K314P というイヤホンはなぜ1000元まで値上がりしたのか。
俺が買った当時、こいつは低音がやや乏しい、上寄りで抜けのいいイヤホン程度にしか聴こえなかった。まあ、ろくに聴き込んでもいないけど……ただ思ったのは:
この価格帯のイヤホンなんて、鳴ればいいんだよ……
ところがその「鳴ればいい」がK314Pは大当たりした。オカルトの先生方の分析によれば、K314Pの高域はK3003に匹敵する、あるいは超えるレベルに達しているらしい。K3003って分かる?ハイブリッド型のフラッグシップだぞ!
そして、こいつは生産終了した……そしてこの高域の高さに届く製品は、他にない。
だから値上がりした。
大学に入ったばかりの頃、初めてのインイヤー型イヤホンを買った。確かEDIFIERのやつだったと思う。耳に突っ込んだ瞬間、新しい世界が開けた。
時間が経つにつれて、イヤホンといえばインイヤー型、というのが暗黙のルールになっていった。そもそも基礎的な遮音もできない代物だと、聴いていてつらいだけだし、低域やら高域やらの調整も難しい。
ところが人間ってのは面倒くさい生き物で、最近になってインナーイヤー型(平頭塞)にハマっている。きっかけは古いCreative Airを引っ張り出してきたことで、その広めの音場にちょっと驚いた。そこでようやく、インナーイヤー型にもインイヤー型にはできないことがあるんだと気づいた。
ただインナーイヤー型はハイエンドが本当に少ない。あったとしても今から追うのは難しい。幸いbeyerdynamicがちょうど入門モデルを出していたので、試しに聴いてみた。するとこれがまた、新しい世界を発見したような気分になった。何というか、少し広めの音場、それほど窮屈じゃない低音、そして豊かな中域。静かな夜に聴くと、確かに普段とは違う感覚を与えてくれる。
もちろん、静かな夜に、だ。インナーイヤー型の泣き所は遮音性がクソなことだから。