェックしたほうがいい。Windowsではドライバに問題があるという話もある。自分はWindowsを使わないからわからない。
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