『向日葵の教会と長い夏休み』レビュー
最近、地方に足止めを食らっていて、ネットもスーパーもなければ東方樹葉も草場も竹竿男も友達もいない。そこでWin8タブレットを持ってきていてよかったとしみじみ思いつつ、ギャルゲーを始めた。やったのは『向日葵の教会と長い夏休み』。3日かけてメインルートを全部通した。なんというか、心のどこかを揺さぶられたし、同時に、口に出さないと気が済まないものもあった。
『向日葵の教会と長い夏休み』は、夏に、そして故郷に帰ってきた主人公のひと夏の物語だ。今の季節にやるにはうってつけの一作で、脚本家がTwitterで言っていた通り、詠と雛のルートがメインらしいので、まずその二人のルートを優先して進めた。終わってみて分かったのは、物語は紹介文から想像していたよりずっと……複雑だということ。これを「夏休みに起きた出来事」と呼ぶより、ゲームのOPで語られる「これは変化と、変わらないものについての物語だ」と言ったほうがしっくりくる。
節操と自分の怠慢のために、今回はネタバレなしでいく。