『ハミダシクリエイティブ』レビュー
オタクになりたての頃、俺には妙な「優越感」があった。
どこから来たのか自分でも分からないが、なぜか他人より一段上にいるような感覚。まるで二次元こそが人生の最終目標で、二次元を理解しない周りの連中はみんな無為に生きる歩く屍だ、と。白黒の世界の中で、二次元だけが俺をカラーにしてくれる——そんなふうに思っていた。
だから堂々とLINEのアイコンを萌えキャラに変えたし、PCの壁紙も巨乳のお姉ちゃんにした。周りの奇異な視線も、陰口も、むしろ俺を誇らしくさせた。
「二次元が好きな奴は、みんな友達だ。」
当時は自分が最高にイカしてると思っていた。まるで世界が酔っていて俺だけが醒めている、そんな気分だった。