変態王子と笑わない猫。

『变态王子与不笑猫PSP』レビュー

日本のラノベ市場の作品の大部分に対して、俺はそこまで高い評価を持っていない。ストーリーはともかく、まず語りの滑らかさが大きな問題だ。読んでいてまあ許せると思える作品はごくわずかで、大半は中学生レベルの語り口、単純粗暴な展開、退屈極まりない倒れ込み、そして意味ありげに「正義の味方」を大げさに語るだけ。正直、目新しさを感じるものは少なく、この点では俺は国内の作品の方が好きだ。 もちろん無理もない。ラノベという産物はイラストと共に興ってきたものだから、ストーリーがダメでイラストが良い作品にはこんな言葉がある。 「イラストを買ってトイレットペーパーをおまけで貰う。」 一番ムカつくのはブサイクな人間じゃなくて、ブサイクなのに自分をイケてると思っている人間だ。 一番アホらしいのはアホに見える人間じゃなくて、アホなのにずっとそこら中でイキっている人間だ。 大部分のラノベ作品についても俺はそう見ている。ただし一部の作品は除く。『変態王子と笑わない猫。』はその一つだ。