『創作彼女の恋愛公式』レビュー
2021年の初め、ギャルゲーを遊んでいて思わずこう呟いた。
「今年の序盤のゲーム、こんなにクソじゃ、下半期の大作しか今年の評価を救えねえだろ」
そして下半期まで待った。伝説の「大作」がついに現れた。
『創作彼女の恋愛公式』
発表時はバフがてんこ盛りだった。「G線」の絵師、新島夕の専属プロデューサー、誰よりも恋愛を分かっていると豪語し、小品作の数々でLightを一年延命させたCampusの脚本、そしてAkabesoft2が本社最高のアシスト資源を投入。すべてがこのゲームに年末の一撃を託していた。
その後体験版が公開された。正直、体験版には鼻につくところもクソなところもあったが、全体としては悪くない出来だと思った。何より女二号の「桐葉」が目を引いた。上半期には絵師としてゲームのデバッグに参加していることを突っ込んでいたのに、下半期には主人公を繰り返しPUAするゲームのヒロインに変貌し、シナリオにハイライトを生み出していた。
だから発売を楽しみにしていた。そして年末、製品版が来た。攻略にシナリオロックがあると書かれているのを見て、嫌な予感がした。後に公開されたOPのタイトル「奇跡なんて、いらない」を見て、その予感は確信に変わった。
「まさか、このゲームまたクソみたいなことやってんじゃねえだろうな」
残念ながら、予感はまたも的中した。