『かけぬけ★青春スパーキング!』レビュー
2020年は世界的に散々な年だった。コロナのせいで多くの産業が打撃を受け、日本のエロゲー業界も例外じゃなかった。
「例外じゃない」と言ったのは、エロゲー業界は理論上コロナの影響を受けないはずだからだ。要はソフトの販売だし、開発はオンラインで協力できる、販売はオンラインショップでできる、客層はオタクばかりで外に出たがらない。どう見てもエロゲーは影響を受けないはず……だが、実際のエロゲー市場はそうじゃなかった。
エロゲーの収益は初回出荷の売上に依存していて、その初回出荷はゲームの質じゃなく、特典が売上を引っ張る構造になっている……
特典は当然、各販売店との連動が必要で、つまりは結局オフライン頼みだ。
2020年にもなって、ソフトの販売がオフラインに依存している。こんな状況は日本くらいだろう。
ただSaga Planetsは資金に困っていないようだった。前作『金恋』でかなりの富を築いていて、売れ行きも良かったのは明らかだ。しかもSaga PlanetsはKeyの親会社であるVisual Artsから離れて独立したという噂まである。調子に乗ってるな。今のSaga Planetsは「金に困らない」段階に戻ったんじゃないかと推測している。
前回Saga Planetsが金に困らなかった時、何をやったか覚えてるか?そう、あの懐かしい流れが帰ってきた!
前回は『カルマルカ』を世に出した。今回は『金恋』が好調だったのを見て、『かけぬけ★青春スパーキング!』を作ったってわけだ。