『妹ぱらだいす!3』レビュー

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去年の十月、北京で瘋牛居士竹牛逼が東四民芳レストランで灌腸をご馳走してくれた時、彼がこんな質問をしてきた。

「お前のブログ、今かなりイケてるよな?」 「イケてるも何もないわ。俺のブログでイケてるのは一箇所だけだ。」 「どこだ?」 「Googleで「妹ぱらだいす2」って検索してみろ。一番上に何が出るか見てみろ。」 「何を検索するって?一摩托……何だ?」 「日本語だよ!」

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それから竹牛逼に「妹ぱらだいす2」を検索するよう指示して、一番上の結果を見た竹牛逼も思わずこう唸った。

「すげえすげえすげえ、マジすげえ。」 「だろ?俺のブログの唯一すごいところはこれだけだ。まあ、どう説明していいかはわからんがな。」

というわけで、俺のブログと「妹ぱらだいす」というゲームの不思議な縁のおかげで、今月「妹ぱらだいす!3」も発売された。俺は妹控ではないが、やらないわけにもいかないだろ?

妹ぱらだいす!、別名「妹天国」。文字通り「妹パラダイス」って意味だ。このゲームは面白くてな、今まで三作出てるんだが、この三作が……見た目はほぼ全部同じなんだよ。

もちろん絶対にそうとは言い切れない。俺が言いたいのは、この三作、ヒロインのキャラデザが全部瓜二つってことだ。

これが三代目:

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これが二代目:

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これが初代:

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見ての通り、基本あの色数人だ。瞳の色も変わってないし、性格も変わってないように見える。ピンク髪は家庭的で、黒髪は毒舌で、青髪はツンデレで、金髪は活発で、黄髪は恥ずかしがり屋で……待てよ……

この台詞、前にも言った気がする:

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まあいいや。俺の「妹ぱらだいす!」シリーズに対する評価はこうだ:

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わかっただろ?このゲームがどういう代物か。しかも制作陣は何も変える気が全くないらしく、むしろ意図的にこうしてる節がある。もし「妹ぱらだいす!4」が出たら、たぶん同じノリだろうな。

「いや、妹ぱらだいす!の一作目と二作目は結構違うだろ」と思うかもしれない。まあ、そう言えなくもない。二作目はキャラが一人増えたし、グラフィックとシステムは大幅に進化した。キャラの顔芸も増えたし、何よりシナリオにギャグが追加された。初代は純粋な抜きゲーで、妹たちがエロいことばかり言うだけだったが、二代目は会話がツッコミ中心で、「左手禁止」シリーズに近いスタイルになった。じゃあ三代目は何なんだって話だよ。

まずグラフィック。基本進歩してないと言っていい。

一作目と二作目の間で画風が30%進化したとするなら、二作目と三作目の間は、別の絵師が二代目のキャラを模写しただけって感じだ。そう、模写。悪く言えば公式公認の二次創作みたいなもんで、例えばヒロインのポーズは左右反転しただけで他は何も変わってない。あ、髪飾りは変わったかな?

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左が二代目のヒロイン一号、右が三代目のヒロイン一号。他のキャラも基本同じなので、いちいち挙げない。

グラフィックが進歩してない(まあ現状維持ってところか)だけでなく、CVは明らかに劣化してる。初代には大物妹系CV、種子島の桐谷華の親友である上原あおいがいた。二代目には別の大物木下やや、それに橘まおもいた。じゃあ三代目は誰だ?まともに戦えるのは花澤さくらだけだ。花澤さくらも最近出世したよな。たくさん引退してるし、ベテランも厳しいし、仙台のオバサンも支配力を失ってるから、花澤さくらが上がってきたわけだ。個人的には彼女の声はちょっと「うるさい」と思う。まあ『紙の上魔法使い』で残った印象かもしれんが、全体的には嫌いじゃない。少なくとも仙台のオバサンよりは彼女を選ぶ。それにしても、このゲームでCVがまともに聞こえるのが一人だけってのは受け入れがたい。花澤さくら以外のキャラの声は棒読みもいいところだ。

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よし、グラフィックは現状維持、声は劣化。じゃあ他は?システムと脚本は?

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ゲームシステムは前作と同じ。HCGの時に小型の内視鏡(しかもドラッグできる)とEmote演出効果がある。ただこの演出がめちゃくちゃ不自然。あの小型内視鏡は全シーンで同じものを使ってると思う。体内でJBがひたすらピストンしてるだけ、角度を変えるくらい。すごく手抜きな感じだ。しかもゲーム全体の操作モードは標準的なMoonStone会社のやり方で、ほとんど変わってない。もらい物主義だな。

それにバグもある。会話中によく「四角」が出る。最初は「口」かと思ったが、よく見たらこれ、絵文字だ。でもゲームのデフォルトフォントが対応してない。MSゴシックに変えてもダメだった。日本のWindowsで動かしたらこの問題は起きるのかね?

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最後に脚本について。妹控純愛ゲームとして、俺は妹控をあまり理解してない。何せArthur Huみたいな妹控じゃないからな。だが、ゲームのシナリオだけを見ても、この作品は大幅に後退している。

初代はハードコアなプレイが多かった。二代目は萌え系作品になり、会話にネタがたくさんあって結構面白かった。三代目はというと、完全にオナニーの消耗品に戻った。見るべきものはほぼない。

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大体の流れは、最初に全妹を登場させ、主人公が「この夏、両親は留守だ。妹を攻略するぞ!」と言って、分岐ルートに入る。

分岐ルートは毎日誰に会うかを選ぶ。会った後、最初の選択肢からHCGがある(そう、最初の選択肢からいきなり。全くの唐突)。毎回一発やって、毎回中出しするか選ばされ、しかも毎回主人公は射精後にもう一回やる。その持久力には舌を巻く。俺よりすごい。

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あとは延々とワンパターンの繰り返し。途中で共通イベントが発生し、妹たちと花火を見たり、祭りに行ったり、海に行ったりする。共通イベントが終わると個人イベントで、一人を選んで一発(大体二発)。これを七回くらい繰り返して個人ルートに入る。

その個人ルートも大したことない。大きなイベントが一つだけ。例えば長女を選ぶと、長女は普段料理や家族の世話をしているから、妹たちが長女に料理を作って労う、ただそれだけ。

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で……?

で、一発やって終わり!主人公が妹と付き合った後、他の妹たちに報告したかどうかも覚えてない。二代目は報告してたはずだが、三代目は省略されたっぽい。何せハーレムルートに入るのも簡単で、人を選ぶ時に自分の部屋にいればハーレム王になれるんだからな。


全体的に『妹ぱらだいす!3』は手抜きな後退だ。単に金を稼ぐための作品かもしれない。質自体は悪くないから、前二作をやってなければこれだけでも十分満足できるだろう。だが俺みたいに前二作がどんなだったか知ってると、この「リメイク版」には複雑な気持ちになる。

もちろん全く新鮮味がないわけじゃない。例えばEDはいい曲だ。ただOSTが売られるかはわからない。このゲームのOSTを買うのは正直プレッシャーを感じる。

俺は妹控じゃないが、主人公が妹控の作品は結構やってきた。今回もまた「妹控最高!」と叫びたかったが、考えてみたら主人公の名前すら忘れてたわ。

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直感だが、『妹ぱらだいす!3』はアニメ版も出るだろう。その時はヒロインが主人公の名前を呼ぶ声が聞けるかもな。

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