ノラと皇女と野良猫ハート
『ノラと皇女と野良猫ハート』シリーズで名を馳せた脚本家・はとがしばらく沈黙した後、帰ってきた。しかも今度はSteamに現れた。『マルコと銀河竜』というゲームが登場したが、いかにも「金に困ってない」風で、おまけに「簡体字中国語に初回対応」なんてのを標準装備している。どう見ても金を搾り取る気満々だ。
実を言うと、この時点で俺のはとに対する印象はもう最悪だった。というのも、『ノラと王女と野良猫ハート2』で過度な「センチメンタル」と「やりたい放題」が始まっていたからだ。あのメインストーリーが何の話なのか、マジでわからなかったし、笑いのツボもどんどん理解不能になっていった。俺个人的には、彼は一部の「著名脚本家」と同じように「精神病化」したんだろうと思っている。オブラートに包めば「芸術的すぎて理解不能」、はっきり言えば「まともに話ができない」ってことだ。
このゲームには多少不満があったけど、馬尾がどうしても送ってくれないので、自分で手に入れてやるしかなかった。
理由は簡単だ:
「やらなきゃdisれないだろ?」
でも、この「金儲けゲーム」をやってみて、どうやら俺ははとを舐めていたらしい。確かに彼はちょっと「精神病」かもしれんが、「小さな金で大きな仕事をする」ことにかけては天才的な才能を持っているのを忘れていた。それは彼が主導した「超低予算ギャルゲー改アニメ」で如実に示されている。
要するに、『マルコと銀河竜』もそういう「小さな金で大きな仕事」なゲームなのだ。
『ノラと皇女と野良猫ハート』については、俺の評価はかなり高い。たとえアニメ版であってもだ。
脚本のはとが話のテンポを作る能力について疑ったことは一度もないし、このはとは本当に頭がいいと思っている。特にアニメ版で出した成果は、最小のコストで最大の効果を上げていた。
で、すぐに『ノラと皇女と野良猫ハート2』が来た。スタッフも元のままで、相変わらずの原液そのまま。どの面を見ても、一作目の肩に乗って一作目の栄光を再現できそうに見える。超展開なんて要らない、一作目のパターンをもう一回コピーすればほぼ安泰!
……安泰だったか? 俺はそうは思わない。
今年もまたクソみたいに大量の日本のエロゲーをプレイしたわけだが、去年と比べればマシになった。
去年は確か80本くらいプレイしたんだが、今年は計算してみたら……77本だった。
ほら、去年より減ってるだろ?これはリア充への道をまた一歩踏み出したってことじゃないか??
正直、このゲームは最初やるつもりはなかった。体験版はずいぶん前に出ていたのにずっと手を出さなかったのには、ちゃんと理由がある。
一つ目は、OP がどうにも刺さらなかったこと。OP にやられてゲームを買ってしまうことが何度もある俺にとって、これはゲーム選びにおける弱点だと思う。
二つ目は、設定があまりにもラノベすぎること。冥界の皇女が地上に来て世界を滅ぼすとか、そんな話ラノベで見飽きてるだろ?異世界からヒロインが降ってきて主人公と出会うなんて、いくらでもあるんだよ!
三つ目は画風。正直あまりにも…妖艶すぎる。キャラデザがどうしても好きになれなくて、どの娘も欲求不満の女性レイパーみたいに見える。俺はやっぱり純粋な萌え豚でいたほうがいいのかもしれない。もっと可愛い絵柄のほうが口に合う。
そんな、どう考えてもくだらない理由でずっとこのゲームを無視していたのに、向こうはやたらと動きが多かった。アニメ化を発表したり、広告を打ったり、セールをやったり。裏の会社がよっぽど太いパイプを持ってるんじゃないかと疑ったくらいだ。最終的には Twitter での怒涛の攻めに耐えきれず、体験版だけでも覗いてみるか…と思った。
そしたらもう止まらなくなった…
どう言えばいいのか、このゲームは想像していたよりずっとずっとずっとずっと面白かった。むしろ佳作だ。