小説

漫画から作文選集、小説、そしてギャルゲーへ……

俺の読書歴は小学校まで遡る。親父が雑誌を定期購読していた頃、一冊の『児童漫画』を取っていた。これは中国で最も早い漫画雑誌の一つで、『ドラえもん』をはじめとする初期の日本漫画もこの雑誌経由で入ってきた。ただ当時の風潮は今とは違い、所詮は国産誌だけあって内容の9割は中国漫画で、しかもかなりの部分が小中学生の手描きだった。 当時はまだガキで、読むと言ってもただの冷やかし。しかもなかなかの悪趣味で、漫画に「糞尿屁」系の下品なネタが出てくると逆に嬉しくなって、親や友達のところへ持って行って一緒に見せたものだ……思い返すと本当にロクなガキじゃなかった。 そういえば『児童漫画』は今もまだ生き残っているらしいが、老編集長の何人かはもう亡くなっているはずだ。正直、あのおじさんたちの絵は結構好きだった。ストーリーも今の国産アニメより百倍マシで、しかも自前のツッコミ属性を備えていて、当時の中高年のユーモアが効いていた。もう一つ特筆すべきは、『児童漫画』を通じて俺はフラグを立てていたらしいこと。たまたま小学校のクラスのガリ勉が同じ雑誌を読んでいるのを見つけ、それを機に少し言葉を交わした。そして……その後は何もなかった……

猎梦人

作者:plum 「うちの雑誌に必要なのは価値ある内容だ。お前が見つけてきたような巷の噂話なんて何の役に立つんだ?」 社長の言葉がまだ耳に残っていて、暁楽は思わず身震いした…… 新入社員なら叱られるのはよくあること…… 「午前7時半から8時までなら時間がある。君のインタビューを受けてもいい」 昨日、次の取材のアポを取った。社長はこれが最後のチャンスだと言った…… 時計を見ると朝7時。あと30分でそこに着けるか、間に合うかどうか分からない。 また社長の怒鳴り声を思い出し……暁楽はため息をついた……仕方ない、彼女は新人なのだ。そう思うと、就職活動をしていた頃の日々が蘇ってきた。