真面目にやって、ダメなのか?
また七夕が来た。というわけで、独身童貞の俺はよくあの嫌な質問をされる。当然、聞かされる言葉で一番多いのはこんなやつだ。
「あら、どうしてまだ相手がいないの~。『合う人がいない』とか言わないでよ。恋愛ってね、場数を踏めば上手くなるものなのよ。とりあえず誰か適当に見つけなさいよ……最後にその子と絶対結婚するわけでもないでしょ。まずは練習、最初からそんな真面目にならなくていいのよ」
そう、ここはファストフード社会だ。何でも今日始めて明日には本塁まで行きたがるほどファストだ。昔は一篇文章を真面目に読み終えてから感想を書けたのに、今はページを高速スクロールしてキーボードを叩き「要約求む」と打つだけ。長文ブログを誰もが書いていた時代から、140字のX(X)を無脳でリポストする時代へ。百家争鳴だったオリジナルから、今やどこもロボットみたいなマーケティングばかり。このすべてが新しい時代の到来を示している。ファストフードの時代であり、エンタメの時代だ。人はもはや含蓄を持たず、露骨な内容でさまざまな性行為や性器を語る。曲解もからかいもできないものはない。俺たちはそれに哲学っぽい名前をつけて「ツッコミ」と呼んだ(本来のツッコミの意味とは違うけど)。ツッコミにマジレスすると、決まって聞かされるお馴染みの一言。