感想

『ウチはもう、延期できない。』レビュー

Sonoraというブランドは最初、どちらかといえば「今どきの若者」に寄せたノリを作ろうとしていた気がする。1作目が「ソシャゲ課金」ネタ、2作目が「二次元アイドル」ネタ。どれも今どきの若者が大好きで流行っている題材だ。ギャルゲーメーカーが新ブランドを立ち上げて新規ユーザーを取り込みたいなら、そういう動きは至って普通だ。 ところが3作目で様子がおかしくなり、「エロゲーショップを開く」みたいな妙にコアな話題を出してきた。そして今回の4作目で完全に解き放たれた。エロゲープレイヤーにはお馴染みで、若者は全く興味を持たないあの領域、「エロゲー開発」へと踏み込んだのだ。 『ウチはもう、延期できない。』 タイトルは、今のエロゲー開発会社の現状の一部をそのまま表している。コロナで人手不足、金も足りない、斜陽産業に追い打ち、開発はたびたび延期、発売日は飛びまくる。もはや業界の日常だ。 このゲームのテーマは発売前から想像できた。Sonoraの前作エロゲーショップゲーのノリからして、エロゲー制作会社の日常をギャーギャー笑い飛ばしつつ、前作のエロゲーショップや一部アイドルキャラをカメオ出演させる。仕事が忙しい描写も少しはあるけど、すぐに危機を脱して最後はハッピーエンド……。 で、このゲーム……本当に想像通りだった。

『創作彼女の恋愛公式』レビュー

2021年の初め、ギャルゲーを遊んでいて思わずこう呟いた。 「今年の序盤のゲーム、こんなにクソじゃ、下半期の大作しか今年の評価を救えねえだろ」 そして下半期まで待った。伝説の「大作」がついに現れた。 『創作彼女の恋愛公式』 発表時はバフがてんこ盛りだった。「G線」の絵師、新島夕の専属プロデューサー、誰よりも恋愛を分かっていると豪語し、小品作の数々でLightを一年延命させたCampusの脚本、そしてAkabesoft2が本社最高のアシスト資源を投入。すべてがこのゲームに年末の一撃を託していた。 その後体験版が公開された。正直、体験版には鼻につくところもクソなところもあったが、全体としては悪くない出来だと思った。何より女二号の「桐葉」が目を引いた。上半期には絵師としてゲームのデバッグに参加していることを突っ込んでいたのに、下半期には主人公を繰り返しPUAするゲームのヒロインに変貌し、シナリオにハイライトを生み出していた。 だから発売を楽しみにしていた。そして年末、製品版が来た。攻略にシナリオロックがあると書かれているのを見て、嫌な予感がした。後に公開されたOPのタイトル「奇跡なんて、いらない」を見て、その予感は確信に変わった。 「まさか、このゲームまたクソみたいなことやってんじゃねえだろうな」 残念ながら、予感はまたも的中した。

RG351MP の正直な感想

周哥(Maxzhou)は「オープンソース携帯ゲーム機」界隈で、愛すべき存在であり同時に恨めしい存在でもある。 愛すべき理由は、彼が常に新しい製品を出し続けていて、しかも新製品はどれも悪くなさそうに見えるからだ。 恨めしい理由は、出てくる新製品がどれも高くて、性能の向上はごくわずかで、「搾取」だとツッコミを入れられているからだ。 正直に言えば、周哥のマシンには利益はあるものの、搾取とまでは言えない。彼のマシンはオープンソースの方案に独自の改修と最適化をかなり加えているからだ。例えば品質の高い金属外殻に交換したり、触り心地のいい導電ゴムやメタルドームを入れたりしている。この手の携帯ゲーム機にそんな金額の価値はないと言うこともできるが、自分で買ってModした費用は実は周哥から直接買うのと大差ない。周哥はオープンソース携帯ゲーム機を全部Mod済みの完成品として売ってくれて、後のいじる手間を省いてくれると捉えられる。 そういう目で見れば、確かに高くはない。
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Surface Pro 8:買ってよかった点と微妙な点

これを買った理由は単純で、前のSurface Pro 4の代わりだ。あのSurface Pro 4は、DingTalkで授業を1つ開くだけでひどく過熱した。それどころか画面がちらつく問題まで出た。後で調べて分かったのだが、この画面のちらつきは持病みたいなもので、当時「張ちゃん」もこのせいで本体を交換している。自分はこれまでこのタブレットで「重い作業」をしたことがなかったからか、この問題には遭遇していなかっただけらしい。 とにかくSurface Pro 4はもう要求に応えられなくなったので、Surface Pro 8を買った。 構成はi5 + 256GB + 16G RAMで、標準のキーボード・ペン・カバーが付属。ダブルトゥエルブ(12月12日)のセールで、全部込みで9998元だった。なかなかいい価格だろう。

『星の乙女と六華の姉妹』レビュー

そういえば、女装潜入モノをプレイするのはもう10年近くぶりだ。 え?「Monkeys?」のこと?あれはノーカウント。あれは精神病ゲーだから。 いわゆる「女装潜入」ものを長年にわたって作り続けている会社といえば、みんなおなじみの音符社こと ensemble だろう。この音符社のゲームはなんというか、感想をうまく言葉にできない。会社はずっと牙膏メーカー Intel の TikTok のようなペースでギャルゲーを出し続け、「女装潜入」と「お嬢様」の2つの要素を交互に組み合わせて作品を作ってきたのに、これだけ長いことやってても印象に残るものが少ない。多くの人はこのブランドを意識的にスルーしている節すらある。 理由は簡単で、同質化がひどすぎるからだ。 いわゆる「お嬢様」ゲーは、とても華やかな絵柄に「性転換小時代」レベルのシナリオを合わせたもので、プレイヤーはズボンを脱いでシナリオを C し、一発抜いて終わり。 「女装潜入」も同じく華やかな絵柄に「百合小時代」レベルのシナリオを合わせたもので、プレイヤーはズボンを脱いでシナリオを C し、一発抜いて終わり。 そうこうするうちに、このブランドのゲームは「シナリオなんてほぼない、とにかく女の子の絵が華やかで、ところどころ実用的、見た目目当てでオカズにする」というのがデフォルトになっていった。OP と ED は永遠に Duca、タイトルは永遠に「乙女」「花咲く」のたぐい。ensemble という会社は、そうやってぬるま湯で細々と生き長らえてきた。 ところが最近、何かを変えようとしているらしい。ゲームのシナリオと語りの力に手を入れ始めていて、前回は忍者モノを出し、そして今回の「女装潜入」作品はさらにガラッと変わっていて、なぜか妙に……刺さった。 『星の乙女と六華の姉妹』 タイトルはありがちだし設定もありがちだが、この ensemble をよく見ている人なら一目でわかる違いがある。 「このゲーム、絵柄が目に見えてクオリティダウンしている。」 絵のクオリティが下がった代わりに、ゲーム全体が変革されている。好奇心からプレイしてみて、本作はまさに ensemble の「女装潜入」……いや、全シリーズを通して最大胆な作品であり、最も奇妙な作品だと思わざるを得なかった。 ゲームのシナリオは簡単に言うとシンプルだが、そう単純でもない。

『思い出抱えてアイにコイ!!』レビュー

前置きすると、実はこのゲームはやりたくもなかった。Hookにはもうがっかりしていて、高凝集低結合の流水線モードで開発されたシナリオを見るだけでうんざりするし、あの万年変わらない最大解像度720Pが合わさって血圧がMAXだ…… でも「地雷」があると聞いたので突っ込んだ。わかるだろ、俺は「地雷」を遊ぶのが大好きなんだ。これが「ドM」の一種なのかは自分でもわからん。しかももっと気まずいことに、このゲームを遊んでしばらくしてから原稿依頼が来た。 だからわかるだろ、すでにこのゲームについてそこそこ長い商業稿を書き上げたところで、もう一度このゲームについて語れと言われると、正直めちゃくちゃ疲れる。しかもこのゲームはシナリオ面で本当に語るところが少ない。無理に言うなら、ゲームの「立意」と「翻車」ポイントから話してみよう。

Lenovo Chromebook Duet を使ってみた

以前、私はかなり怒りながらAndroidタブレットの生産性なんてクソだと書いた記憶がある。 もちろん、後日Xiaomiストアに行って実際に触ってみたときも、自分の考えは変わらなかった。そもそも「Xiaomi Pad 5 Pro」でも、生産性はクソのひとつもなかった。最大の不満は、Androidでは入力メソッドが依然としてカーソル追従を完璧には実現できず、多くの場面で「上で打って、下で変換候補を選ぶ」というアホみたいな状況になることだ。ましてやブラウザがまともに使えない問題については言うまでもない…… 結局俺が選んだのは Chromebook Duet を試すことだった。メルカリで1台入手して、USI タッチペンも1本買った。値上がり前に買ったんだけど、売り手は最初50で出してて、翌日に安すぎたと気づいて慌てて値上げしてた。まあ俺は早めに手を打ってたからな。

『けもの道☆ガーリッシュスクエア』レビュー

かつて、とても好きな絵師がいた。白もち桜である。中国語では「白餅桜」と訳されることもある。Twitterのアカウントが開設されて間もなくフォローしたのだが、不思議なことに向こうからもフォローしてくれた。 茉宮祈芹さんに次いで、俺をフォローしてくれた2人目の絵師だったはずだ。 彼女のキャラクターにはかなり好感を持っていて、一番好きだったのはやはりナツイロココロロッグだ。ヒロインの表現が本当に心に響いたし、後の魔女こいにっきで参加したキャラクターも人物造形に昇華をもたらしていた。 白もち桜が描くキャラクターは、顔に八重歯、そして綺麗な衣装がメインで、本当に少女らしさを感じさせる。ただ欠点もはっきりしていて、いわゆる「判子絵」――要するに、何を描いても同じ顔になるのだ。 その後、白もち桜はいくつかの新作に参加し、たくさんの絵も描いたが、残念ながら大きな進歩は見られなかった。彼女の筆が生み出すキャラクターはいつも同じポーズばかりで、常にパンツを見せ、常に同じ笑顔……。 次第に、俺は彼女の描くキャラクターに反応しなくなっていった。対照的に、茉宮祈芹は普段は露出の高いエロ絵を描いていても、多くのゲーム制作で魅力的なキャラクターを出してくれる。例えば、あの『タマユラミライ』とか。 そして何より、彼女はもう長い間ギャルゲーの原画を手がけていない。以前は配信もやっていて、スーパーマリオを一度プレイしたことがあるのだが、その過程は見ているこっちの血圧が上がるだけだった。 しかし最近、彼女はついに復帰した。しかも漩涡社と組んで、小品を作ったのだ。名前が覚えられない。確か…… けもの道☆ガーリッシュスクエア

Keychron K3 をしばらく使った感想

いろんな言い訳をこねくり回して、キーボードが一本必要になった。条件はこんな感じ: 持ち運びやすく、小さめ Bluetoothで複数デバイス対応 最低84キー。Fキーと矢印キーがない苦しみにはもううんざり 作りがしっかりしている で、最終的に目に留まったのがKeychron K3。実質、京東京造のK3版でもある。このキーボードはネットで議論が多くて、評価が極端に二極化している。KOLの大半は一貫して絶賛で、自分が見ても特に問題は見当たらないし、スペックも悪くない。ロープロファイル軸だけど、別にそれは構わないと思った。面白いのは、ネット上の悪評の多くが「ゴミ」の一言で、どこがゴミなのか細かく書いていないこと。逆に好評はとても詳しい。これには不思議に思った。宣伝が強すぎて本音の感想が覆い隠されているのか? それとも本当にそれだけ良いのか?
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Redmi Watch 2 の正直な感想

なぜRedmi Watch 2を買ったのか。一番の理由はFossilの時計を修理に出したら、相手が「工場送りで最低1ヶ月かかる」と言ってきたからだ。 1ヶ月も手元に時間を見るものがないのは困る。というわけで新しい口実ができたので、これを買った。発売と同時に飛びついて、最終的に299元くらいで手に入れた。定価はたぶん399元だったはず。 箱は至ってシンプル。開けるとこれが出てくる。「大きいリストバンド」とはいえ、質感はマジでいい。遠目に見ると本当にApple Watchに見えるし、近くで見ても全然似てる。スワイプしなければApple Watchのふりができる。 2週間ほど使って、この製品についていくつか思うところがあったので、ここに記録しておく。