『ハジラブ -making*lovers-』レビュー

去年、SMEEがとんでもなく抽象的(というかタイトルが抽象的)なゲームを出した。

『ハジラブ -making*lovers-』

ほら、このゲームの本題は「はじらぶ」、つまり初恋で、サブタイトルの方がSMEEの別の有名作『Making Lovers』なわけ。メイキング・ラバーズ、つまり……人を、いや、「彼女を作る」って意味だろう。なんでこのタイトルが抽象的かっていうと、パッと見だと『Making Lovers』の続編に思えちゃうのに、実際はそうじゃないところ。

なんでこんな命名にしたのか、ズバリ言えば単なる便乗、話題性目当てだ。絵師も脚本も制作チームも『Making Lovers』とは何の関係もない新作を、あたかも『Making Lovers』シリーズの精神的続編だと錯覚させて買わせて、売上を伸ばそうという魂胆である。

だったら最初から本物の『Making Lovers』続編を出せよ、となるわけだが、ここがミソで、『ハジラブ -making*lovers-』の真の狙いは「抜きゲー」分野への進出だった。これまでのSMEEといえば社会寄りの「純愛」路線、いわゆる「婚活ゲー」ばかりで、SMEEのゲームで抜こうなんて誰も思っていなかった。だから今回の「実用性」への挑戦はやけに照れくさくて、「純愛」だと何度も繰り返し強調している。もう抜きゲー絵師を何人も引っ張ってきているのに。

だが『ハジラブ -making*lovers-』の反応は予想以上に良かった。突然抜きゲーになったと戸惑う古参ファンも多かったが、体は正直、売上は嘘をつかない。

SMEEの成功を参考に、同じ会社のHOOKも当然この一歩を踏み出す。そうして生まれたのが、この『シークレットラブ(仮)』である。

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インプレッション:KOSSの試聴用イヤホン

最近eBayで変なものを見つけた。KOSSの試聴用イヤホンだ。

価格は割と安くて、今は少し値上がりしたらしいけどそれでも安い。正直に言うと見た目に惹かれた。しかも説明を読むと、これはKOSS PPと同じユニットを積んでいて、KOSS PPと同じ鳴り方をするとか。KOSSが試聴用として使っていたものらしい。

何よりあのオレンジのスポンジカバーが本当に可愛い。

というわけで勢いでポチって、さっそく試してみた。

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『はじめるセカイの理想論』レビュー

誰にでも中二病の時期はある。俺も若い頃は「めちゃくちゃイカした哲学的で含蓄のある言葉」をありがたがって聞いていて、それを真理と崇めては、よく引用しては自分に教養があるかのように見せびらかしていた。

だいたい「人間はみんな自己中だ」「人間はそもそも原始的な欲望に突き動かされる動物だ」「社会は暗黒だ」「世界は陰謀だ」……みたいなやつ。

まったく、誰にでも自分だけの「黒神話」があるもんだ。

ただ、今さらそんなことを言われても、ちょっとアホくさいなと感じる。間違ってるとまでは言わない。多くは確かに事実だ。だが、どれもこれも「正しいクソ真面目な話」でしかない。

「人間とは醜く、自己中心的で、利に走るものだ……」(日本語で言ったほうが効果倍増、なになに「人間とは……」とか)

そうだよ、で、何なの? それって当たり前のことじゃん。そんなのを繰り返し唱えたところで、その「人間の弱点」を利用して金を稼げるのか、それとも人間をそういう「弱点」から脱却させる手立てでもあるのか。むしろ毎日そんなことを唱えてるお前自身がずっとその「弱点」の中に生きてるんだろ?

大人になって、いろんなものを見るようになると、たいていのことはもう驚かなくなる。関心があるのは、どうすればもっと自分が気持ちよくなれるか、もっと現実的になれるか、そっちのほうだ。

ムカつくものを見たら、変えるか、受け入れるか、我慢するか。それ以外のことに意味なんてない気がする。

現実はそうでも、ゲームや映像作品の中ではこういう手の内容はやっぱりウケる。現実では無力だからこそ、仮想の世界では自分が世界を救う妄想ができる。だからギャルゲーの分野でも「創世神になる」的な題材がもてはやされるんだろう。平行世界が次々出てきて、滄海桑田、一瞬で万年を見るがごとき高次元的人类の生存体験を味わわせてくれる。

今回話すのは漩涡の『はじめるセカイの理想論』だ。

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非常に面倒だが有意義だったサーバー構築の記録

前言: 去年の年末ごろだったか、変わった任務を引き受けた。特殊な機能を持つサーバーを構築するというもので、サーバー本体は単位で淘汰された古いマシンの再利用だ。まさかそんな任務で、半年も断続的に構築を続けることになるとは思わなかった。この任務はそれほど緊迫したものではなく、「あればいい、なくても別に」という状態だったので、仕事自体に影響は出なかった。ただ、構築の過程で大量の罠に引っかかり、「疑わしい」ハードウェア故障にも遭遇し、思いがけず「高人」の指導も受けた。解決策も紆余曲折で、何度も諦めようと思ったが、なぜか最後までやり遂げた。自分でもなぜだかわからない。なので、思いついたままに過程を記録しておこうと思う。同じような経験をした人の役に立つかもしれない。

まず、クソリプで突っかかってくる奴を避けるために宣言しておく:

1、こんなサーバーに意味があるのかと聞かないでくれ 2、「金を積んでXXXを買えば済む話だろ」とか言わないでくれ 3、「電子ゴミで遊ぶなよ」とか言わないでくれ 4、「その構成は安全じゃない」とか言わないでくれ

こういう問題は俺の方がよくわかっている。俺が個人的に楽しんでいるだけだと思ってくれ。

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『ラブピカルポッピー』レビュー

実はこのゲーム、とっくにプレイ済みで、商業記事まで書いたんだけど、ブログにはずっと書いてなかった。単純に忘れてたからだ。

というか、このゲームのシナリオすらほとんど忘れかけている。今日ファイルを整理していなければ、自分がこれをプレイしたことすら忘れていただろう。

どんなゲームかって?SMEEいわく、これは普通のゲームじゃない。記念すべきゲームなのだそうだ。何を記念しているのか?

まずSMEE創社15周年記念作。 そしてSMEE全作品の累計販売本数15万本記念作。

この二つの「記念」を初めて見たとき、思わず吹き出しそうになった。何の記念だよ。15周年って記念するようなものなのか?しかも本当の「15周年」でもない。よく見たら、この企画が立ち上がった時点で15周年だったってだけ……うわ、それもありなんだ。さらに「累計販売本数」を記念の理由にするのも初めて見た。どう見てもネタ切れで無理やりひねり出した感がすごい。

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Remarkable をしばらく使った感想

去年のことだ。中古ガジェット界隈で最も「ジャンク品」を愛する商人「青州小熊」が、電子ペーパー端末を大量に出品した。Remarkable 第一世代、価格はとても魅力的で、600元以下、新品同様。そのまま勢いで一台買ってしまい、細切れに読書と電子ペーパー端末として今まで使ってきた。簡単に感想を述べる。

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GPD Win Mini レビュー

最近ギャルゲーを遊ぶ時間は減ったけど、別に界隈から足を洗ったわけじゃない。ただ、いろいろ遊んだ割に書きたい欲求が湧かなかっただけだ。それに前回の記事のあと、手元の「ギャルゲー機」もアップグレードして、GPD Win Mini に替えて今も使い続けている。

この小さなマシンが予想外に良くて、特に「ギャルゲーを遊ぶ」という用途では、今のところこれ以上適した選択肢が見つからない。

昔「もう GPD の製品を買ったらウンコ食う」と言ったこともあるけど、この小さな奴は GPD 史上まれに見る優秀な製品になったし、俺が最も推せる「ギャルゲー機」にもなった。このウンコ、食うなら食おうじゃないか。

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『僕の彼女は人魚姫!?』レビュー

何年も前、どこだったかもう忘れたが、たぶんGoogle Playストアで『僕の彼女は人魚姫!?』というゲームを見かけた。携帯ゲームなのに見た目はギャルゲーっぽくて、その時は遊ぶ時間がなくて積んだままにしてしまった。

その後、このゲームがPCに移植されてSteamにまで進出していたのを知った。もちろん多言語対応も含めて。そして気づけばこのゲームは俺のSteamライブラリに入っていた……

まあ、今さら言っても仕方ないが、俺は最近ずっとSteamのギャルゲーを「掃除」していて、この「人魚姫」も次のターゲットになったというわけだ。

ゲームはクリアした。ついでに全実績も解除した。だがこのゲームの評価となると、正直言葉にしづらい。

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『Once`』レビュー

国内のHip-Hop音楽シーンにはこんな現象がある。一部のアーティストが曲調、Flow、節回し、さらにはメロディや伴奏、果ては歌い方まで完全に海外のとあるアーティストを模倣していて、やってることは中国語で歌ってるだけ。最初は界隈で「漢化裁縫」と呼ばれていたが、今ではこういう連中にもっと的確な呼び名がある。「コピー人間」だ。

「コピー人間」という言葉は実に分かりやすく、この行為の本質を直接描き出している。他人の全面的な模倣、しかも「コピー」や「クローン」のレベルに達している。言語が違うだけでもう「パクリ」と言ってもいいくらいだ。しかしこれは「パクリ」とはちょっと違う。むしろ「パクリ」以下かもしれない。なぜならコピー人間が「コピー」するのはほとんどが派手な外見だけで、本質までは「コピー」できていないからだ。コピー品は拙くて滑稽なだけで新鮮味はほとんどないが、パクリなら間接的に原作を楽しめるという利点もある。

こういう行為は「Hip-Hop」界隈に限った話ではなく、あらゆる界隈に存在する。死刑宣告されてから数年経つ斜陽産業のギャルゲー界隈にも「コピー人間」はいる。特に我々が一番よく知る「国産ギャルゲー」の領域だ。というか、大部分の「国産ギャルゲー」はコピー人間と言っていい。話の舞台は国内の生活なのに、どう見ても国内とは関係ない。話し方や各種のネタは全部日本から来ている。これが俺が何年も前から批判し続けている「まともに喋れない」の「二次元語」だ。この風潮は国内の大部分の二次元ゲームにまで深く影響し、国産の声優たちが演じると痛々しいほど気まずくなる。そして最後にはその気まずさの原因を声優の実力不足と「母語羞恥」に押し付け、さらに国産声優がアイドル化・配信者化したあとに育った純化ファンが必死に擁護する。まさにポストモダンな構造のカーニバルだ。

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『候鸟』レビュー

Steamでいつ国産ギャルゲー(とりあえずこう呼ぶ)の『候鳥』を買ったのか覚えていない。『青箱』を買うつもりが間違えたんじゃないかと強く疑っている。まあいい、買ってしまった以上返金もできないし、とりあえず見てみよう。

このゲームは内面も外面も、制作水準が比較的「真面目」だ。作品全体から「真剣勝負」の匂いが漂ってくる。これは皮肉でも揶揄でもなく、どちらかといえば前向きな意味で言っている。

ゲームのテーマは、高校生が高考の日々を振り返るときによく使うあのパターンそのものだ。高考はつらいが青春は永遠に残る、というやつ。平凡な男子高校生が人生の方向を見失い、やがて学園のトップ女生徒と出会って努力の意味を見つけ、高校生活の中で少しずつ奮闘して成績を伸ばし、彼女と同じ学校に合格する約束をする。一度目の高考には落ちるが、彼女と自分の未来のために浪人を決意して成功する、という話だ。

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