一途な(処女→)彼女と恋したい

『一途な(処女→)彼女と恋したい ver.広橋るな』レビュー

正直、このゲームをいつやったのかも忘れている。最近はとにかく忙しくて疲れていて、ゲームはたくさんやっているのに記事を書く時間がなくて、スクリーンショットを整理しながら思い出すしかない。 このゲームはたぶん「分巻販売の小品抜きゲー」だ。こういう商法にはもうほとんどの人が慣れっこだろう。昨年発売された第一巻『一途な(処女→)彼女と恋したい』はなかなか良かった。俺が「媚びすぎだろ」とかなり強引にツッコんだ以外は、大きな問題はない。最大の長所はあの極めて美しいCGと、特別に綺麗で心がときめくヒロインの絵柄だ。ギャルゲーとしては可もなく不可もなくといったところ。 それから1年以上経ってこのシリーズは第二巻を発売した。しかも名前すら変える気がない。『一途な(処女→)彼女と恋したい ver.広橋るな』 しかもこの「ver」を前に置く書き方が正しいのかも分からない。もし「ver」を分巻の接頭辞にするなら、第一巻の名前にも付けていなかったじゃないか。名前が統一されていないのはまだしも、こんなシンプルな恋愛小品を、よく1年もかけて開発して出せたな。 さて、軽く眺めてみようかと思ったら、このゲームは想像とまったく違っていた。

『一途な(処女→)彼女と恋したい』レビュー

ここ数年のエロゲー市場はマジで縮む一方で、多くの会社が「シナリオもの」なんて作るのを諦めて、こぞって「短小精悍な売り肉抜きゲー」に転身してる。美名その名も「甘い恋愛を追求」だそうだが、実際は抜きゲー製作の低コストで回収してるだけ。みんなこの手の作品に中身なんてないって分かってるし、エロCG見たさに来てるんだってのも分かってるから、製作側も分かっててゲームにエロCGを詰め込む。小品作なら一巻じゃ足りないわけで、ヒロインをまとめて何人も描いておいて分割販売、薄利多売、これ最高じゃん? 今回語るのは『一途な(処女→)彼女と恋したい』、風車社ういんどみるの傘下ブランドCOSMOSから。ぶっちゃけこのゲームの最大の見どころは2つだけ。ひとつは原画の月杜尋、絵がマジで上手いしヒロインがマジで美しい。もうひとつが原案の保住圭。この保住圭は筋金入りのエロ野郎だが、「甘い恋愛」みたいなのを書かせると中々いい。かつての『俺もおまえもちょろすぎないか』なんか良かった。彼女がほしくてたまらないけど軽薄で、見る奴見る奴に告白しまくって、挙げ句の果てにひょんなことからヒロインに告白して、ヒロインがこれまたマジメに騙されてOKしちゃって、二人は先にやっちゃってから付き合い始める的な恋愛物語……