『アオイロノート』レビュー

アオイロノート:今月一番のクソゲー

広告

エロゲーを始めてからというもの、オレはかなりクソを食ってきた。そのせいでゲームへの要求水準はどんどん下がり、今では「一つの物語をアホみたいな展開にせず最後まで語れて、キャラがそこそこ可愛くて、CVが仙台のおばさんじゃなければ、それは良いゲームだ」と思っている。

まあ、せいぜい「悪くないゲーム」ってところだが。

広告

日本人は「予想外のクソゲー」を「地雷」と呼ぶ。要するに期待に胸を膨らませてプレイしたら、期待とかけ離れているどころか、むしろクソで、まるで犬の糞を踏んだり地雷を踏んだりしたみたいに、こちらの心が粉々に爆発する。そういうゲームを「地雷」と呼ぶのはなかなか言い得て妙だ。

正直に言うと、オレは「地雷」ゲーをそんなにたくさんプレイしたことはない。おそらくオレは欲望が小さく、ほとんどのゲームにそこまで期待を寄せていないし、許容度も高い。どんなに話がぶっ飛んでいても、まあアホな部分はあるにせよ、少なくとも光るものはある。

実はゲームがアホかどうか、クソかどうかは、主に制作陣の意識の問題だ。中には、制作側が自分で一度プレイしてみれば、このゲームがどの程度のレベルかはだいたい分かるだろう。だからプレイヤーに評価されるまでもなく、自分たちで評価すれば十分だ。

ただ、一つ不思議なことがある。一部のエロゲーは、あらゆる面から見て明らかに制作がいい加減で、制作陣も「これはかなりいい加減な寄せ集め作品だ」と分かっているはずなのに、それでも作って売り出す。

言い換えれば、お前はこれがクソだと分かっていて、それでも売り出すのか。金は稼げずに罵声だけを買うことになる。なぜわざわざ発売までこぎつけるのか。

今回取り上げるのは、その名も『アオイロノート』というゲームだ。

screenshot.42.jpg

アオイロノート、中国語に訳すとおそらく「藍色 note」という意味になる。もう少しで「魅藍 note」と訳せそうだ。このゲームは実に不可解で、制作した会社は純粋なゲーム会社ではなく、音楽を主体とする組織だ。エロゲーメーカーの中ではこういう会社はよくある。「主に音楽をやっていて、ついでにゲームも作る」みたいな会社はそこら中にある。ad:libは音楽サークルi.o.soundと切っても切れない関係にあるようだ。もちろんこんな話をしても意味はない。実はi.o.soundの音楽もまあまあだと思う。少なくとも何曲かはなかなか良い。

オレが言いたいのは主に、『アオイロノート』というゲームが、最初の宣伝の段階で非常にやる気がなかったということだ。

まず今年の初め、『アオイロノート』の情報が少しずつ出始めた。そのほとんどはi.o.soundを通じて発表され、ゲームのBGMの一部やOP、一部EDの曲が公開された。もちろん公開したところで誰も気にしない。先月になってようやく、このゲームは大規模な宣伝を始めた……

「大規模……」まあ、実際は「ようやく宣伝を始めた」だけなのだが……

ゲームの宣伝は非常にやる気がなかった。画像を出して、たまにツイートして、そして……それで終わりだ。

とにかくゆずソフトもなく、大手もない7月の中で、このゲームはまったく存在感がなかった。宣伝部門の責任は間違いなくある。多くの人はこのゲームの存在すら知らない。そんな状態で売ったところで何になるというのか。しかもあんなに高いのに……

9800円で、ろくな特典もない。せいぜい画像が数枚といったところか。本当にこの絵師目当てで買う人がいるのだろうか。

『アオイロノート』の絵師には触れておく価値がある。名義は「Moo℃団」だが、これは彼の別名義で、本名は「渡邊義弘」。アニメーターであり、時々アニメの作画監督も務める。代表的な作品には「僕は友達が少ない」や「そらのおとしもの」、最新では「新妹魔王の契約者」などがあるそうだ。とにかくこの絵師のスタイルの特徴は……

描いた絵の彩色が非常にアニメっぽいことだ。

そう言われてもピンとこないかもしれない。ここは画像を見れば一発で分かる……

screenshot.13.jpg

知らない人が見たら、どこのアニメのスクリーンショットかと思うだろう。

『アオイロノート』にとって、この「アニメ風の彩色」が最大の売りなのかもしれない。それが長所か短所かは分からないが、少なくとも特徴ではある。そしてこのゲームの他の部分は、非常に面白みに欠ける。

そう、非常に面白くない。少なくとも発売前に公開された情報を見た限りでは、プレイしたいとは思えなかった。

ゲームの内容は何かというと、主人公が学校に来て、学校で何か活動部を作り、青春を味わいたいという話だ。

それだけ……

それだけ……

この設定を見て遊びたいと思うか?ダサすぎると思わないか?どう思うにせよ、オレはまあOKだと思う。何しろこういうゲームは読みやすく、日本語もアホみたいに簡単だから、練習にはなる……

そこでプレイしてみた。その後、批評空間の日本人の評価をざっと見て、驚いた。

評価は二つしかなく、しかもどちらも芳しくない評価だった。

选区_044.png

「ええ……これは全然日常青春萌え系ゲームじゃないでしょ……」 「最後に美空(ヒロイン1号)のルートをやることを勧める。彼女のが一番クソだから」

正直、これはむしろオレの興味をかき立てた。ヒロイン1号のルートが一体どうなっていて、こんなに叩かれるのか見てみたい。まさか超地雷な展開があるのか?

そこでゲームを起動した……その後は……もう言うまい。以下を読んでくれ。


予想通り、このゲームは実に退屈だ。退屈というより、あまりにも陳腐だ。

主人公は最初、進学して学校に来て、幼なじみの二人と新しい学校で青春を楽しもうとする。幼なじみは男女一人ずつ……そう、一人は女装男子で、しかも女の絵を描いて男だと言い張るタイプだ。

学校に来ると、クラスに高飛車な女子がいるのを見つける。青山美空という、ゲームのヒロイン1号だ。彼女はずっと高飛車で人と話そうとしない。主人公も何も言えない。そしてある日、主人公は偶然この高飛車な女子に出くわす。彼女は部活の新入部員募集のポスターを貼っていた。これが主人公が初めて話しかけることに成功した瞬間だ。話してみると、主人公はこの青山美空という高飛車な女子が実は高飛車なのではなく、彼女も人と話したいのに話し方が分からないだけだと気づく……

screenshot.2.jpg

つまり、高飛車に見えて実は自分も孤独で、この状況をどう突破していいか分からない。だから青山美空は部活でも作ろうかと思って、こっそりポスターを貼ったのだ。

その後、主人公はこの高飛車な女子・青山美空が自分と気が合うと気づき、彼女を助けることに決める。幼なじみ二人と他の女子生徒も引っ張ってくる……

そして物語はクソほどにテンプレ展開になっていく。部活を組織し、顧問の先生を探し、毎日部活で遊び、主人公は青山美空という女の子がなかなか良いと気づく。ただ、なぜ彼女はこんなに友達が少ないのか分からない。こんなに良い人なのに。

その後、話は急展開する。主人公と部活の女子生徒たちがプールに遊びに行き、遊んでいるうちに青山美空が突然倒れる。保健室に運ばれた後、美空は主人公に「大丈夫、持病なの。小さい頃からよく理由もなく倒れて、すぐに半年入院して休養するの。だから体が弱くて友達が少ないの」と言う……

screenshot.23.jpg

主人公は特に何も思わず、体が良くなるように祈るだけだった。

しかし日が経つにつれ、美空の体調はどんどん悪くなる。最後の部活を終えた後、美空は「また病院で休養する。青春を楽しむという願いを叶えるのを手伝ってくれて嬉しかった。退院したらまた部活に戻る」と言う。主人公はその間何度も見舞いに行き、美空と恋愛関係を築き、何度かエッチもする。

そして入院してしばらく経つと、美空は案の定退院した。部活に戻った美空はより明るくなり、主人公と一緒に夏祭りにも参加し、花火を見ながら次も一緒に見に来ようと約束する。

screenshot.27.jpg

夏祭りの後、美空は突然消える。主人公は自分の彼女が一週間来ないのを見て、彼女の母親に聞くと、美空が入院した、今回は遠くの病院だと言う。

また一週間が過ぎ、先生が授業中に告げる。美空が病気で亡くなったと。

主人公は大きな打撃を受ける。オレも大きな打撃を受けた。ただ主人公は泣いていて、オレは画面に向かって笑っていた……

何しろこの展開があまりにもアホすぎるから。

その後、主人公の幼なじみが突然現れて主人公を慰める。自分は美空が不治の病だということを前から知っていたと言う。主人公は呆気に取られる。幼なじみが言うには、美空は病気の時にこっそり自分を訪ね、「余命が少ないので主人公と別れたい。それで二度目に医者に無理を言って退院し、学校に戻って友達に別れを告げた。夏祭りの時点で別れを切り出そうとしたけれど言えなかった」と。だから美空は幼なじみに「自分が死んだら、主人公のことをよろしく」と頼んだのだ。

screenshot.38.jpg

主人公は「聞きたくない聞きたくない聞きたくない」と言って、毎日部屋に閉じこもる。

そしてついにある日、幼なじみが医者を呼ぼうとしたところで、主人公は外に出てきて、自分の彼女がもう死んだという事実を受け入れることを選ぶ。

だが彼はまだ割り切れない。何しろ「次の夏祭りに花火を見に行く」と彼女に約束していたのだから。そこに幼なじみが飛び出してきて、「彼女が生前、自分に主人公の世話を頼んだのだから、この幼なじみが主人公の元カノの服を着て、主人公と夏祭りに花火を見に行こう」と言う……

そしてゲームは、主人公と幼なじみが花火を見るCGで終わる。幼なじみは主人公に告白をほのめかし、主人公は「来年の花火を見終わったら答えを出す」と言う。

screenshot.43.jpg

そしてゲームは終わる……


こうしてオレは、批評空間の二人の日本人がなぜ罵っていたのか理解した……

このゲームは本当にアホすぎる。オレが言っているのは「ヒロイン1号が不治の病で死ぬ」という展開がアホだということではなく、このゲーム全体のテンポと制作がアホだということだ。

画面はアニメのようだが、その利点を活かしていない。CGはごくわずかで、アニメの画風は一般的なギャルゲーに比べてどうしても「繊細さ」に欠ける。そしてこのゲームは他の部分でそれを補ってもいない。どう見てもいい加減だ。

ゲームの音楽は印象に残らない。BGMは少なく、しかも安っぽい。

screenshot.18.jpg

ゲームのCVは誰も知らないし、特徴もない。ヒロイン1号のCVの別名義は「嶺上開花」だ。どこの新人だ?

ゲームには多くの「流行に乗る」行為がある。例えば「青春」「生徒会」「同好会」を掲げ、そして最も陳腐な「女の子の絵を描いて男だと言い張る」行為などだ。

ゲームのシナリオはもう言葉にできない。オレは「ヒロイン1号の死」という展開自体が受け入れられないと言っているのではない。この展開は実はうまく書くこともできる。例えばASTERというゲームはまだましな方だった。少なくともあのゲームは最初から母親が死んだような悲劇の雰囲気で、最後も悲劇の雰囲気を強調しながら、同時に主人公を「立ち直らせる」ことを掲げていた。それに比べて『アオイロノート』は完全にデタラメだ。最初は無理やり明るく振る舞い、日常は陳腐で退屈極まりなく、突然中盤から後半にかけて雰囲気が一変し、突然ヒロインが不治の病になり、突然一時的に回復し、突然死ぬ。そして主人公は突然幼なじみをキープに使う。

こういう何でもかんでも「突然」なゲームは、真剣味がまったく感じられない。Ti7のNew Beeの決勝戦でのパフォーマンスと同じだ。物事は下手にやってもいいが、こんなに見苦しくやってはいけない。

screenshot.1.jpg

总而言之『アオイロノート』はまったく光るもののないゲームだ。画風は一つの売りかもしれないが、それならアニメを見ることを勧める。「そらのおとしもの」でも「僕は友達が少ない」でもいい。他の面は誠意がまったくなく、しかも非常にアホだ。

どのくらいアホかというと、今月このゲームを見てから、ほとんど他のゲームをやりたくなくなった。あまりにもアホで、このクソを食った感が……

消え去らず、飲み込めない。

今年一番のクソゲーはまだ言えないだろう。何しろ下半期はまだ出きっていない。だが「今月一番のクソゲー」は固いだろう?

本家 plumz.me でこの記事にコメントする

コメントは中国語の本家サイトで受け付けています。このミラーは閲覧専用です。

目次