春音アリス*グラム

『白恋サクラ*グラム』レビュー

去年、とんでもなくヤバいゲームがあって、俺は大プッシュした。それが『春音アリス*グラム』だ。 そして今年、その続編が出た。『白恋サクラ*グラム』。プレイし終えて星空を見上げると、いろいろと波紋が広がる。よく言うだろ、日本は「エロゲー戦国時代」。各社が海に飛び込んで血みどろの潰し合いをやってて、生き残りと売上のために奇策を繰り出すが、それでも死傷者は続出している。 そんな神々が頭を絞って「どうやってオタクに金を出させるか」を考えている中、偉大なる Nanawind はやはり俺を裏切らなかった。『白恋サクラ*グラム』で満足のいく解答用紙を提出してきたわけだ。 エロゲーが生き残るには売れなきゃ話にならない。そして『白恋サクラ*グラム』は商業化の面で極端に成功している。ああ、むしろ「教科書通りの成功」と言ったほうがいい。

『春音アリス*グラム』レビュー

『春音アリス*グラム』、別名『私と黒タイツ白タイツ金髪巨乳ちゃんたちの精神病院での日常』。日本のエロゲー会社、Nanawind作品。豪華絵師の七尾奈留、高苗京鈴が全力投球。豪華声優陣といえば、36歳にして仕事が見つからず、Twitterでエロゲー会社に土下座して頼み込んでも誰にも相手にされない仙台のおばさんがヒロインを担当、30歳目前でまだ嫁に行けない石原舞がサブヒロインに当選、『ガールズ&パンツァー』で一度ヒロインをやったきりアニメの仕事が来なくなった専業声優の尾崎真実が本気で知的障害者っぽく外国のお嬢様を演じる。何度も発売延期を重ね、シナリオを何度も練り直し、今月ようやく堂々発売。PlayDRMが見事にガードして、数千人のオタクは300の謎の限定版を眺めながらゲームができずに肩を落とす。発売から2週間、『批評空間』の今月最も物議を醸したゲームランキングで第5位にランクイン。あのバグまみれのタンテイセブンに次ぐ順位だ。