2018.6.14 近期購入CDレビュー
しばらくこれを書いてなかった。今回CDは分割で買っていて、何枚か届くたびにもう少し聴いてからにしようと思っているうちに、ここまでずるずると来てしまった。
今回は量が多くて、良い盤もあればクソみたいな盤もある。順番に話していく。



花導のヒルフェ

どう聴いても「少女病」にしか聴こえないアルバム。歌詞もちゃんと読んでないが、相変わらずの中世風で、しかも本物の中世風ではなく「日本人が想像した中世風」だ。曲の繋がりが密で、一曲目から最後まで通しで聴ける。
ただ、このアルバムは「少女病」と同じ欠点を抱えている。聴き終わったあと、何も残らない。
一聴すると悪くない。編曲も悪くない、ボーカルも悪くない、作詞も悪くない……何もかもが悪くない。
聴き終わったら、忘れる。
ただ、盤にはボーカルの人から直筆の感謝状が入っていた。かなり大変だったようだし、応援するのは当然だ。
試聴:https://music.163.com/#/album?id=36875619
ASTRO=GRAPH

みんな大好き「真・少女病」の登場だ……
いや、少女病の声、中恵光城のアルバムだ。
このアルバムは、うまく言えない。中恵光城のはずなのに、聴くとめちゃくちゃ志方あきこっぽい……だから「うみねこのなく頃に」の新作OP EDイメージソングだと言われても全く不思議じゃない。
収録曲の質は確かに高い。ただ、どう聴いても中恵光城おなじみの「ややレトロなロック」ではなく、なんだろう……志方あきこのパクリだ。まあアルバムのテーマが星空と星象だから、楽曲自体は確かに噛み合っている。作曲は見てないが、志方あきこのサークルと関係があるのかもしれない。
中恵光城の歌唱自体は全く問題ない。ただ過去のあのスタイルが消えて、自分らしくなくなっている。とはいえこのアルバムは今回買ったCDの中で録音が一番良い。スタジオ録音との差がはっきり分かる。金があるってのは強いなとしみじみ思う。
アルバムには中恵光城の個人カードが付いていた。まあ良い感じだ。
前の盤と同じで、特に印象に残る曲はない。全体として悪くない。
試聴:https://music.163.com/#/album?id=38636051
金色ラブリッチェ コンプリートサウンドトラック

ああ、これについては何も言うことはないだろう。金色ラブリッチェのOSTだ。
それでこのOSTも特に見どころがない。OPのフル版はとっくに出回っているし、こことだけの価値があるのはEDのフル版くらい。
残念なことにそのEDフル版も個人的には普通だ。メロディは透き通った感じなのに、何かが足りない。このゲーム自体がドロドロで自分も共感できなかったからだろうか。
買ったのは習慣みたいなもので、まあ補填のつもりだ。
試聴:https://music.163.com/#/album?id=38275014
Karma

めと大先生のアルバム。以前と同じで、大先生は自分の盤を買った人に手書きの感謝状……感謝ペーパーを書いてくれる。新作ではないが質は非常に高い。めとらしさそのままのサイケデリック、虚無、そして百転千回。
ほぼどの曲も聴く価値がある。個人的なおすすめは「我で無く我で無し」。
自由と銃と十三の鎖

めと大先生がM3で出した真・完全版アルバム。新作としての気合が本当に感じられる。前作Karmaより激しく、全編サイケデリックで個性が濃い。どの曲が一番とは言いにくい。アルバム全体がひとつの塊で、頭から最後まで通すと「心地よい」に尽きる。
おすすめはアルバム全体。めとのこのスタイルを受け入れられたら、この盤はご馳走だ。
無理に挙げるならやはりこの曲だろう。蓋棺のプロミネンス。
始まりを映した、色をしていた。

なぜこれを買ったのか、また金が余って使い道に困ったのだろうか……
とはいえこの盤は全体として、無駄金とまでは言えない。見どころは作曲と編曲、欠点はボーカルの歌唱力が低すぎることだ。
もちこまめというこのボーカル、歌唱力はだいたい普通の声優レベル。CDを出せない声優がたまにキャラソンを歌わされる、あのレベル。
幸いなのは、下手でも音程は外しておらず、「リズムと息をちゃんと歌に乗せている」ので、聴いていてそこまで酷くない。もちろん音程補正があるかどうかは分からないが。
ただこの盤の見どころはボーカルではなく作編曲で、三曲目は電波すぎるが他は悪くない。光るものもある。しかしボーカルが平均を下げまくっていて、プロの歌手に替えたら格段に良くなるだろう。
おすすめの曲はドリーミン’シティ、始まりを映した、色をしていた。他も悪くない、二曲目を除けば。
夕焼け空のむこうがわ / ココロの設計図 / 空奏の街

この三枚をまとめて語るのには理由がある。まず全部dropnoteのサークルで、ボーカルも同じ。nonとえみぃの二人。作曲編曲も同じ……そして何より、このサークルの曲はほぼ全部同じ雰囲気なのだ。
そう、ほぼ同じ。メロディは違うが、通して聴くと全部同じに感じる。
別にそれが悪いとは言わない。自分はこのサークルの音楽が結構好きで、要は聴いていて心地よい。
どの曲も「放課後、仲間と一緒に夕日に照らされた道を帰る」というあの温かさをくれる。少しフォーク+ロックっぽくて、日本の田舎の匂いもする。とても爽やかなフィール。
曲のおすすめはやはりできない。どれも同じようなものだから、一本適当に引っ張ってきても大差ない。でも決して不快ではない。読書のお供BGMに向いている。
ボーカルの歌唱力もそこそこ。ただこの盤の最大の問題は録音がひどいこと。サークルにお金がないのだろう。前作はネット通販すらなく、会場でしか買えなかった。この三枚も自分は駿河屋でやっと見つけたものだ……M3の新作もおそらくそこで探すことになる。
試聴:https://music.163.com/#/artist/album?id=916053
幻奏ドリームランド

SoundCloudにあるような極端なエレクトロRemixを聴いたことがあるなら分かるだろう。あれの大半は元曲に濃厚な「ドンドン・チャカチャカ」を乗せて「ノリが良い」感じに仕上げている。自分はあまり好きじゃない。
この盤を買ったのはYUC’eの推薦を見たからで、自分も参加していると言っていた。しかし買って聴いてみると、
「マジで YUC’eのあの一曲しか受け付けねえ!」
曲は何かというと、ドンドンチャカチャカ、ドンドンチャカチャカ、色んなドンドンチャカチャカ。YUC’eの曲もドンドンチャカチャカだが編曲が一枚上手。
他の曲はクラブにいるような感じだ……誰かの墓前で踊りたいなら、この盤を持っていけばいい。
試聴:https://music.163.com/#/album?id=38636090
私に帰る旅

買った中で一番ヤバい盤が来た。今まで見つけた中で作曲編曲が一番安定しているサークルはPrimaryではなくFROZEN QUALIAで、夢乃ゆきと組むとまさに鬼に金棒。夢乃ゆきの歌唱力は本当に確かで、あのクソみたいなMMEに置いておくのはもったいない。特にMMEのアホみたいな「一拍遅れ編曲」は他人の人生を無駄にしているだけだ。
前回のロードムービー盤も十分驚かされたが、今回の私に帰る旅はロードムービーとほぼ同レベル。曲調は相変わらず青春系で、速い曲も遅い曲もある。そして何より、ボーカルのレベルが編曲と完璧に噛み合っている。
この盤は正規版を買って、全曲聴くことをすすめる。作詞作曲どれもじっくり味わう価値がある。R&Bっぽい曲もあり、夢乃ゆきのロングトーンとこぶし回しは本当に自然だと認めざるを得ない。
無理に挙げるなら、雛鳥のラプソディ。聴いたのは少なくとも数十回くらいだけど。
color code

今回はFROZEN QUALIAではなく、夢乃ゆきのソロアルバム。ありがたいことにFROZEN QUALIAが参加した曲が一曲入っていて、これがもう最強。
実際、その曲がこの盤で一番輝いている。
あの一曲のためだけでも、この盤は高得点に値する。
おすすめ曲:チョコミント☆ラブ。
最後にしみじみ思う。夢乃ゆきの歌唱力、マジでヤバい。
SURVIVE / Last moment

相変わらず自分が推しているYuiko + Meis clausonの組み合わせだが、今回のシングルはかなり普通だ。元曲の影が常につきまとう。何と言えばいいのか、Meis Clausonがよく入院しているせいだろうか。
それでも曲はあの調子で、平均線の上。ただ驚きはない。
試聴:https://music.163.com/#/album?id=38636063
サクラドライヴ

ずっと思っているのだが、nayutaというこのボーカルはすごく美人なのだろうか?
美人じゃないなら、これだけ歌唱力が低くてどうやってやっていけているのか。
過去の彼女の盤は全部買っている。正直編曲はそこそこだが、歌唱力は本当にダメだ。前作で少し見直したが、考えてみれば茶太との合作で、茶太にキャリーされただけだった。
今回はキャリーすらできていない。
はっきり言う。この盤はNayutaとめらみぽっぷの合作で、彼女の歌がどれだけ酷いかはっきり分かる。息が続かないみたいで、多くの箇所で音が届かず、無理に下げている。極めつけは彼女のソロと、最後のいわゆる「千本桜」。マジで今まで聴いた中で最悪のバージョンだ。
しかもnayutaのwikiには声が平野綾に似ていると書いてあるらしい。平野綾が最も酷く貶された一件だと思う。
この盤は作曲も問題なし、宣伝も問題なし、編曲も問題なし、招いたコーラスのボーカルも問題なし。問題は誰か。nayuta自身だ。歌唱力が低すぎて声が小さく、息がない。高い音が出ないなら歌わなければいい。次からは自分でコーラスでもやればいい。どうせ地声すら聞こえないんだから、あの空気みたいに透明な声で出てこなくていい。
試聴:https://music.163.com/#/album?id=38991137
Reminisphere:ZERO

Sprite Recordingsの新作。cittan*目当てで買ったのに……曲調が変わった!
何になったかというと、初期の『World of Warcraft』のPVP動画を見たことはあるか……だいたいあんなヘヴィメタル系で、曲にデスボイスまで入っている。女性ボーカルが日本語で歌っていなければ、欧米のデスメタルバンドの曲だと思うところだった。
とはいえ挑戦するのは良いことだ。ただ以前のcittan*とは差が大きすぎて、彼に何があったのか分からない……
評価は、どう評価していいか分からない。ヘヴィメタルとしてならまあ良い方なのか?
試聴:https://music.163.com/#/album?id=39391529
Alt.Strato

Endorfin.の新作。正直……この盤は宣伝がすごくて、夏の雰囲気を演出すると言っていて、自分はそういうのに一番弱い。試聴もせずに買った。
届いて……何と言おうか、少なくとも予想の範囲内だが、前作よりは少し見劣りする。
盤全体は確かに夏の雰囲気で、ただかなり伝統的なJ-POPスタイル。可もなく不可もなく、ちょうどいいといったところ。

あと、この盤を間違ってもう一枚買ってしまった。新品だ。欲しい人はメールしてくれ。90元で中国大陸送料込みで売る。
試聴:https://music.163.com/#/album?id=38721088
Pinky blossom

萌え系電波ソングの女王を名乗るななひらの新作。収録は三曲だけ。一曲目はバラード、三曲目は無茶苦茶、二曲目が電波。
聴けるのは二曲目だけ。二曲目もなかなか斬新だが、この曲は……聴いていると何か妙だ。
ななひらはどうやら大柄な男たちと一緒に歌うのが好きらしい……
試聴:https://music.163.com/#/album?id=38636113
バタフライシーカー Memorial 音楽CD

Silky’s plusの作曲者はどうやら一人らしく、しかもどれもあまり良くない。安っぽい。どのゲームでもそうだ。エレクトロと電子ピアノを多用していて、柔らかさの格好良さを少しも上げられていない。
それでもこのCDには価値がある。ゲームのOPフル版が入っているからだ。
フル版は聴き込むほど味が出る。最初は妙に感じたが、その後ゲームに近いこのスタイルが理解できるようになる。
おすすめ:白き闇のアラベスク
(実はこの盤にはダウンロード版もあるのだが、某アホフォーラムが海賊版をばらまきながらXXX神秘とか制限をかけていて、もういい、自分で買うことにした。)
四季彩クロニクル

この盤を買った理由は単純で、新曲「恋の音」の作曲がMeis Clausonだったからだ。
実際、この曲は確かにPrimaryのあの二曲より良い。入院していないときに録音したのだろうか。
盤全体は過去曲の収録で、大半はシュガーブロック社のもの。オリジナル曲もあり、乙女座を讃える曲も一首ある。
盤全体としてはかなり良い。選曲も悪くない、一聴の価値あり。
試聴:https://music.163.com/#/album?id=38590175
ゴッドシスターズ Original Sound Track

正直、このゲームは知らない。他の盤を転送でまとめるための数合わせで買った。
見るとこれもMoreのどこかの別名義が出した量産ゲームだ。音楽は実は悪くない。機会があればプレイしてみてもいい。
ただゲーム名がGod sister。こんなに露骨な名前でプレイしたら、自分が妹コンプだと証明してしまうではないか。ずっとそれを否定してきたのに。
絆きらめく恋いろは オリジナルサウンドトラック

とんでもないOST。まず容量がヤバい……

この厚さ、4枚組、ヤバすぎる。
次に中身もヤバい。このOSTにはゲームのOPと二つのEDが入っているが、一番ヤバいのはやはりOST本編で、「和風エレクトロ」という言葉を完璧に体現している。
最もおすすめなのはCD4。全部対戦BGMで、どれも激アツ、どれも良い。ゲーム中のBGMに向いていて、チート効果がある。
それに比べればゲーム本編のOP EDはどうでもいい。冬乃桜はいるが、また音程を外している。
試聴:https://music.163.com/#/album?id=37313032
あなたに恋する恋愛ルセット オリジナルサウンドトラック

去年のゲーム、あなたに恋する恋愛ルセットのOST。なぜ公式がOSTを出さず、作曲者に自分の名義で出させたのか分からない。売上が悪いのを見て公式が諦めたのだろうか?
でもこのOSTの質は本当に素晴らしい。何しろ水月陵が得意とする弦楽とピアノだから。
以前言った。「水月陵がヴァイオリンを使い始めた途端、彼女の曲は一瞬でヤバくなる」と。
だからこのOSTでは弦楽を多用していて、とても美しい。ピアノで適当に作った他のOSTとは一線を画す。
水月陵個人名義のOSTなのでOP EDは入っていないが、PrimaryがOP EDを別売りしている。これでこのゲームのOSTも揃ったわけだ。
将軍様はお年頃 オリジナルサウンドトラックス

将軍様はお年頃のOSTの雰囲気が安っぽい中国産武侠MMOみたいだ、とツッコんだ記憶がある。でも自分はそのOSTを買った。Alcotが潰れるのを見たくなかったからだ。
実際に聴いてみるとそんなに悪くない。しかも多くの曲がスマホの着信音にちょうどいい……
ただゲーム本編ではこれらの曲がそれほど活かされていなかった。少し惜しい。
あとゲームのEDフル版は本当に……かなり良い。
このOSTはおそらく誰もアップロードしないだろう。Love RecのOSTが自分しか持っていないのと同じで、Alcotへの一度の捧げものだと思っている。潰れるなよ。頑張れ。

今回買った盤は多かった。超お買い得だと思うものもあれば、値しないと思うものもあった。でも音楽を味わう感覚はやはり最高だ。
また次回。
最後に宣伝:

コメントは中国語の本家サイトで受け付けています。このミラーは閲覧専用です。