Destin Histoire

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『GOSICK -ゴシック-』、間違えなければ2011年1月の新作アニメだったはず……当時は追いかけていて、12話まで見た。萌え作品だと判断したのと、4月の新作が強すぎたのとで切った。正確に言えば「このアニメがまさか24話だとは全く知らなかった!」だ。

それから2年後、どうにもこうにもならない時に「あ、GOSICKまだ12話残ってたわ」と思い出し、HDDに何年も放置していたファイルを開いた。

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2日間で途切れ途切れに見終えた感想は……机を叩きたくなる。「後半12話こそが本体じゃねえか!」

最初は「ロリ探偵」を売りにしたアニメとして登場したが、第1話の推理だけを見れば、その深さは笑えるレベルとしか言いようがない。大半はまず恐怖の雰囲気を盛り上げ、最後にヒロインがイキり、的確な脳内補完を添えて、いわゆる推理を披露する。

これ、推理でも何でもないだろ?

後で作者が女性だと知り、推理の厳密さにはだいぶ寛容になった。だが全話見終えて気づいたのは、これは推理主体のアニメでは全くないということ。アニメの本質は最初のOPがすでに語っていた。これはDestin Histoire、「あらかじめ書かれた歴史のような運命」。もちろん「宿命」と短縮してもいい。

OPの歌詞を覚えているか?

  ずっと前から决まっていたような〖ずっと前から決まっていたような〗   远い昔からわかってたような〖遠い昔からわかってたような〗   少しの偶然と 必然をつなぐように〖少しの偶然と必然をつなぐように〗   动き始めた二つの Histoire 〖動き始めた二つのHistoire〗   まだ知らない世界 新しくめくる度に〖まだ知らない世界を新しくめくるたびに〗   解き明かされる确かな Histoire 〖解き明かされる確かなHistoire〗

歌全体が告げている。物語のすべてはあらかじめ手配されたようで、未来は未知なのに、まるで最初から歴史に書き込まれていたかのようだと。

その理念が全編を貫いている。最初の殺人事件からして、すでに「第一次世界大戦を予知していた」宿命の実験が提示される。その後の錬金術師殺人事件も、単に歴史を読み解くだけに見えて未来を予言している。ヴィクトリアの母に起きたことはヴィクトリアの身に繰り返され、しかもそれは誰かが最初から決めていたことだ。灰狼の伝説、美しき怪物の予言、物語の展開はすべて打ち合わせ済みのようで、運命に抗っているように見えて、実際には歴史の軌道に踏み込んでいく。

そう考えると、ヴィクトリアの「知恵の泉」も、Destin Histoireのもう一つの語り方にすぎない。得た情報を述べているだけのことだ。

この宿命論は主人公とヒロインの間にも表れる。黒い死神と怪物の伝説、怪物とウサギの伝説、街角の占い師が語る未来。展開は自然でありながら起伏に富み、しかし本当に伝説のとおりのようでもある。二人は出会い、理解し合い、果ては戦争で引き裂かれる。すべて最初から予言されていたかのようだ。

まあ、大量の萌えシーン(今どき萌えがなければ人気が出ない、理解できる)と、細部の詰めの甘さ(『輪るピングドラム』だって詰めは甘い)を除けば、プロット全体はまとまっている。原作は完結しておらず、作者に放置されていると知ったが、ボンズのオリジナル結末は十分に良い出来だ。おばさん、小説の結末を書き足す必要はないと思うよ……。

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