まどそふと

『セレクトオブリージュ』レビュー

このゲームが発表されたとき、自分は期待で胸がいっぱいだった。何しろまどそふと制作、品質は保証済み。柚子奈の原画は目に優しい。そしてシナリオも自分がめちゃくちゃ興味ある「逆襲もの」だ。脚本家は以前エロゲーで調教・凌辱ものを書いていた人らしく、その匂いがまたたまらない。最初の宣伝で流れたあの燃えまくりのOPも相まって、期待値はもう振り切れていた。 そしてゲームが発売。期待に胸を膨らませてすぐにプレイしたのだが、進めていくうちにどうも様子がおかしい。「能ある鷹は爪を隠す」的な、貧乏人が上流階級に成り上がる爽快なストーリーはどこにもなく、むしろゲーム全体が「音符社」によくあるパターンと化していた。主人公がまたしても学園のサキュバスと化し、女全員が夢中になり、挙げ句の果てには生徒会に直で招待される始末。 そこから物語は自分が一番よく知る、しかし全く期待していなかった方向へ進んでいく。主人公は逆襲したいと言うが、階級を飛び越える方法が上流社会のお嬢様と交尾すること。血統的にも婿入り的にも最適らしい。しかも妄想まで始める。また妄想かよ。学園の種馬になって、女全員が自分の嫁で、産む子どもの数まで考えている……。 何だその山東人ロジック……。

『ハミダシクリエイティブ凸』レビュー

正直な話、『ハミダシクリエイティブ』は前にプレイした時からずっと謎だらけだった。 まず何よりシナリオが理解できない。「二次元に浸りながらブラコンで、しかも金持ちだから廃人になった兄を養ってやる気満々の妹」、「エロ絵を描くのが好きで、オタクとべったりするのは大好きなのにオタクみたいに気持ち悪くはなく、しかもオタクと付き合いたいと思っている二次元絵師」、そして「クールで毒舌で自己中心的なくせに、オタクに貢ぐためにツンデレと女王を交互に演じる黒髪ロング」、さらには「どう見ても普通レベルで、V界隈なら1ヶ月で卒業するタイプなのに、なぜか罵倒も下ネタもなしで人気王になり、しかもオタクに貢ぐVtuber」…… このゲームの世界では、女はみんな主人公を見た瞬間にヤりたくなるらしい。彼女たちの罵倒はただのツンデレ、拒絶はフリ、そして「NO」は実は「YES」、口では嫌がって体は素直、心の底では四六時中主人公に征服されたいと思っている……世界中に男が一人しか残っておらず、交尾した女しか生き残れないという設定でもない限り、こんなシナリオにリアリティを感じることはできない。

『ハミダシクリエイティブ』レビュー

オタクになりたての頃、俺には妙な「優越感」があった。 どこから来たのか自分でも分からないが、なぜか他人より一段上にいるような感覚。まるで二次元こそが人生の最終目標で、二次元を理解しない周りの連中はみんな無為に生きる歩く屍だ、と。白黒の世界の中で、二次元だけが俺をカラーにしてくれる——そんなふうに思っていた。 だから堂々とLINEのアイコンを萌えキャラに変えたし、PCの壁紙も巨乳のお姉ちゃんにした。周りの奇異な視線も、陰口も、むしろ俺を誇らしくさせた。 「二次元が好きな奴は、みんな友達だ。」 当時は自分が最高にイカしてると思っていた。まるで世界が酔っていて俺だけが醒めている、そんな気分だった。
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『ラズベリーキューブ』レビュー

むちゃくちゃヤバい奴がかつて「旧校舎」と「新校舎」という概念を語ったことがある。 もちろん、そいつは人間の言葉を話さないから、要は Old School と New School のことだ。はっきり言えば「新タイプ」と「レトロタイプ」。このパターンは他のゲームにも音楽ジャンルにもあるが、エロゲーの世界にも当然ある。 最初のエロゲーが何だったか覚えてるか? 主人公が美人に出会って、意気投合したら即 fuck、終わったらおしまい。カーマック大神がFPSについて言ったのと同じだ。「ゲームはAVで、ストーリーは余計だ」。裏を返せば、ゲームは気持ちよくなるためのもので、クソみたいなストーリーや創作なんて何の意味がある?気持ちよくないならゲームなんてやる意味あるのか? 普通のゲームでさえこんなに明確なのに、ましてやエロゲーにおいておや。 エロゲーは何のためにある?AVとして見るためだろうが! だからダラダラした起承転結なんてクソ食らえで、さっさと脱いで始めりゃいいんだよ!