恵方巻き(偽)
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恵方巻き(えほうまき)は大阪の食べ物で、個人的にはデカい寿司巻き、切らないやつだと思ってる。だいたい2月3日あたりに「恵方」を向いて丸ごと一本食べると、来年いいことがあるらしい。
もちろん「恵方」は「恵」の方向……つまり有利な方角ってことだが、どっちが有利かは日本人じゃないから知らん。俺はただの野次馬だ。
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恵方巻きの作り方は前の寿司とか韓国のキンパとほぼ同じ。ただ中身が違うはず。恵方巻きは7種類の具材が必要で、7福神を表すとか何とか。なので俺も7つ揃えた:田麩、卵焼き、ハム、きゅうり、大根、ツナ、エビ。
面倒なのはエビと卵焼き。卵焼きは自分で玉焼きを別に作って細切りにする。エビは買ってきて蒸し、身を取り出して細切り……ツナは缶でいい、どうでもいい。あとは巻くだけ。

巻いてみると、こいつマジでクソデカい……すごく太くて長い一本で、皿にも乗らねえ。考えた末、切るしかなかった。
恵方を向いて恵方巻きを食べると運気が上がるとかいうが、2月3日はもう過ぎてるし、俺は昔から運なんてものに縁がない。だから切ったっていいだろ。
もちろん味は悪くない。前より具材が豊かでうまい。
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