あっぷりけ

『クロスコンチェルト』レビュー

前から思ってたんだけど、日本のエロゲー業界はそろそろ新しい姿勢を学ぶべきだ。たとえば新しいゲームスタイルを試すとか、インタラクションシステムを強化するとか、設定や世界観を広げるとか、販売チャネルを増やすとか。Steamで出すとか、最初から簡体字中国語に対応させるとか。売上も伸びるし、質も上がる。 ところが物事はいつも想像通りには進まない。日本のエロゲー業界は前者だけ覚えて、後者は捨てた。 つまり、売上と利益ばかり気にするようになった。質を上げる? そんなの存在しない。たまに「良心的大作」っぽいものが出ても、結局は意味不明な気まぐれ作品で、脚本が勝手に暴走して、最後は爆死。ブランドごと消える。 こういう「気まぐれ」と違って、大半の「負けられない」老舗ブランドは堅実に……金を巻き上げる道を選んだ。 だから分巻販売やSteam販売が増えて、同時にありとあらゆる単純粗暴なゲーム設定も増えた。物語がどうかなんて気にしてない。売れて金になればそれでいい。 こんな金の稼ぎ方ですぐに「ちゃんと物語を語る」会社は瀕死になった。でも一部の会社は新しい手を覚えた。「クラウドファンディング」だ。

『月影のシミュラクル』レビュー

『月影のシミュラクル』は無料ゲームで、発表されたときはけっこう驚いた。日本人が突然あるゲームを無料にすると言ったら、99%はカードゲームにするんだろうなと思ったら、カードゲームじゃなくて、ギャルゲー風の内容だった。 で、思ったよ。お前、ギャルゲーにするってことは、選択肢ごとに課金させるんじゃないのか? そしたらこの野郎、デカデカと「完全無料(ゲーム内課金無し)」って書いてやがる。 だから余計に疑問なんだよ。日本のエロゲー制作はもうやってけないって言われてるのに、なんで慈善事業なんか始めたんだ?それに、安売りで市場をかき回すなら、魅族みたいに発表会を開くもんじゃないのか? まあいい、とりあえずダウンロードして見てみるか……タダだし。それにしても、さすがはバカな日本のショボいサーバーだよ。公式サイトはすぐ落ちるわ、Dropboxのリンクはすぐに帯域超過になるわで、残ったのはGoogle Driveだけだった。さすがはグーグル先生だな。 日本人、自分たちでVPSの一台も借りるのってそんなに難しいのかよ??