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これが何台目の「レトロ携帯ゲーム機」なのかはもう覚えていないけど、このマシンは見た目が独特すぎてどうしても惹かれてしまった。
Anbernicは公式にこれを「格闘ゲーム機」、FTG向けだと謳っている。しかしこのパッドのレイアウトは明らかにSEGAのサターンパッドの丸パクリだ。つまり格闘ゲームだけでなく、SEGAのMDやサターンのゲームを遊ぶのにも向いているということになる。
もちろん理想はそうだが、現実はまた別の話だ。
この機体は発売時にずる賢く2バージョンに分けられた。シングルOS版のARC-Sと、デュアルOS版のARC-Dだ。こういう携帯ゲーム機の「LinuxとAndroidのデュアルOS」なんてのは大体が中途半端で無用の長物なんだが、よりによってこの機体はカラーリングで商業戦略をやってきた。みんなが好きなレトロカラーはデュアルOS版にしかなく、シングルOS版はひび割れしやすい「スケルトンブラック」と「スケルトンホワイト」だけ。しかもデュアルOS版はシングルOS版より少し高い。おかげで俺みたいなプレイヤーは、目当てのカラーリングのために一生使わないデュアルOS版を余計に金を出して買う羽目になった。
もちろん実際、このマシンの問題は俺が思っていたよりずっと多かった。
Devterm は Clockworkpi のポータブルコンピュータで、そのデザインは史上初のパーソナルコンピュータ TRS-80 に由来する。もちろん1:1ではなく、縮小版だ。
具体的なスペックは公式サイトにも書いてあるので、自分で見てほしい。
ここでは私が買ったモデルの構成を簡単に挙げておく。A06コアの上位版で、実体はRK3399、4G RAMとBluetooth・無線対応が標準で、このデバイスで買える最高峰だ。
ちなみにこのデバイスのコアはDDR2-SODIMM 200 Pinsのインターフェースでモジュール式に挿し込まれている。つまり他の互換コアに自分で交換できるということだ。「Banana Pi」や「Orange Pi」のようなものに対応できるか公式に聞いたことがあるが、YesともNoとも言わず、公式デバイスのシステム互換性しか提供しない、という答えだった。要するに「動くかもしれないが、ドライバの問題は公式は関知しない」という意味だろう。
これを買った理由もかなり衝動的で、持ち運べる文字入力デバイスが欲しかったのだ。できれば両手で持てるやつ。ミニWindowsノートでも実現できると言われるかもしれないが、あれはCooolじゃない。DevtermほどCooolなものはない。だから勢いでメルカリで1600元の未開封・最上位版を買ってしまった。
先日、愛否のPodcastを聴いていて印象に残った一文がある。
「雷軍の一番すごいところは、製品価格をとことん下げられるところだ。誰も彼には敵わない」
この文脈に沿って「価格を下げる」ことを基準にすれば、確かに雷軍はすごい。小米にせよ紅米にせよ、多くの価格を確かに叩き落としてきた。
でも本当の「すごい」って、高いものを安く売ることなのだろうか?むしろ逆ではないのか?
値打ちのないものを、とんでもなく高い値段で売りつける。そっちのほうがよっぽど「すごい」のではないだろうか。
後者の基準で言えば、「大怪獣ブロック Bluetooth イヤホン」はかなり「すごい」製品である。
2023年は自分にとってそれなりに大きな年で、しかも忙しかった。忙しさの代償として色々と弄り回したんだけど、感想文を書くのは面倒で、大抵は弄ってるうちにメルカリ行きになって、考えるともう書く気すら起きなかった。
忙しいと言ってもいいし、怠惰だと言ってもいい。自分でもこの手のものにさしたる見どころも書く必要性もないと思っている。とはいえもう年末だし、今年のことを来年に持ち越すのもなんだから、総括という形で、今年弄った中で触れる価値のあるものを振り返ってみよう。ついでに辛口評価と、おすすめランキングなんかも付けたりして。もちろんここに書くのは寸評だけで、画像は付けない。じっくり書く価値のあるものは別途詳評を書くつもりだ。
ここ数年、「オープンソース携帯ゲーム機」という言葉はほぼ本来の意味から外れてしまっている。
もともと「オープンソース携帯ゲーム機」とは、オープンソースのシステムが動くレトロ携帯ゲーム機を指していた。初期の小霸王 RG97 のように市販品にサードパーティ製システムを入れたものもあれば、後の Odroid Game シリーズのように最初からオープンな姿勢のものもあった。
ところが今「オープンソース携帯ゲーム機」と聞いて思い浮かぶのは何か。共通の金型、RK3566 の SoC、そしてごちゃ混ぜのエミュレータの数々。近年は Android 搭載が標準にすらなっている。
外観が権利侵害かどうかはさておき、その SoC 自体のオープンソースコミュニティへの態度が微妙なので、海外ではこうした製品を「Opensource Handheld」とは呼ばず、「Retro Handheld」、つまりレトロ携帯ゲーム機と呼んでいる。
レトロゲームを遊ぶための携帯ゲーム機、だからレトロ携帯ゲーム機。実に合理的だ。
今回取り上げるのは「クローズドソース携帯ゲーム機」と呼べる2台のレトロ携帯ゲーム機。ひとつは Anbernic の周兄弟こと RG35XX、もうひとつは周兄弟の宿敵 Miyoo の Miyoo Mini Plus だ。
ネットでよく見かける質問スレ:
「ギャルゲーを遊ぶためのデバイスを探してます」
「エロゲーを遊ぶならどのタブレットがいい?」
「この携帯ゲーム機はいいね、完璧なエロゲー専用機だ」
……
時々自分でも不思議に思う。Galgameというジャンルはとっくに斜陽で半死半生なのに、なぜネット上にはまだこんなに支持者がいて、しかもそのためにわざわざ高価な専用デバイスを買うのか。
実際、このブログの古い読者ならご存知かもしれないが、私は10年以上前に似たような記事を書いた。当時簡単に自分の意見をいくつか述べたが、今見ると正しいものもあれば、不十分なものもある。
それから何年も経ち、私もそれなりのギャルゲー経験を積み、大量のギャルゲー用デバイスを乗り換えてきた。そろそろ腰を落ち着けて、この問題について改めて語り合い、自分の経験を共有すべきだろう。
前書き:俺が Win 携帯ゲーム機を買ってきた歴史
私が最初に買った Win 携帯機は、たぶん 2015 年のときで、業界初の Win 携帯機でもあった GPD Win の初代 だった。
indiegogoでクラウドファンディングに参加したんだが、正直なところ、これは中国深圳の会社がやっているものだと知ってはいたものの、その後国内市場で販売されることになるとは思っていなかった。購入価格はドル換算で、発送は半年後だった。
その後のことは多くの人が知っているかもしれない。GPD はこのマシンを中国本土に持ち込み、京東(JD.com)で予約販売を開始し、さらに Discord グループまで作って、あの手この手の節操ないマーケティングを始めた。
私はDiscordグループの最初の一批ユーザーで、創業者二人のDiscordも追加した。一人は「旺財」、もう一人は「老祝」だ。Indiegogoのユーザーだが大陸にいるので、国内の宅配で直接送ってもらえないかと伝えたところ、老祝は問題ないと言って、SF Express(順豊)で送ってくれた。
すぐに機械が届いて、私は簡単なレビューも書いた。この機械には実はかなり満足している。主に小さいのが良くて、しかも必要なものは一通り揃っている。いくつか品質管理の問題はあったが、大した問題ではない。一番不満な点を挙げるなら、画面の色ずれがひどくて、ほぼ色調整がされていないこと、それに画面解像度も低めで、多くの Galgame が全画面で見られないことだ。
その後、私は GPD Pocket 初代のクラウドファンディングにも参加した。この製品の作りは Win よりはるかに良く、オールメタルボディで、小さなパソコンとして使うなら本当に悪くない。ただ一言付け加えると、GPD は性能のために多くの製品でかなり攻めた電力設定にしており、そのせいでバッテリー持ちはまったく芳しくない。
その後も私は GPD Pocket 2 MAX、Chuwi minibook、GPD Pocket 3 と次々に買い、最近は格安で Ayaneo Air plus も手に入れた……
Win のポータブル機はそれなりに使ってきたつもりだが、どれも不満が色々あった。GPD Win ですら、これで最後までクリアしたゲームは数えるほどしかない。熱すぎるし、バッテリーは持たないし、いじらないといけない箇所が多すぎる。一つのゲームのために一日中いじって、やっと動くようになった頃には、もう遊ぶ気が失せている、なんてこともざらだった。
かつてはWin携帯機、いわゆるX86携帯機なんてこんなもんだろうと思っていた。そんな私がSteam Deckに出会うまで。こいつは本当に、AAAタイトルを何本もクリアさせてくれたし、Steamでゲームを結構な額買う気にすらさせてくれた。
同時に、ひとつの信念と主張を固めることにもなった:
Steam Deck は現在、唯一買う価値のある X86 携帯ゲーム機だ。
ずいぶん前にロジクールのトラックボールシリーズを使っていた。評判の良かった M570 だ。しばらくの間ずっとこれを使っていて、何個も買ったし、挙げ句の果てにいい感じのマイクロスイッチに換装までした。
それから……いつからか分からないけど、だんだん使わなくなった。毎日あの球を掃除するのに飽きたからかもしれないし、Bluetooth がなくて常に USB ポートを1つ潰すのが不便に感じたからかもしれない。とにかく「トラックボール」は静かに俺の周辺機器リストから消えていった。
その後、ロジクールが新しいトラックボールを出したと聞いた。電磁ローラーだかなんだかを使っていて、値段がとんでもなく高かった。そしてこれ、M575 だ。M570 をベースに Bluetooth を足して、外観をちょっといじっただけで、これといった進化はなさそう。
旧製品の Bluetooth の欠点を埋めるのに、ロジクールは少なくとも5年以上かけたわけで、まったくたいしたもんだ。
HP Chromebook X2 11 を手放してすぐ、めちゃくちゃ後悔した。要件を満たすタブレットがもう見つからなくなったからだ。あのHPのパクリSurfaceにはクソみたいな不具合が山ほどあったけど、ゲームと動画鑑賞しかできないAndroidタブレットに比べれば、長所ははっきりしていた。
そんなとき、メルカリでこんなものを見つけた:
Lenovo Chromebook 10e
これもChromebookタブレットで、性能は当時のDuetとほぼ同じ。違うのは3.5mmイヤホンジャックがあること、そしてかなり頼りがいのありそうなキーボードカバーが付属していること。唯一タッチパッドがないけど、まあいい、これはタブレットだ、タッチスクリーンがあるんだから!
以前、ChromeOSのタブレットこそが「生産性」の未来なのかもしれないと書いたことがある。ただDuetは性能もメモリも弱すぎて、結局耐えられずに手放した。それからほどなくして目にしたのがこの新製品だ。
HP Chromebook X2 11
3:2の画面、8GのRAM、Snapdragon 7C、着脱式キーボード、マグネット吸着充電のスタイラス……
まさに完璧な「生産性」の姿じゃないか。これってクールだと思わないか……後のことは忘れた。
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