アンレス・テルミナリア

『アンレス・テルミナリア』レビュー

何年も前、Google+ がまだ閉鎖していなかった頃、ある親切なネット友達が言っていた。彼が最も嫌いなのは、一部の「アニメ・ゲーム」作品のキャラクターが発するあるセリフで、それが口から出た瞬間に、その作品はクソだと無意識に思ってしまうのだと。 「人間なんて~そんなものだよ」 最初はその考えが理解できなかった。しかし、その後ギャルゲーをどんどんプレイし、いわゆる「神ゲー」に触れるうちに、こうした口を開けば「人間とは……」と語るキャラクターのことが…… マジでムカつくんだよ! 一番嫌なのはそのセリフそのものではなく、話し方の口調だ。高高在上で、自分も「人間」なのに常に神の視点で人類を批判する。自嘲しているのかと思えば、その清廉ぶりはそうは見えない。さらに嫌なのは、その行動が「文句は言うけど解決策は出さない」厄介な奴そのものだということ。たとえば、そういうキャラは決まって神経質に人類の醜さや自己中心性や愚かさをブツブツと呟きながら、自分も同じように醜く、自己中心的で、愚かな行いをしている。しかも真善美を訴えるわけでもなく、自分の愚行の言い訳を探しているように見えるだけで、本当に批判しているわけではない。