天使の藤森、悪魔のゆき奈
今朝X(旧Twitter)を見て、とんでもないニュースを知った。

要するに、エロゲー声優の藤森ゆき奈が来年から仕事を辞めるらしい。
実は引退する声優は彼女が最初でもなければ最後でもない。ただ、これまでで一番突然だった。去年の志村由美の引退声明と比べても、今回はあまりにも唐突すぎる。
しかも今回の藤森ゆき奈の引退はかなり徹底していて、Xも今後は更新しないだろうし、自分のブログも閉鎖するらしい。
藤森ゆき奈の引退があまりに突然なのは、彼女がR18界隈でほぼ小倉結衣と同じポジションにいたからだ。抜きゲーから抜きゲーまで何でも演じるのに、表番には出ない。しかも自分の芸名をそのまま使い、別名義に変えることもなく、顔出しも気にしない。かなりオープンな人だった。デビューも早く、2005年からゲームに声を当てていて、もう十数年。ベテラン中のベテランで、おそらく三十路も超えているだろう。
そんなベテランの藤森ゆき奈だが、ギャルゲー界での地位はそれほど高くない。彼女が演じるキャラは主人公のことが少なく、大半は脇役か、脇役のさらに脇役。正直なところ、名前は覚えていても、どのキャラを演じたかと言われると、パッと思い浮かぶのは三つだけだ。
サクラノモリ†ドリーマーズのヒロイン・まどか

しかもこのヒロイン、序盤で死ぬ。後にFDで彼女の物語が補完されたものの、どこか無理やり感は否めない。
**次にCorona Blossomのおっぱいキャラ。**一応は推しのヒロイン枠だが、秋野花が推しのヒロインで……

そして最後は一番有名で、彼女の地位を最も高めたキャラ:サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-の氷川里奈。

これが彼女のキャラとしてのピークだろう。ただ、サクラノ詩の続編にまた出るのか、出たとしてCVが変わるのかは分からない。
ともかく藤森ゆき奈という声優は声に特徴がありすぎる。ただし声の幅は広くなく、だいたい同じ声だ。それでもオープンな姿勢のおかげで仕事はそれなりにあった。突然の引退は結婚のためではという噂もある。自分もあり得る話だと思う。ずっと考えてきて、今年で終わりにしようと決めたのかもしれない。誰かと相談した上での妥協の決断だったのかも。
実は最後にちょっとした幻想を抱いていた。藤森ゆき奈の引退はあくまで名義の引退で、本名は藤森ゆき奈ではないからだ。

だが、彼女の本名の事務所ページも削除されていた。
http://y-tail.jp/talent/talent_w/takahashi_k
どうやら本当に終わりのようだ……本当に辞めるらしい。
彼女の最後のsample voiceを記念に残しておこう。
懐かしい声優が次々と引退していくのを見ていると、自分も本当に年を取ったなと感じる。新人声優はまだしっくりくる人が見つかっていない。戸田めぐみあたりは良い候補かもしれない。でも、誰もが仙台の大御所のような幸運に恵まれるわけではないのだろう。
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