妹ぱらだいす
周树人はかつてこう言った。Moonstone Cherryはいい会社だ、と。
この会社には妹ぱらだいす!というシリーズの名作がある。このシリーズのおかげで当ブログは大量のアクセスを獲得できた。信じられないならサイドバーの「全サイト人気記事」を見てほしい。タイトルが堂々と載っているから。
もちろん『妹ぱらだいす!』(妹天国)が人気なのは妹系抜きゲーというだけではなく、「実用性」の面での進化によるところが大きい。キャラデザイン自体にこれといった亮点はないものの、HCGはかなり力が入っている。10年前の時点ですでにEmotionを採用していたし、「発射カウントダウン」機能まであった。画面越しのヒロインと相思相愛になれるというわけだ。10年前にしてこのゲームにクタクタにされた記憶がある。
その後続編も2作出ている。初代ほどのインパクトはないが、当代最高クラスの声優に入れ替え、そして「実用性」という伝統はしっかり守っている。特に3作目は音楽のクオリティも上がっていて、まさにクラシックの再復刻といった感じだ。
しかしMoonstone Cherryも一本の木に縛られるのは良くないと思ったのか、その後「妹ぱらだいす!」シリーズは出さなくなり、企画「呉老二」の指揮のもと、どう見てもおかしいゲームをリリースし始める……。
「性開放世界へようこそ」だの「性地下世界へようこそ」だの、わけがわからない。そして今回リリースされたのがこの『夕凪荘のS級の彼女たち』だ。
去年の十月、北京で瘋牛居士竹牛逼が東四民芳レストランで灌腸をご馳走してくれた時、彼がこんな質問をしてきた。
「お前のブログ、今かなりイケてるよな?」 「イケてるも何もないわ。俺のブログでイケてるのは一箇所だけだ。」 「どこだ?」 「Googleで「妹ぱらだいす2」って検索してみろ。一番上に何が出るか見てみろ。」 「何を検索するって?一摩托……何だ?」 「日本語だよ!」
それから竹牛逼に「妹ぱらだいす2」を検索するよう指示して、一番上の結果を見た竹牛逼も思わずこう唸った。
「すげえすげえすげえ、マジすげえ。」 「だろ?俺のブログの唯一すごいところはこれだけだ。まあ、どう説明していいかはわからんがな。」
『妹ぱらだいす 2』は『妹ぱらだいす』の続編だ。少なくとも精神続編ではない。
なぜそう言い切れるかというと、たぶん比較画像が一枚必要になる。
こちらが妹ぱらだいす 1 の主人公のキャラデザ:
そしてこちらが妹ぱらだいす 2 の主人公のキャラデザ:
しかも言っておくと、二つのゲームのキャラは同一人物という概念が存在しない……
ふざけんな!!!
『妹ぱらだいす』は絵柄のいい純愛系のゲームで、物語は家庭と家族愛を軸にしている。両親が旅行中、年長の兄が5人の妹の面倒を見るという話だ。
大半のギャルゲーは小説化の方向へ進んでいるが、どこか中途半端な感じがある。そう言うのは、本物の小説にはそこまで会話や日常がないのに、ギャルゲーにはあるからだ。音声がある以上、会話がなければCVの存在意義もない。だから大半のギャルゲーは好評な作品であっても、日常パートがやや冗長に見える。日常が終わってから、ようやく伏線が回収されて物語が動き出すすることが多い。
僕はギャルゲーのシナリオがより洗練されていく試みには期待しているが、驚きが来るまでは、ギャルゲー自体は普通の古典的純愛作品のほうがいい。その点で『妹ぱらだいす』はよくできている。