キミトユメミシ

『キミトユメミシ』レビュー

昔、こんな脳内設定を考えたことがある。 内容は夢に関するものだ。いわゆる「私立探偵」みたいな職業の人間が、他人の夢の中に入り込んで冒険を繰り広げ、最終的には夢の中のその人に対してある物事への見方を変えさせる。もちろん最後は金で動くプロとして。 聞くだと「インセプション」そっくりだが、俺の中ではちょっと違う。どうせ「探偵」や「ハンター」のような立場で「他人の夢」に入るなら、夢の中の設定や環境はすべて夢の持ち主に関係しているはずだ。潜入者としては、環境に素早く適応し、かつ“夢の主の合理的な設定”を利用して自分に有利な条件を手に入れ、任務を達成するべきだろう。 たとえば、ネットゲーム中毒のヤツの夢に入れば、おそらくゲームみたいな世界に配置される。君は夢の主が君に与えた役割設定に素早く適応しつつ、他人の夢の中で浮かないように自分を偽装しなきゃいけない。そのためには夢の主についてある程度知っておく必要がある。好み、性格、果ては内心まで。でなきゃ盲目的に他人の縄張りに入って、失敗するどころか二度と目覚められないチャンスを失うことだってありうる…… 俺はこの設定を一時期マジでクールだと思っていて、みっともない短編のネタ文も書いた。探せばこのブログで見つかると思う。今読み返すと問題だらけで、恥ずかしくてまともに見ていられないけどな。でもその設定を引っ張り出してリメイクし、またネタ文を書こうかと考えている。最近時間とインスピレーションがあるかどうかだ。