三角恋愛

『トリプルペアリング』レビュー

新作を流れ作業で出すことで定評のある老舗・HookSoftの新作が出た。今回のテーマは「三角恋愛」。正直、このテーマを見たときはちょっと驚いた。何しろ「純愛」一筋の老舗ブランドなら、「一発で妃を選べる」ゲームを出すべきであろうに、胃が痛くなるような、二股どころかNTRの赤線に近づく「三角関係」とはこれいかに。 とはいえ日本のギャルゲー市場がじわ下がりしている現状を考えれば、何か爆発的なものを出さねば人気も話題も取れない、というのも分からなくはない。実際、発売後の初回起動はなかなか衝撃だった。まず本作は、あのクソみたいな720p解像度の画面を完全に捨て去り、1080pはおろかそれ以上の画質へと移行している。おまけに動的な表情効果まで搭載し、ヒロインが表情を変えたり瞬きをしたりする(技術的には昔からあるが)。そのうえ使えるかどうか怪しい表組みの演出や顔文字シールで漫画っぽさを盛ってくる。少なくとも見た目は面白く、従来の「平面会話シミュレーター」よりずっと生き生きしている。